アメリカ南西部ドライブ旅行記   (2001/5/12〜22)

5月14日(月)

記        事 写    真
 やはり朝5時起床。6時前にはチェックアウト。この時間にはモーテルの事務所はまだ開いていないのでキーを部屋においたまま出かける。
 サガロ国立公園東部に行く。Visitor Centerも勿論まだ開いていない。園内は一方通行の周遊ドライブ・ルートがあり、ところどころに駐車場があり、そこから園内を散策できるようになっている。ここもやはりアリゾナ特有のサボテンが密生している。散策しようと思ったが、蛇などが出てくると怖いのでやめてドライブだけにする。まだ早朝なので鳥、とかげ、蛇、ウサギなど多くの野生動物が活動しているのを観察できた。ドライブ・ルートは途中写真を撮りながらでも1時間もかからない。
 サガロ国立公園を後にして地方道を経由してインターステート10号線に向かう。次の目的地チリカウア国定公園に向かう。インターステート10号線を1時間ばかり走行してWillcoxで降りる。ここから186,181号線でおよそ40マイル。殆ど人家が無い大平原の中を走る。途中道路の起伏がある。起伏のある道路にさしかかるとDIPと記された道路標識がある。この起伏のある道を時速150km位で走るととてもスリルがある。下り坂では大地にたたきつけられそうな、上りでは車が宙に浮き上がりそうなとてもスリリングなドライブだ。遠くに山岳部が見えてきた。多分そこが目的地のチリカウア国定公園なのだろうと予想する。
 Visitor Centerには9時前に到着。Visitor Centerでアメリカのすべての国立公園に1年間入園できるというゴールデン・イーグル・パス(50ドル)を少し優越感のようなものを感じながら係員に提示し園内の地図入りのパンフレットをもらう。また、パスポート・ブックと呼ばれるスタンプ帳にここのスタンプを押す。Visitor Centerの標高は1646m、ここから標高2094mのMassai Pointと呼ばれるView Pointを目指す。最初は森の中を走行。木々の間から巨大な岩の柱が林立しているのが見える。Massai Pointに到着。Massai Point Natural Trailと呼ばれる短いTrailを歩く。ここからは遠くにおびただしい数の岩の柱を見ることができる。スケール的には北海道の層雲峡よりははるかに大きいがアメリカのブライスキャニオン国立公園よりは小さいと思う。Bryce Canyonとは岩の色が全然異なる。Bryce Canyonの赤茶けた岩に対して、こちらのは黒っぽい岩に多くの苔が付着しており苔むした色となっている。Echo Canyon Trailと呼ばれるおよそ6km、標高差137mのTrailを歩く。間近に巨大な岩の柱に迫ったり、岩のトンネルを抜けたり、壮大な景色を見たりとおよそ2時間強のとても健康的な散策だった。
 チリカウア国定公園は日本からはどちらかというと行きにくい場所だろう。アリゾナ州の南東部に位置している。まず車が無ければならない。日本人でチリカウア国定公園を訪問したことのある日本人がどの程度いるか気に掛かった。また、日本人でここを訪問した人は少ないだろうというちょっとした自己満足を覚えた。
 同じ道を引き返し再びWillcoxまで行き、インターステート10号線で更に東進し、次の目的地エルパソを目指す。長い直線が続く。20〜30マイルの直線だろう。ニューメキシコ州の最高速度は75マイル。90マイル弱で走るが真っ直ぐな道、交通量の少なさということでとても遅く感じる。Las Crucesの街で10号線は今までの東方向から南方向に曲がる。ここからおよそ20マイルでテキサス州だ。
 エルパソ市はテキサス州の最西部に位置するメキシコとリオグランデ川を挟んで位置する国境の街だ。テキサス州ニュー・メキシコ州とは時差が1時間ある。カリフォルニア州とは2時間の差だ。エルパソ市に到着したのはテキサス州時間で夕方5時頃。インターステート10号線は片側車線数6となり交通量も通勤者でとても多くなった。道路の分岐も多くなり、走行にはとても気を遣う。おまけにテキサス州ではカーナビはMAPが表示されない。テキサス州のカーナビ用の地図はカーナビ用CDには入っていないのだ。道路地図を頼りにメキシコ国境に一番近いと思われるインターチェンジ出口を出て国境を目指す。アメリカとメキシコを結ぶ橋に一番近いところに位置するスーパーの駐車場に駐車する。メキシコへはレンタカーでは入れないのだ。メキシコに入ると保険が適用されなくなるのだ。仕方がないので徒歩でメキシコ側に行くことにする。リオ・グランデ河にかかる橋を渡るのは有料で25セントかかる。橋にはアメリカからメキシコに戻る多くのメキシコ人労働者が沢山いた。橋の中央付近にはアメリカ、メキシコの国境線が記されている。メキシコ側に入った。何も入国審査はしていない。そのまま通過できる。私達はパスポートにメキシコのスタンプを押してもらいたかったので、入国審査事務所に入りお願いしてスタンプを押してもらった。これでメキシコに行ったことがあるという実績ができた。メキシコに入ると周りの自動車は傷だらけ殆どの車はでこぼこで古い。アメリカでもときたまポンコツ車を見るがメキシコでは殆どの車がポンコツだ。アメリカへの帰りはもうひとつの橋まで行かなければならない。アメリカ側に戻る。アメリカ側ではすべての人が入国審査を受ける。
 再びインターステート10号線に戻りカールズバット国立公園を目指す。エルパソからカールズバットへ行くには国道62号線を利用する。カーナビ無しで国道62号線に入るのはとても難しかった。迷うことおよそ2時間、やっと国道62号線に入れた。エルパソからカールズバット国立公園の入り口の街であるWhite Cityまではおよそ200km。殆ど真っ直ぐな国道62号線をひたすら走る。国道62号線は砂漠の中を走っている道路みたいだ。対向車のヘッドライトがおよそ40マイル先から見える。対向車のライトは見えてはいるのだが走れども走れどもすれ違わない。真っ暗な中、この道をおよそ90〜100マイルの速度でひたすら走る。この200kmの間、ガソリン・スタンドやモーテルは一切無い。 やっとWhite Cityに到着。White Cityはニューメキシコ州。時は既にアリゾナ時間で午後11時過ぎ、モーテル宿泊可能かどうか心配だった。でもニューメキシコ州では時差のため午後10時過ぎ。無事チェックインできた。でも数少ないレストランは既に閉まっている。この日は夕食抜き。

サガロ国立公園入り口


サガロ国立公園内で見た野ウサギ


インターステート10号線


Chiricahua国定公園


Chiricahua国定公園 Trail


インターステート10号線


テキサス州インフォメーション・センター

エルパソ。アメリカ、メキシコ国境


今夜の宿泊モーテル

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