肺 癌 ( 腺 が ん )      闘 病 記 録      最新  次頁 前頁  最初
日 時
2015/04/10
(金)
退院 (19日目)

午前5:00起床。 しばらくうとうとしながら朝のバイタルまで時間を過ごす。

朝バイタル、血圧121-81、36.6℃、98%/66bpm、体重測定があった。 入院前よりも約1.5kg増えている。 排便量が少ないことおよびここ数日病院食以外に500〜600Kcal分の食べ物を余分に摂取しているからだと思う。 朝、はいつも体調はかなり良いようだ。 就寝時に掛けて徐々に体調が悪くなっているような気がする。 血圧変動が大きい、体温が低い、酸素飽和度/心拍数の数値が悪化、ふらつくほどまではいかないが何となく頭がボーッとする、左前頭葉部に軽い頭痛。
 午前主治医回診。 帰宅後のスケジュールなどを考慮するとできる限り早く退院した方が良いと判断したので土曜日退院の予定を本日退院に急遽変更していただく。
 退院手続き 診療料:1279570円、自己負担額:94320円 日本の健康保険制度の有難さを実感。 
 帰路、新宿のビックカメラに立ち寄り、血圧計を購入。 抗がん剤投与後、どうも血圧が以前より10〜30mmHg程度高いようでかつ安定していない。 自宅療養中も自分で血圧をチェックし続けようと思う。
 JR新宿駅のホームへの階段を上る。 重いキャリーバッグを抱えながら上るのでかなり辛い。途中2回休憩せざるを得なかった。 階段を登りきったとき酸素飽和度は記憶では87%/115bpm程度だったと思う。
 帰宅。 すべきことが山ほどある。 次の入院まで自炊しなければならない。 録画機、残りディスク容量40時間分しか残っていない。入院中に録画された番組およそ60本、大急ぎでCMカットしてダビングしなければならない。 近くのスーパーに今日の昼食と夕食用の食材などを買いに行く。 
昼食、夕食の調理、包丁を使うのが怖い。 血小板数が極端に少ないので万が一包丁で指を切ったりすれば大変だ。
入院中に更新したホームページのアップロード。 メールも1000件近く溜まっていた。殆ど迷惑メールだ。
入院中はネットにアクセスできなかった。 ネットで「アムリタ、アバスチン、カルボプラチン、CRP等」医師向けの情報を調べる。 次回入院時までにこれらを印刷して入院中に勉強しようと思う。専門的な内容で100ページ以上ある。
 雑用に追いまくられ就寝は午前1時半。
 
4月2日採血痕。未だに血管両側に赤い痣が残っている右手
4月6日採血痕も左腕に残っているが、痣周辺が黄色くなり回復しつつあるようだ。
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2015/04/09
(木)
 (18日目)
5:30起床 
6:30朝バイタル、134-85、98%/65bpm、36.7℃、採血
9:00主治医回診 今日の採血結果を見て退院可否を決めるとのこと。 明日にでも退院できると思うが2日後に退院させていただくようにお願いしようと思っている。 ある保険の入院保障の支給要件を確実にするためだ。 支給要件は治療を目的とする20日以上の入院となっているからだ。 ただし30日以内に再入院すれば再入院の入院日数も加算される。 今回の化学療法は複数回の投与が予定されており、ほぼ確実に30日以内に入院すると思われるが、万が一に備え1回の入院で20日をキープしておきたいと思うからだ。
午前、病院敷地内散歩。 スタート時、97%/75bpm、10周後(約7000歩、1時間)92%/85bpm

2015年4月9日朝採血結果
H25
7/11
8/8 9/5 10/23 H26
1/6
3/4 3/5 3/6 6/13 10/09 H27
3/6
3/24 3/30 04/02 04/06 04/10 基準値 意 味
総蛋白 6.5 6.7 6.6 6.8 6.8 6.4 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 4.1 4.1 4.0 4.2 4.1 3.9 3.3 L 4.2 4.4 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 15 16 18 16 17 16 13 17 19 19 18 27 24 22 10-33
ALT(GPT) 11 13 16 17 17 18 12 18 21 18 37 H 30 29 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 166 164 169 151 176 147 139 187 189 171 202 229 220 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 231 241 260 333 299 240 195 247 327 242 254 253 261 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 190 207 203 199 219 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 70 78 70 71 68 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 100 86 115 106 138 76 134 30-149
LDL-コレステロール 94 105 108 105 126 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 18 19 19 16 17 18 14 17.1 17 16 8-20
クロール 111 H 110 H 110 H 107 109 H 108 102 108 109 H 108 105 107 108 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.4 0.0 2.2 H 0.8 H 0.9 H 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L
白血球数 5.90 6.55 7.10 6.82 7.43 6.48 8.55 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 5.78 4.44 4.74 5.61 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 404 L 425 428 436 438 423 343 L 399 L 443 4.52 434 423 405 L 417 384 L 375 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.0 L 12.9 L 13.0 L 13.5 L 13.4 L 13.0 L 10.3 L 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 12.7 L 13.1 L 12.1 L 11.8 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 37.1 L 39.0 L 39.3 L 40.3 40.4 38.7 L 31.6 L 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 37.9 L 39.3 L 35.9 L 34.8 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 12.9 12.9 14.8 17.6 18.2 16.7 14.3 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 14.8 11.8 L 6.9 L 6.4 L 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 6.1 6.9 6.8 6.0 5.9 6.6 5.2 6.4 6.2 5.9 3.5 5.9 7.6 5.0 2.0-11.0
リンパ球% 33.2 34.0 34.9 42.2 32.7 37.5 20.4 25.8 30.4 30.2 30.1 49.8 H 44.7 26.5 19.0-49.0
好中球% 58.0 54.6 54.7 48.3 59.8 61.8 62.3 65.2 42.1 46.0 67.0 H 37.0-72.0
好中球数 3.42 3.58 3.88 3.29 4.44 4.30 4.21 3.77 1.87 2.18 3.76 過去最低:1.02
CEA 1.1 1.0 1.4 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 11.7 18.0 13.5 29.3(2013/2/28)  37U/ml以下
KL-6 279 302 410 485 442(2013/2/28) 500U/ml以下

今回の入院では毎回検査項目が異なる。 少し不信感を抱く。 白血球数と好中球は増加傾向にあり恐らく感染症に対する抵抗力は今後高まると思う。 今回はCRPは検査されなかったが、肝臓や腎臓などに関する検査値が正常範囲ならば、CRPがある程度高いということは抗がん剤が功を奏し癌細胞に障害を与えているためと期待したい。 赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数は未だに減少傾向だ。 前回の経験からすると私の場合、骨髄抑制による血液劣化の副作用が一番恐ろしい。 恐らく第2クールも行われるだろうが、前回の場合40歩も歩けないほど運動能力が低下してしまった。
 午後入浴時、左上腕に長さ10cm程度の赤い痣が4本明瞭に浮き出ているのを確認。 湯船に5分ほど浸かっているとかなり薄くなってきたがまだ3本は明瞭なままだ。 このことを夕方の主治医回診時報告すると、血圧測定時の痣ということだ。血管が弱いためこのような痣が出たとのこと。 そういえば今朝の血管測定、いつもよりも絞まりが強かったような気がする。
 
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2015/04/08
(水)
 (17日目)

午前6時起床、ベッドでCDを聴いて朝の看護師のチェックを待つ。 看護師が来るまでの時間、起床してPCを操作したいが、キーボードの入力音が他の患者に迷惑になるかもしれないのでとりあえず看護師が来て窓のブラインドを上げ、病室内が明るくなるまで自粛する。
午前バイタル 132-75、99%/56bpm、36.0℃ 3日ぶりの体重測定。3日前よりも2kg以上増えていた。 前日は排便量が比較的少なかったこと。 運動不足。 最近は病院食以外に菓子パン(約350kcal)、ベビーチーズ3個(39kcl*3)、アイスクリーム、ヨーグルト、フルーツ少々を食べており1日辺りのカロリー数は恐らく2600kcalを超えていると思う。 今日からは少しは減らそう。
 看護師がブラインドを上げた。 窓に水滴がびっしり。 今日は真冬のように寒いらしい。 最近は天気予報は全く見ていないので知らなかった。 そういえば私は入院中はテレビは一切見ない。 ベッド備え付けのテレビは最初無料の入院ガイド以外みたことがない。 テレビはテレビカードを購入しなければならない。 テレビカードの値段もしらないし、時間当たりの料金も知らない。 他の患者から漏れ聞こえてくる話によると私にとってはかなり割高のようだ。 私は自宅では殆どテレビは24時間つけっぱなしだ。 一人暮らしで寂しいので夜寝るときもベッドの足元高い位置に設置しているテレビをつけっぱなしにして寝ている。 病院では有料テレビを利用しても殆どは寝ているときに課金されると予想される。アホらしいので有料テレビは利用しない。その代わり10.1インチ画面のDVDプレイヤーを持参しDVDを鑑賞している。 最近は小さな画面を見ているので疲れるので殆ど見なくなった。 世の中の出来事は毎朝売店で新聞を購入し情報収集している。 
 同室で肺癌の化学療法を受診中の入院患者とお話した。 2012年に右肺上葉切除手術を受けられたそうだ。 術後補助化学療法も受けられたそうだ。 1回目の化学療法のみ入院で以降は通院で抗がん剤治療を受けられたそうだ。 その後腫瘍マーカーCEAの値が300以上にまで上昇し副腎に転移していることが判明し手術された。 術後しばらくしてまたCEAが上昇し、今回化学療法を受けられることになったそうだ。 私と同じアムリタ+アバスチン+カルボプラチンだ。 私の場合CEAやKL-6など腫瘍マーカーの上昇傾向は殆ど見られない。 彼と比べると、彼の場合、転移するからこそ腫瘍マーカーに敏感に反映され、私の場合は転移していないためマーカーでは発見しにくいのではと2人の間では勝手に結論付けた。 彼、及び彼が得た情報によると副作用の現出は個人差が著しいようだ。 副作用として有名な脱毛は私には殆ど現れないが、彼の場合、最大の副作用らしい。 彼および私には現れないが食欲不振、味覚異常の患者もいるそうだ。 彼は骨髄抑制の副作用は少ないようだが、私には最大の副作用だ。 その他世間話を交え色々と情報交換した。 患者の方々は自分の病気に関して医療関係者が思っている以上に相当勉強されているようだ。
 夜バイタル、164-84、98%/65bpm、35.9℃ 血圧がめちゃくちゃ高い。 数値が示されると何となく頭がボーッとなってきたような気がする。 原因不明。 就寝前にまた測定に来られるとのこと。 この日は外気温はめちゃくちゃ寒かったらしい。2℃とか看護師が言っていた。 病棟内では前日にわたり寒さを感じていたが、副作用か体調不良と勝手に思っていた。 看護師によると、今は暖房はしていないとのこと。 病棟内も本当に寒かったらしい。 この影響でバイタルの数値が悪かったのかもしれないと勝手に思っている。
 就寝時、寒いので掛け布団追加をお願いする。 21:00就寝
米国 フロリダ州 ドライトーテュガス国立公園
2001年11月撮影
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2015/04/07
(火)
(16日目)

午前5時半起床、しばらくCDを聴きながら過ごす。
午前6時朝バイタル、98%/65bpm、36.4℃
午前 主治医回診 採血痕の青あざについて訴える。 4月2日、6日採血痕が今も色濃くなり拡大傾向にあることを訴える。 血小板数の数値が過去最低値を示しており心配だ。 血小板数はもう少し下がるかもしれないとの主治医の話ではさらに不安になる。 痕ももう少し大きくなりその後黄ばんできて回復するので心配ないとのこと。 とはいえ、気がかりだ。 アバスチンの血管新生作用や、血管整備作用の影響で病変部以外の血管周辺でも異変が発生しているのではと推測してしまう。 この副作用を余り強烈に訴えるてアバスチン投与中止されたら元も子もない。 この血管周辺の異常、癌細胞周辺でも更に強烈に癌細胞の成長を阻害したり、攻撃していると思っておこう。
午後バイタル 108-71、98%/66bpm、35.5℃
夕方主治医回診。 主治医に抗がん剤アリムタとカルボプラチンの説明冊子を求めた。 アバスチンの説明冊子と同様だが、アバスチンほど機序説明が詳しくない。 がん細胞増殖周期はDNA合成準備期、DNA合成期、細胞分裂準備期、細胞分裂期の4ステージがあり、アリムタはDNA合成期(細胞周期のおよそ2割程度の時間)に作用し、DNA合成を阻害させることでがん細胞を死滅させるとあった。 アリムタがアバスチンのように癌細胞が放出するVEGFを標的とする分子標的治療薬か否かの説明はなかった。退院後、調べておこうと思う。 副作用の説明があった。発疹、吐き気、疲労感、骨髄抑制などが20前後挙げられている。そのうち私が経験した副作用は発疹、極めて軽い疲労感、軽い便秘、かゆみ、骨髄抑制だ。 発疹は5人にひとり位出現するよくある副作用らしい。 医師や看護師は発疹や疲労感については細心の注意を払ってくれているようだが、骨髄抑制については余り心配されていないように感じる。 若い看護師によると多くの患者は骨髄抑制で苦しんでいると話していた。 医療機関側にとっては骨髄抑制は当然であり、白血球数や好中球数などの血液に関する数値が基準値内ならば意図的に触れないようにしているのかもしれない。 私の場合、前回の化学療法の経験から骨髄抑制の副作用が一番恐ろしい。 前回は第2クール時が最悪だった。 
 20:30就寝
 
米国 テキサス州 ビッグベンド国立公園
リオグランデ河。 対岸はメキシコ領

2004年5月撮影
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2015/04/06
(月)
受動喫煙  (15日目)

午前5時半目覚め。 新宿高層ビル群の上の方は朝靄で少し霞んでいる。 午前6時自己チェック 体温36.2℃、97%/59bpm 私の安物パルスオキシメーターでは計測当初95%/62bpmを示していたが、およそ30秒後には97%/59bpmを示した。徐々に呼吸機能が改善しているのではないかという気がしてきた。 この分では現在の化学療法が成功し、更に肺機能が強化されたならば水泳、ハイキング、スキーなどもできるようになるのではないかと期待が持てる。肺の中の空気の流れをよくするというウルディブロという吸引薬の効果かもしれない。
朝バイタル 103-75、35.9℃、97%/61bpm、採血、採尿カップが渡された。 採尿に当たっては最初の放出される尿は捨て途中の尿を採尿するようにと注意された。 初めて知ったが、納得できる説明だった。
便秘症状はほぼ解消。 便の量、太さ、粘り、色等、ほぼ入院前と同じ。 残便感も殆どなくなった。
午前 病院敷地内を10周散歩。7000歩強。 酸素飽和度、開始時97%、終了時87%。 歩いている最中は余り感じなかったけれどもこの数値を見る限りかなり体力が落ちてきているような気がする。散歩コース途中に緑豊かな林がある。 そこで腰掛けている患者がいた。喫煙している。 道幅約3m、できるだけその患者から離れて歩く。 次の周回時にもその患者がいて喫煙している。 かなりのヘビースモーカーのようだ。 せっかくの森林浴も楽しんでいるのにタバコの臭いを感じ取ると興ざめでもあり、また恐怖でもある。 私は呼吸器の病気、更に今は抵抗力も落ちている。 怖い。 次の周ではその患者は病棟に戻ったようだ。 8周目、その患者が病棟から出てくるのを目撃した。 林の中で喫煙しているのではと予想していたが、その通りだった。 コースを変更してその喫煙者から遠く離れた近道のコースを歩かざるを得なかった。 恐らく殆どの喫煙者は禁煙願望はあるが、積極的には禁煙しない人が多いと思う。 私もそうだったが、ヘビースモーカーの喫煙したいという衝動も理解できるが、 折角入院したのだから、入院を好機として禁煙すればよいのにと思う。 意志薄弱だなと思う。 多分私ならば自分の意思で禁煙していたと思う。大昔、胆石症手術で入院したのをきっかけに禁煙に成功したことがある。 ほぼ3年間位禁煙していたと思う。どこかのクラブかバーかスナックか忘れたが、そこで美人ホステスに勧められてついつい1本だけ吸ってしまった。 そのときのクラクラ感が忘れられず徐々にヘビースモーカーへの歩みを始めてしまった。 20年以上位前だったと思うが当時の旅客機は喫煙可能席が存在していた。 そこで喫煙していたら、隣席の外人が非常に嫌がりフライト・アテンダントに激しく抗議していたのを尻目に私はタバコをぷかぷか吸っていた。 路上での歩行喫煙も周囲の非喫煙者の気持ちも全く意に介さず行っていた。 今自分が非喫煙者の立場となり、受動喫煙が如何に迷惑なものか理解でき、喫煙していた頃の私の喫煙態度は思い出すだけでも恥ずかしい。 中学生の頃から周囲の迷惑もかえりみず喫煙を続けてきた罰が今になって下ってしまった。 とはいえ、これまでの喫煙習慣と現在の病状とに因果関係があると立証されているわけではない。 
夜バイタル:血圧117-78、98%/66bpm、36.2℃
21時就寝

2015年4月6日朝採血結果
H25
6/13
7/11 8/8 9/5 10/23 H26
1/6
3/4 3/5 3/6 6/13 10/09 H27
3/6
3/24 3/30 04/02 04/06 基準値 意 味
総蛋白 6.4 6.5 6.7 6.6 6.8 6.8 6.4 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 4.0 L 4.1 4.1 4.0 4.2 4.1 3.9 3.3 L 4.2 4.4 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 15 15 16 18 16 17 16 13 17 19 19 18 27 24 22 10-33
ALT(GPT) 14 11 13 16 17 17 18 12 18 21 18 37 H 30 29 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 178 166 164 169 151 176 147 139 187 189 171 202 229 220 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 243 231 241 260 333 299 240 195 247 327 242 254 253 261 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 194 190 207 203 199 219 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 67 70 78 70 71 68 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 118 100 86 115 106 138 76 134 30-149
LDL-コレステロール 104 94 105 108 105 126 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 17 18 19 19 16 17 18 14 17.1 17 16 8-20
クロール 110 H 111 H 110 H 110 H 107 109 H 108 102 108 109 H 108 105 107 108 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.4 0.0 2.2 H 0.8 H 0.9 H 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L
白血球数 6.48 5.90 6.55 7.10 6.82 7.43 6.48 8.55 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 5.78 4.44 4.74 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 409 L 404 L 425 428 436 438 423 343 L 399 L 443 4.52 434 423 405 L 417 384 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.3 L 12.0 L 12.9 L 13.0 L 13.5 L 13.4 L 13.0 L 10.3 L 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 12.7 L 13.1 L 12.1 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 37.0 L 37.1 L 39.0 L 39.3 L 40.3 40.4 38.7 L 31.6 L 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 37.9 L 39.3 L 35.9 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 13.9 12.9 12.9 14.8 17.6 18.2 16.7 14.3 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 14.8 11.8 L 6.9 L 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 7.6 6.1 6.9 6.8 6.0 5.9 6.6 5.2 6.4 6.2 5.9 3.5 5.9 7.6 2.0-11.0
リンパ球% 33.8 33.2 34.0 34.9 42.2 32.7 37.5 20.4 25.8 30.4 30.2 30.1 49.8 H 44.7 19.0-49.0
好中球% 55.7 58.0 54.6 54.7 48.3 59.8 61.8 62.3 65.2 42.1 46.0 37.0-72.0
好中球数 3.61 3.42 3.58 3.88 3.29 4.44 4.30 4.21 3.77 1.87 2.18 過去最低:1.02
CEA 1.2 1.1 1.0 1.4 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 10.8 11.7 18.0 13.5 29.3(2013/2/28)  37U/ml以下
KL-6 296 279 302 410 485 442(2013/2/28) 500U/ml以下

 血小板数が過去最低だ。 今朝の採血痕も直径1cm以上の薄いあざになっているが、これも血小板数減少と関係あるのだろうか? 赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットいずれも数値が低下しつつある。 午前散歩最後に計測した酸素飽和度87%と低い値は、これと関係あるのだろうか? CRPも相変わらず高い。 過去こんなに継続して高い値が続いたことはない。 今回の抗がん剤が効果を発揮しているため癌細胞以外にも打撃を与えているためと思いたい。 多分2,3ヶ月後のCT画像を見るのが楽しみだ。 癌病巣部が縮小しているのを期待したい。
 主治医に採血痕について質問。 血小板減少の影響もあるかもしれないが、元々血管が弱いという可能性もあるとのこと。 アバスチンの副作用には言及されなかった。
 
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2015/04/05(日)
 (14日目)

午前5時目覚め。相変わらずほぼ2時間おきにトイレタイムで目覚める。
6:45 バイタル、123-79、36.4℃、99%/71bpm
入院2週間目ともなると退院時期が気になり始める。 私が入院している病棟は外科病棟だ。 手術を行った患者に比べ今の私の状況を考えると何となく肩身の狭い思いもする。 ベッドで安静を強いられている手術直後の患者、必死でリハビリに努めている患者と比べ、私の入院生活はまるで患者らしくないと自分では思っている。 元気に歩き回り、特に心配な自覚症状もない。 多分、医師はつよい抗がん剤による突発的な副作用で重篤にならないようにするため厳重な医療関係者の監視が必要ということで副作用の傾向が改善されるまで入院させられているのだろうと思う。 特に第1クールの場合は、傾向をしっかりと把握しておく必要があるのだろう。 今のところ抗がん剤投与後3週間目位から抵抗力が強まってくると予想している。第4,5週目から次の抗がん剤投与が行われると予想している。 2回目以降は多分入院期間も短いのだろうと思う。 私の場合、骨髄抑制の副作用がかなり強いようで、今後抗がん剤投与される毎に抵抗力、体力も低下していくものと予想している。 記録を読み返すとこれがとても辛い。 最悪わずか40歩のトイレに行くにも息切れがして歩けなくなってしまったこともある。 前回の化学療法では第3,4クールの投与量は減らしていただき、これ以上の抵抗力、体力低下は起こらないようにしていただいた。 今回はどうなることやら・・・。 とにかく第1回目の化学療法入院は見かけ上健康そのものなのだ。 それ故、今は病棟では肩身が狭いと自分勝手に思っているのだ。 それと保険給付金が気になる。 昔契約した特約の入院給付金の規定がどうなっていたのか思い出せない。 連続20日以上の入院ならば確実に給付される。 連続する14日以上の入院を含み一定期間内の延べ入院日数が20日以上だったのか、或いは連続14日以上の入院だけだったのかよく覚えていない。 給付額は少ないが日数が多いこともありバカにならない。 今日で連続14日の入院だ。 一番甘い給付条件をクリアした。 連続20日となれば来週の土曜日に退院ということになる。 入院生活は超退屈で早く自宅に戻りたい。 とはいえ、更に抵抗力や体力が低下してくるのはほぼ確実なのに退院するのは怖い、保険金給付の懸念もあるし・・・、と葛藤している。
夕方バイタル、血圧106-73、98%/61bpm、35.9℃
今日も入浴2回、恥ずかしいので入浴予約表から2回目の入浴予約の記入を入浴後に消す。
 
2007年 宮城県 松島にて
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2015/04/04
(土)
 (13日目)
 
午前5時目覚め。 6時まで寝ていたいがもう眠れない。 照明も同部屋の他の患者に迷惑がかかるので付けられない。 パソコン作業にしてもキーボードの音が迷惑を掛けるだろう。 今練習中のベートーベン「ミサ・ソレムニス」のCDを聴きながら6時まで静かにしている。 ミサ・ソレムニス覚えようとするのだが、長大な曲、緊張感が続かずいつのまにか途中の部分を聞き逃している。
 午前、病院敷地内を散歩。10周約7000歩。 この間の酸素飽和度97-93%/86-76bpm 何か昔より数値が良いような気がする。 まさかとは思うが今回の化学療法の効果かと淡い期待も抱く。
 午後バイタル血圧109-53、98%/65bpm、36.1℃
 ここ数日昔の友人達をよく思い出す。学校時代の遊び仲間たちだ。 卒業以来恐らく思いも浮かばず全く忘れていたような昔の遊び仲間を思い出す。 名前を覚えるのが苦手な私なのに名前と顔が思い起こされる。 時には遊んだときの光景も思い浮かぶことがある。 社会人になってから完璧に私の記憶から消え去っていたと思っていた遊び仲間たちを次から次へと思い出す。 流石に幼稚園時代の遊び仲間は全く思い出せない。 何故だろう? 入院生活で超暇なため・・、余り論理的な理由にはならないと思う。 2つの理由を思いついた。 ひとつはプラス思考で、抗がん剤の副作用等で私の脳の記憶域が活性化されたため、過去の記憶が深海から海上へ浮きあがるように埋もれていた記憶が蘇ってきた。 2つめはマイナス思考で、私の死期が近づいたため本能的に過去の記憶が蒸し返されてきた。 と、かなり心理的に揺れている今日この頃だ。
 夜バイタル、128-76、97%/66bpm、36.4℃ 血圧の変動幅が大きい。看護師の話だと、この程度の変動は全く気にしなくてよいとのこと。
 本日も午後と夜2回の入浴。
 
病院敷地内の散歩コース。桜満開少し過ぎたようだ。
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2015/04/03
(金)
温泉気分 (12日目)

午前5時起床。 もう少し寝ていたいと思いつつCDを聴きながら寝ようとしたが、さすがにもうこれ以上入眠できない。 1枚のCDを全部聴いた。 最近はCDを聴きながら寝ているが、今回全部を聴いてしまった結果、普段、眠ろうと思ってから何分程度で入眠できているかが推測できるようになった。 1枚全部聴いてみるとこんな曲も収録されていたのだ〜と再発見することがある。 何度も聴いているCDだが、今発見するということは、この曲が演奏されるまでには確実に入眠していることを示す。 後半に楽しみな曲があり、それを期待して退屈な演奏を聴いているときが比較的入眠しやすいようだ。 私の場合、多分平均5分で入眠していると思う。 日常とは異なり、昼間のエネルギー消費量などがかなり少ないので、睡眠時はかなり分断されている。およそ90分毎にトイレタイムとなってしまう。 
入院以来かなりの運動不足と思う。足腰の筋力低下が心配なので久々に病院敷地内を散歩。 一番大きく回って一周約700歩、10周以上歩いたと思う。 2周する毎にパルスオキシメータでチェック。92-97%/80-90bpmだった。 過去の記憶よりも良い値だと思う。 今後何回か化学療法を継続することで徐々に体力も呼吸能力も低下してくると思うと憂鬱だ。 このような計測値は出ないだろう。しかしながら、前回の経験で化学療法が終了した後の回復振りは驚くほどだった。 これを期待して今回も精一杯頑張ろうと思う。
 今日は午後に入浴、夜2回目の入浴を行った。 前回入院時と比べ入浴者が比較的少ないようだ。何となく大部屋も満室の部屋が少ないように感じる。 夜は殆ど入浴予約が入っていなかった。 湯船にたっぷりつかり温泉気分で2回目の入浴。 私もそうだったが、病院のお風呂で湯船に浸かるというのは当初はかなり抵抗感があった。 多くの入院患者は生まれて初めての入院という方も多いと思う。 それゆえ、湯船に浸からずシャワーだけで済ます患者も多いのではないかと思う。 そのためか、湯船の湯温はいつも低い。38℃前後が多い。 私にとって38℃は低すぎる。 お湯を注ぎ足して湯温を上げる。 40℃を超える程度まで上げるのに10分前後かかってしまう。入浴時間は20分しかないので超忙しくなってしまう。 2回目は洗いはなしで湯船にたっぷり浸かるのみ。 最初38℃からスタート。徐々に湯温が上がる。15分経過したところで41℃前後に到達。 結構汗が出る。 残り5分はシャワーをたっぷりかけて湯船で付着したかもしれない恐ろしい病原菌を洗い流す。 とにかく今は抗がん剤の影響で抵抗力がかなり落ちてきているはずなので用心しなければならない。 我が家での入浴の場合、42℃に設定している。 我が家での入浴よりも多く発汗したのではないかと思う。 低い湯温で長時間つかるというのも時間に余裕がある場合は良いものだと思った。
夜バイタル、血圧? 36.4℃、97%/71bpm
 
病院敷地内を散歩中、緊急外来受付周辺に停車中の救急車の数が急に増えてきた。散歩中に確認した限りでは同時に4台も停車していた。 救急車の乗務員に大事故でも起こったのかと尋ねたが、そうではなかった。たまたま同時に集まってしまったらしい。
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2015/04/02
(木)
採血結果 (11日目)

午前6時起床 
朝バイタル、血圧106-63、体温36.1℃、採血。 採血にいつもより少し時間がかかりすぎ、また注射を刺した箇所に鈍い痛みを覚えた。 えらい採血に時間がかかるな〜、今回は腫瘍マーカーの検査をも含め多くの血液を必要とするのかな〜と思いつつ我慢していた。 「今回は何本採血するのですか?」との私の問いに対し「2本」いつもと変わらない。多分まだ経験の少ない男性看護師、採血の途中で少し漏れてしまったらしい。 おいおい、今は血小板も少なくなり血が止まりにくい状況であることを認識しているのか・・・、採血痕が大きく青あざにならないことを祈る。
医師も看護師も副作用としての発疹をかなり気になさっているようだ。 この副作用が原因でアムリタ+アバスチン+カルボプラチンの化学療法が取りやめにならないことを祈る。 午前中に胸部X線撮影。 多分しばらくは副作用の骨髄抑制や肝機能障害などで倦怠感が増してくるだろうと思う。 まだ昼前というのに何となく疲労感を感じる。 パソコン作業等のやりすぎかもしれない。
午後バイタル、111-70、97%/67bpm、36.0℃
夕方 主治医が担当医、研修医を引きつれ回診。 左頭前頭葉付近の軽い頭痛を訴えるが殆ど問題視されていないようだ。 今日の胸部X線撮影について尋ねる。 「気持ち、少し小さくなているように感じる」という嬉しいお言葉に一応嬉しそうな笑みを浮かべてはみるものの、多分、そうは簡単には信用できない。 でも主治医の話しぶりからは以前よりも悪化しているというようには思えなかった。抗がん剤投与1週間後で目に見える効果が現れるとは素人でも怪しいと思う。 今後も何回かの化学療法が続けられるだろうが、効果が検証できるのは恐らく2,3ヶ月後のCT画像だろうと思う。

2015年4月2日朝採血結果
H25
5/30
6/13 7/11 8/8 9/5 10/23 H26
1/6
3/4 3/5 3/6 6/13 10/09 H27
3/6
3/24 3/30 04/02 基準値 意 味
総蛋白 6.1 L 6.4 6.5 6.7 6.6 6.8 6.8 6.4 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.7 L 4.0 L 4.1 4.1 4.0 4.2 4.1 3.9 3.3 L 4.2 4.4 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 13 15 15 16 18 16 17 16 13 17 19 19 18 27 24 10-33
ALT(GPT) 14 14 11 13 16 17 17 18 12 18 21 18 37 H 30 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 141 178 166 164 169 151 176 147 139 187 189 171 202 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 224 243 231 241 260 333 299 240 195 247 327 242 254 229 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 180 194 190 207 203 199 219 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 63 67 70 78 70 71 68 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 79 118 100 86 115 106 138 76 134 30-149
LDL-コレステロール 98 104 94 105 108 105 126 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 19 17 18 19 19 16 17 18 14 17.1 17 16 8-20
クロール 111 H 110 H 111 H 110 H 110 H 107 109 H 108 102 108 109 H 108 105 107 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.4 0.0 2.2 H 0.8 H 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L
白血球数 5.63 6.48 5.90 6.55 7.10 6.82 7.43 6.48 8.55 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 5.78 4.44 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 388 L 409 L 404 L 425 428 436 438 423 343 L 399 L 443 4.52 434 423 405 L 417 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 11.7 L 12.3 L 12.0 L 12.9 L 13.0 L 13.5 L 13.4 L 13.0 L 10.3 L 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 12.7 L 13.1 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 35.1 L 37.0 L 37.1 L 39.0 L 39.3 L 40.3 40.4 38.7 L 31.6 L 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 37.9 L 39.3 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 15.0 13.9 12.9 12.9 14.8 17.6 18.2 16.7 14.3 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 14.8 11.8 L 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 6.4 7.6 6.1 6.9 6.8 6.0 5.9 6.6 5.2 6.4 6.2 5.9 3.5 5.9 2.0-11.0
リンパ球% 33.6 33.8 33.2 34.0 34.9 42.2 32.7 37.5 20.4 25.8 30.4 30.2 30.1 49.8 H 19.0-49.0
好中球% 56.9 55.7 58.0 54.6 54.7 48.3 59.8 61.8 62.3 65.2 42.1 37.0-72.0
好中球数 3.20 3.61 3.42 3.58 3.88 3.29 4.44 4.30 4.21 3.77 1.87
CEA 1.2 1.1 1.0 1.4 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 10.8 11.7 18.0 13.5 29.3(2013/2/28)  37U/ml以下
KL-6 296 279 302 410 485 442(2013/2/28) 500U/ml以下

肝機能は徐々に回復しつつあるようだ。 CRPも依然として高いが数値は低くなってきている。 これまでの発疹の出現も少しは関係あるのだろうか? 予想通り白血球数や好中球数がかなり落ちてきている。 以前の術後補助化学療法のときのナベルビン+シスプラチンのときとほぼ同じ経緯を辿っているように感じる。血小板数が激減しているが、以前も10.2まで落ちている。以前は白血球数も1.0近くまで落ちていた。 白血球数と好中球数の減少、これからは抵抗力が弱くなる。感染症には特に気をつけなければならない。
 
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2015/04/01
(水)
副作用としての発疹 (10日目)

午前5:50起床 相変わらず1〜3時間ごとに目覚める。 その度に水分補給とトイレタイムを行う。午前3時ごろ、気持ち直径3,4cm程度の広がりある鎖骨より5cm下程度の胸上部に鈍い痛みとか不快感が突如起こり、その後30分以上にわたり軽いゲップ症状が続く。 起床時便意を催しトイレ個室に駆け込むが放屁のみ。 排出できなかった。 この3日間で便秘症状はかなり改善され便秘薬は服用していないが、また便秘症状が発現したのかと少し気になる。今日午前中に排便できなければ便秘薬をお願いしよう。
6:20 朝バイタル、血圧112-63、35.9℃
9:00前、主治医、担当医回診。 アバスチンの副作用として発疹があるそうだ。 手先や顔面等に直径1mm前後の肉芽のようなものがここ最近増えてきたような気がする。この肉芽のようなものは発疹らしい。 多分、副作用なのだろう。
 13:00 入浴。 下腹部にも多数の発疹が出現しているのを発見。 どうなっているのだろう? 転移したかも知れない癌細胞がアバスチン+アムリタの攻撃にさらされた結果なのだろうかとついつい悪い方向に考えがちになってしまう。 入浴後便意を催してきた。少し排出に成功。 固い便ではなかったので、今日も下剤は不要だろう。 残便感は残ったまま。
 13:45 バイタル、血圧128-81、97%/75bpm、36.0℃。 入浴後余り時間を開けていなかったので数値的には悪いようだ。看護師に下腹部の発疹等を報告。
夕方の主治医の回診。 発疹は副作用とのこと。 
今日は4月1日、主治医回診時いつもの担当医と共に新たな医師が主治医から紹介された。 多分新規に配属された研修医なのだろう。
夕食後、NHK時代劇「風の峠」の1話(1時間)をDVDで観る。 観終えてトイレに行く。やや頭がボーッとする。少し疲労感を感じる。 ベッドに戻り自分で測定。36.4℃、96%/66bpm 何ら異常はない。 抗がん剤点滴後、何となく起床から就寝にかけて徐々に体温が上がり、頭が何となくボーッとするような、軽いのぼせのような副作用があるように感じる。
 
北極地リス 2008年デナリ国立公園にて撮影
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2015/03/31
(火)
分子標的治療薬アバスチンの効能 (9日目)

 6:20看護師に呼び起こされて起床。 朝バイタル SpO2:98%、66bpm
 くしゃみが連続する。 鼻をかんだ。 ティッシュを観察すると結構血が混じっていた。 鼻の粘膜は丈夫とは思わないが、滅多に鼻の粘膜から出血することはない。 やはり血小板の減少や、最近のわずかではあるが肌荒れと関連して鼻粘膜からの出血を招いたのではないかと推測している。 多分、血小板減少や肌荒れは抗がん剤の副作用だと思う。
 朝食前、ご高齢の特に男性患者が洗面所で歯磨きを行っている光景をよく目にする。 恐らくこの方たちは朝食後に歯磨きを行い口腔ケアーを行っている人は少ないと思う。 口腔ケアーの重要性は闘病開始以来思い知らされてきた。 細菌などが体内に侵入する最前線だ。 口腔内には常に細菌が大量に存在し、口腔内の食べかすなどで繁殖しているのであろう。 唾液や胃液でこれらの細菌類は消滅させられるかもしれないが、肺の方に侵入されると厄介だろうと思う。 人間にはある程度の免疫力が備わっており少々の細菌類の侵入に対しては対処できているのだろうと思う。高齢化すると免疫力も衰え、細菌等の侵入者に対しての対処能力は十分でなく極めて危険だろうと思う。 長年の生き様とか生活習慣ということもあるとは思うが、目覚め直後に洗顔、歯磨きを行い、1日の始まりをしゃきっとしたいという気持ちも理解できるが、衛生面からの合理性には欠けていると思う。 気分よりも自分の健康を重視していただきたく思う。 お年寄りゆえ、周囲に助言を与える方も少ないのかもしれない。 あるいは聞き入れてもらえないのかもしれない。 勿論、私もこのような高齢者の方に助言はしない。
 午後バイタル、血圧103-71、98%/63bpm
 夕方、主治医が回診、アバスチンの患者用資料を持ってきて下さった。 それによると鼻血はアバスチンの副作用らしい。 アバスチンは分子標的薬と呼ばれる薬らしい。 増殖するがん細胞は自分自身に酸素や栄養分を補給してもらうため、自己の周囲に新たな血管作らせるため周辺血管に作用するVGEFという物質を放出するとのこと。 VGEFががん細胞周辺の血管に働きかけ新しい血管が新生される。 アバスチンはVGEFという物質を捕まえて、新しい血管が作られないようにし、がんを栄養不足や酸素不足にしてがんの成長を妨げる、いわば兵糧攻めにする。 またがん細胞が勝手に周辺に作り出した血管網は不規則であり、抗がん剤ががんに届きにくいという問題もあったが、アバスチンはがん細胞周辺の血管網を整備し、抗がん剤が癌細胞により届きやすくする働きもある。2011年から2012年に受けた術後補助化学療法ではアバスチンは使われなかった。 ナベルビンという抗がん剤はこの癌細胞独特の血管網に阻まれ効能を発揮できず、骨髄に到達し骨髄抑制という副作用が現れたのかもしれない。 今回のアバスチンかなり期待が持てそうだ。 主治医は以前この化学療法は2回行うと話されていたが、パンフレットではもっと多い。 アバスチン単独投与継続もパンフレットに示されている。 恐らく2回の投与結果を見て化学療法継続かあるいは放射線療法への切り替えなどを考えておられるのだろう。 いや〜、今朝些細なこととは思っていたが鼻血の件を報告したことで医師が調査して下さったのかもしれない。 このアバスチンという治療薬、1,2年前NHK「サイエンス・ゼロ」で紹介されていた最新癌治療薬のことかもしれない。 医療技術の進歩に感謝、感謝。 
 夕方バイタル、血圧148-110、35.8℃、血圧が異常に高く体温が低い。食後、運動直後など一時的に高くなることはあるらしい。アバスチンのパンフレットを読み興奮していたのか、夕食で生魚が入っているちらし丼が病院食として出されて感激していたのか、とにかく興奮していたのだろう。 我ながら小心者だと思う。
 
病院食としては珍しい「ちらし丼」。わさび、鮭、酢飯など久しぶりに美味しく感じた夕食だった。入院案内にはお箸などの食器類持参とあるがちなみに私は使い捨ての割り箸とスプーンで通している。  
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2015/03/30
(月)
 (8日目)
6:00起床
朝、バイタル、血圧113-63、SpO2:98%、体温36.3℃ 採血
身体のあちこちが痒い。午前担当医が回診に来られたとき報告するのを忘れていた。 トイレで鏡を見た。胸とか首周りが掻いた痕なのか赤くなっているところが多数あった。頭も痒い。といって今洗髪するのも抵抗力が低下していることもあり、怖い。担当医に痒みについて報告。 
海外旅行などに何度も付き合って下さった友人のNさんが、今日胃カメラによる検診に来られる。Nさんは初めての胃内視鏡検査らしい。 私も初めての内視鏡検査はとても不安だった。 検査後のNさんの感想を聞きたい。 
 検査後のNさんと話した。全く問題なかったらしい。 内視鏡検査時の恐怖心を語ってもらいたかったが、殆ど抵抗感はなかったらしい。 検査医らにとてもおりこうさんな被検者だったらしい。
 便秘かなり改善されてきたようだ。 残便感は残るが徐々に排便量は増えている感じだ。 催してくるとすぐにトイレに駆け込む。 今日だけで10回近くトイレに駆け込んだ。トイレ個室占有時間延べ1時間前後だろう。
 
2015年3月30日朝採血結果
H25
5/16
5/30 6/13 7/11 8/8 9/5 10/23 H26
1/6
3/4 3/5 3/6 6/13 10/09 H27
3/6
3/24 3/30 基準値 意 味
総蛋白 6.5 6.1 L 6.4 6.5 6.7 6.6 6.8 6.8 6.4 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.9 3.7 L 4.0 L 4.1 4.1 4.0 4.2 4.1 3.9 3.3 L 4.2 4.4 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 14 13 15 15 16 18 16 17 16 13 17 19 19 18 27 10-33
ALT(GPT) 15 14 14 11 13 16 17 17 18 12 18 21 18 37 H 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 153 141 178 166 164 169 151 176 147 139 187 189 171 202 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 247 224 243 231 241 260 333 299 240 195 247 327 242 254 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 195 180 194 190 207 203 199 219 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 64 63 67 70 78 70 71 68 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 128 79 118 100 86 115 106 138 76 134 30-149
LDL-コレステロール 105 98 104 94 105 108 105 126 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 16 19 17 18 19 19 16 17 18 14 17.1 17 8-20
クロール 109 H 111 H 110 H 111 H 110 H 110 H 107 109 H 108 102 108 109 H 108 105 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.1 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.4 0.0 2.2 H 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L
白血球数 6.43 5.63 6.48 5.90 6.55 7.10 6.82 7.43 6.48 8.55 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 5.78 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 399 L 388 L 409 L 404 L 425 428 436 438 423 343 L 399 L 443 4.52 434 423 405 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.0 L 11.7 L 12.3 L 12.0 L 12.9 L 13.0 L 13.5 L 13.4 L 13.0 L 10.3 L 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 12.7 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 36.4 L 35.1 L 37.0 L 37.1 L 39.0 L 39.3 L 40.3 40.4 38.7 L 31.6 L 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 37.9 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 18.0 15.0 13.9 12.9 12.9 14.8 17.6 18.2 16.7 14.3 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 14.8 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 7.6 6.4 7.6 6.1 6.9 6.8 6.0 5.9 6.6 5.2 6.4 6.2 5.9 3.5 2.0-11.0
リンパ球% 34.1 33.6 33.8 33.2 34.0 34.9 42.2 32.7 37.5 20.4 25.8 30.4 30.2 30.1 19.0-49.0
好中球% 54.7 56.9 55.7 58.0 54.6 54.7 48.3 59.8 61.8 62.3 65.2 37.0-72.0
好中球数 3.52 3.20 3.61 3.42 3.58 3.88 3.29 4.44 4.30 4.21 3.77 3/15:分葉核球数
CEA 1.6 1.2 1.1 1.0 1.4 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 10.8 11.7 18.0 13.5 29.3(2013/2/28)  37U/ml以下
KL-6 296 279 302 410 485 442(2013/2/28) 500U/ml以下

ASTやALTの数値が悪化している。また赤血球やヘモグロビンの数値も悪化。好中球比率が上昇しているにもかかわらず好中球数は低下、血液の劣化など多分抗がん剤による骨髄抑制の影響なのだろう。CRPが異常に高いのが気になる。
 
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2015/03/29
(日)
 (7日目)
3:30 トイレタイムで目覚め。 ベッドでベートーベンの「荘厳ミサ曲」を聴きながらうとうととして5:30起床。「トンイ」を鑑賞
6:30朝バイタル、血圧138-69、SpO2:98%、63bpm、体温35.0℃
11:10 「トンイ」59話まで観た。 観すぎたためか左前頭葉付近に頭痛。 適度に休憩しながら、休憩中はなるべく遠くを見るようにしている。少し発汗作用が敏感になっているような気がする。「トンイ」全60話観終えた。 面白かった。 頭が痛い。 しばらく小さな画面のDVD鑑賞は控えておこう。
入浴後、ベッドに戻り測定SpO2:92%、76bpm 入浴で血管が拡張しているためか酸素飽和度が低い。2分後測定95%/67bpm
20:30就寝。持参のクラシックCDを聴きながら眠る。 ほぼ1時間半毎に目覚める。
Whittier港に停泊中のコーラル・プリンセス号(乗客定員1970人、乗員900人、92000トン、全長290m、全幅32m、巡航速度21.5ノット、2002年建造) 2008年撮影
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2015/03/28
(土)
大部屋での患者のマナー (6日目)

6:00起床 朝バイタル、血圧103-73
毎食後、若干の便意を催し、トイレに駆け込むが、出るのは僅かのガスのみ。 上半身を少し前かがみにして頑張っても出ない。 もう少し強く長時間がんばれば出るかもしれないと思いつつも、今は体力がないので余り頑張れない。 お尻洗浄で肛門部を刺激すると若干便意が起こるがまだ出ない。 便の替わりに尿が出る。 現在尿量計測中だが計量カップがない。適当に記録用紙に尿量を記しておこう。これまでの経験から後2,3日の我慢だろう。
担当医が来られた。便秘の件と声がかすれる、声域が狭まった、この24時間で延べ1時間以上逆流性食道炎(胸の軽い痛みとゲップ)ことを報告。 ゲップでなくてしゃっくりの場合は要注意のようだ。声がかすれるというのはよくあるそうだ。 今回は採血の頻度が少ないので尋ねた。 3/30に採血予定らしい。 採血の頻度が減ると何となく医師から見放されたという気持ちにも若干なるかもしれないという患者としての気持ちを冗談ぽっく話す。
午後バイタル、血圧106-69、SpO2:98%、63bpm、体温35.8℃。汗をかいていると0.2,3℃低くなることがあるらしい。確か若干汗をかいていた。
午後3時過ぎ、便意を催してきたのでトイレに駆け込む。やはり出ない。 お尻洗浄で肛門を刺激する。 頑張る。出ない。 これを5,6回繰り返したところでやっと何か小豆粒程度の大きさの便が出たようだ。 これを何度も繰り返す。大豆粒7,8個分は出ただろうか。 20分前後トイレ個室を占有していたのではなかろうか。22:30就寝「トンイ」54話まで鑑賞。 
 過去10回以上の入院、入院生活も恐らく述べ150日以上あるだろうと思う。 すべて6人部屋で入院生活していた。 私は寂しがりやなので個室よりも大部屋の方が断然楽しい。 長い夜を個室で一人ぼっちで過ごすのはとても恐ろしい。 大部屋では色々個性ある患者とも知り合うことができた。 医療関係者とか面会人と患者との会話が漏れ聞こえてくるのも楽しい。皆様、それぞれ大変な闘病生活を過ごしている感じだ。 今回の入院ではとても品のある高齢者の膀胱癌手術で入院された患者と懇意になれた。あくまでも病院内だけの付き合いだったが、彼のこれまでの生き様とか人生観、価値観などのお話をうかがいこれから生きていく上での力を頂いたような気がする。 またとてもマナーの悪い患者もいる。 他者への思いやりとか気配りが全く感じられない。 大部屋であるにもかかわらず患者は自分ひとりと勘違いしているのではないかと思えるような自分勝手な患者だ。 病状が辛いのは誰しも同じだ。 皆、必死に闘病しているのだ。 病状の苦しさから発するとは思えないようなため息や喘ぎ声が聞こえてくる。ときたま咳き込む。この咳き込むのは周囲の患者にとっては恐怖を感じる。何か病原菌を撒き散らしているのではないかと思うのだ。 病気に苛まれて苦しいのは理解できるが、少しは我慢していただくか、本当に重症ならば病院側で他の患者に迷惑がかからないように対処していただきたいものだ。 まぁ、大部屋の患者は少しは同じ部屋の患者に対して少しは思いやりの気持ちを持つことがマナーのひとつであろうと思う。 とはいえ、人生初めての入院ならば恐らく気も動転し周囲に気遣う余裕がないのも十分理解できる。 私も初めての入院時は周囲に煙たがられる迷惑な患者だったかもしれない。
パルスオキシメーター 価格約1万円
病院のメーターと比べやや精度が劣り計測時間もかかるようだ。病院の高級品よりも酸素飽和度は2,3%低く計測されているみたいだ。
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2015/03/27
(金)
 (5日目)
6:10起床。まずはトイレへ。 売店が開店する午前7時までDVD鑑賞。売店へ新聞やヨーグルトなどを買いに行く。 エレベータ内で発声練習。朝なので声が出ないのかもしれないが、高い声が出しにくい。2オクターブ前後しか出せない。 昨日から処方されている吐き気止めの薬を服用すると、どうも胸に軽い圧迫感とゲップが頻発するようだ。主治医に話すとどうも逆流性食道炎の症状らしい。 いつもそうだ・・・。 この症状、以前から1ヶ月に1,2度起こる。大体10か20分続く。 食後にも起こるし、目覚め時にも起こる、時間的には特に因果関係は見出させない。 ただ、今回のは吐き気止め薬の服用と関係していると思うが、医師も看護師も余り関心がないみたい・・・。 

 午後バイタル、血圧103-76、SpO2:98% 血圧は下がり気味だが、最低血圧が高すぎるのが少し気がかりだ。 上が103ならば下は60程度と期待していた。やっと便秘薬が処方された「ブレゾニン」2錠。就寝前にレンドルミンと共に服用。
 「トンイ」43話まで見た。約12時間鑑賞。 0:30就寝。4:00過ぎトイレタイムとゲップ不快感で目覚め。 胸部上部の不快感とゲップのため1時間前後寝付けず。
病院内に飾られていた花
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2015/03/26
(木)
最初に発現する副作用-便秘 (4日目)

 睡眠途中に1度だけトイレタイムで目覚めたが、朝6時看護師に起こされるまで熟睡。 普段と異なり運動不足などエネルギー消費も少ないと思われるのによく眠れるのには驚いた。 ダイエットには最適と思われるような病院食を食べているにもかかわらず体重もいつもと変わらない。 なお病院食については毎朝ヨーグルトとフルーツの追加、個人的にはお売店で購入したヨーグルトとチーズを余分に食べている。 朝の血圧測定106-66 かなりベストな状況だ。昨日朝6時開始の尿量チェック、24時間で2150cc。
 午前10頃排便欲求が少し沸き起こる。今回は副作用のひとつである便秘症状は軽いのかと期待してトイレにかけこむ。 ガスしか放出できなかった。 上半身を前かがみにしたりして力んでみたが出なかった。 過去の経験ではこれから4,5日間は便秘症状と格闘しなければならない。
 午後のバイタル測定、血圧106-63、SpO2:98%、体温36.3℃。夜バイタル、血圧103-55、SpO2:98%、36.5℃。排便回数:0
 DVD「トンイ」31話まで見た。 見はじめるとやめられない。見すぎた。目が疲れる、かすんでくる、左前頭葉部軽い頭痛。
 23:30就寝。尿量:7回合計1420ml
米国クレーターレイク国立公園
かつては透明度世界一になったこともある湖

2001年撮影
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2015/03/25
(水)
抗がん剤治療開始 (3日目)

 午前6時から24時間の予定で尿量チェック開始。 昨日放尿時間とその放尿量を自分で記録するよう言われた。徐々に前回の治療を思い出す。
朝のバイタル検査:血圧117-75(入院時よりは低くなってきたが、まだすこし高い。下がやや高いのが気になる)。体温は36℃前後、前回入院時よりも0.2,3℃低い。これも少し気がかり。
 9時前担当医が点滴針の準備。 上手だ。 殆ど痛み無し。 9時点滴開始
9:00-9:30 アロキシ点滴静注パック0.75mg
ザンタック注射液50mg
デカドロン注6.6mg
9:30-10:35 ブロイメンド点滴静注(生理食塩液)
11:00-10:15 アリムタ点滴 900mg 投与直後血圧117-63 終了時血圧116-63 担当医立会い
10:35-11:30 ソリターT3号輸液200ml
11:30-12:30 カルボプラチン650mg 血圧118-63
12:30-14:15 生理食塩液64ml+アバスチン900mg 血圧114-63 途中測定で140位まで上がったこともあるそうだ。
14:15-14:20 ヘパフラッシュ 点滴 終了後 点滴抜針 血圧110-55

 夕食後、隣のHさんとデイルームで会話。 Hさんは見た感じ60歳代前半という感じだが、実年齢は80歳とのこと。むちゃくちゃ若く見える。私も実年齢よりかなり若く見られることが多いがさらに若く見える。 私以上かもしれない。 膀胱がんでの手術入院とのこと。 腫瘍の大きさは3cm前後とのこと。手術後1週間近くなるが、未だに尿管カテーテルは抜かれていないようだ。 もう腕の点滴針も抜かれ、健康人そのものだ。 Hさんは、創業50年以上の中小製造業の創業者社長らしい。 未だにお仕事をなさり、経営、設計、営業などの仕事をこなし、仕事が好きでたまらない様子。趣味も多彩でいまはまっているのはアコーディオン、年に何回か演奏会を行われているそうだ。 考え方もとても前向きで、理解力も早そうだ。 それによく笑われる。 これらが若さの秘訣なのかもしれない。 精神年齢は恐らく50-60歳位だろう。 私ととてもよくウマが会う。 デイルームでの会話は話題が途切れることもなくとても盛り上がり互いに退屈な入院生活の慰みにしていると思う。 とても入院患者とは見えない二人だが、やはり入院患者、日常よりも体力、免疫力などかなり低下していることを考慮して2時間程度の会話で切り上げる。
 ベッドに戻り韓国時代ドラマ「トンイ」の続きを見る。 今回初めてベッドの半分を起こし、鑑賞した。以前よりも疲れが少ないように思える。いつものことながら、韓国ドラマ、見始めると、徐々に面白さが増してくる。1話が終わると次が見たくなる。 というのでこの日は5-17話(約13時間分)見てしまった。 18話を見ている途中で熟睡モードに入ったみたいだ。尿量:11回合計2150ml
 
病棟の浴室

初めての入院当初は病院で入浴するのにはかなりの抵抗感があった。 恐ろしい病気の感染源という思い込みがあったからだ。 慣れてくるとそうでもない。最近は温泉気分になれる。 自宅よりも広い浴槽、楽な浴室椅子があり、広い洗い場、少し古い感じだが、それなりに快適だ。 湯船では歌を歌いながら身体を温める。勿論最後はシャワーで丁寧に洗い流してから出る。
 この病院では入浴時間は一人20分と短く、入浴予約はそれなりのテクニックを使い20分以上入浴を楽しめるようにしている。
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2015/03/24
(火)
検査 (2日目)

 昨晩は睡眠導入剤レンドルミンを服用後、今練習中のベートーベンの荘厳ミサ曲のCDを聴きながら午後9時前に就寝。途中ほぼ2時間ごとにトイレタイム。 CDをセットし直してから眠りに付く。 覚えている範囲ではCDを聴き始めてから恐らく3,4分以内に眠っていたと思う。 これを繰り返しながら起床したのが午前6時半。恐らく延べ9時間以上寝ていたと思う。
 看護師が採血に来る。 今日の採血は少し痛かった。 過去の採血痛みワースト10位だろう。 売店に新聞やヨーグルトなどを買いに行く。 エレベーターに乗る。 できる限りストレッチャーが収容できる大型エレベーターに乗る。 この時間帯は殆ど同乗者がいない。 エレベータの中で歌を歌う。狭い閉鎖空間なので、自分の歌声がめちゃくちゃ美しく聞こえる。上手になったような錯覚に陥る。
 食後、ベッドで新聞を読んでいるうちに再び眠気を催してっきた。 しばらくウトウトとする。 昼間睡眠をとると夜眠れなくて辛いのでなるべく昼間の睡眠はとらない方が良いと思っている。 看護師が今日の予定をつげに来た。 心電図検査と肺機能検査だ。
 検査に呼ばれた。まずは心電図測定。 恐らくこの病院では4,5回目の心電図検査だと思う。過去、異常は一度も指摘されていない。 次いで肺機能検査。まずは肺活量の測定。3520cc。驚いた。 右肺下葉、左肺下葉切除して肺胞の数は元の50%以下になっているにもかかわらず、肺活量は元(恐らく4000cc)の90%近くにまで拡大している。 日頃の声楽の訓練とか運動習慣の賜物なのかもしれない。 なお肺活量の拡大に比例して呼吸機能も同様に復活するとは言えない。 ガス交換を司る肺胞の数は増えず、個々の肺胞の交換能力は高くなるかもしれないが、肺活量ほどには改善されない。 実際、今でも酸素飽和度などを頻繁に測定しているが、顕著な改善や悪化も感じられない。 強いて言えば、肺葉切除毎に酸素飽和度が1%程度低下しているような気がする。
 
肺機能検査結果
2011/07 2011/08 2011/08 2013/04 2013/04 2014/01 2015/03
肺活量 3.73L 4.05 右肺下葉切除 3.65 左肺下葉切除 3.39 3.52
1秒量 2.76L 2.75 2.38 2.30 2.50
1秒率 73.6% 67.6 65.0 67.3 70.0

 肺機能に関しては主治医によるとかなり驚異的な回復らしい。 手術後の生活習慣と呼吸法改善努力の賜物か。
 持参していたDVDプレーヤーが故障した。 左側のイヤホンの雑音がひどい。 DVD自体のダビング不良による雑音なのか、イヤホン、DVDプレーヤーの故障なのかよく分からない。 色々テストした結果プレイヤーの故障と判明。 2013年4月の入院前に購入したプレイヤーで入院時しか使わなかったのにもう故障してしまった。 今後のことを考え急遽買い換えた方が得策と考えた。 外出許可を得て、新宿まで出かける。 新宿ビックカメラで10.1インチDVDプレイヤーと高音質イヤホン購入。
 韓国時代ドラマ「トンイ」(全60話)を見始める。面白い。4話一気に見てしまう。余り続けて見ていると、頭が痛くなってくるのでほどほどにしておかなければならない。 午後9時過ぎ、睡眠導入剤レンドルミン服用後「トンイ」を見ながらいつのまにか熟睡。

2015年3月24日朝採血結果
H25
5/7
5/16 5/30 6/13 7/11 8/8 9/5 10/23 H26
1/6
3/4 3/5 3/6 6/13 10/09 H27
3/6
3/24 基準値 意 味
総蛋白 6.6 6.5 6.1 L 6.4 6.5 6.7 6.6 6.8 6.8 6.4 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.7 L 3.9 3.7 L 4.0 L 4.1 4.1 4.0 4.2 4.1 3.9 3.3 L 4.2 4.4 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 12 14 13 15 15 16 18 16 17 16 13 17 19 19 18 10-33
ALT(GPT) 13 15 14 14 11 13 16 17 17 18 12 18 21 18 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 172 153 141 178 166 164 169 151 176 147 139 187 189 171 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 222 247 224 243 231 241 260 333 299 240 195 247 327 242 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 195 180 194 190 207 203 199 219 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 64 63 67 70 78 70 71 68 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 128 79 118 100 86 115 106 138 76 134 30-149
LDL-コレステロール 105 98 104 94 105 108 105 126 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 15 16 19 17 18 19 19 16 17 18 14 17.1 8-20
クロール 106 109 H 111 H 110 H 111 H 110 H 110 H 107 109 H 108 102 108 109 H 108 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.2 0.1 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.4 0.0 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L
白血球数 7.27 6.43 5.63 6.48 5.90 6.55 7.10 6.82 7.43 6.48 8.55 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 420 399 L 388 L 409 L 404 L 425 428 436 438 423 343 L 399 L 443 4.52 434 423 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.6 L 12.0 L 11.7 L 12.3 L 12.0 L 12.9 L 13.0 L 13.5 L 13.4 L 13.0 L 10.3 L 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 38.2 L 36.4 L 35.1 L 37.0 L 37.1 L 39.0 L 39.3 L 40.3 40.4 38.7 L 31.6 L 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 27.4 18.0 15.0 13.9 12.9 12.9 14.8 17.6 18.2 16.7 14.3 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 5.1 7.6 6.4 7.6 6.1 6.9 6.8 6.0 5.9 6.6 5.2 6.4 6.2 5.9 2.0-11.0
リンパ球% 41.9 34.1 33.6 33.8 33.2 34.0 34.9 42.2 32.7 37.5 20.4 25.8 30.4 30.2 19.0-49.0
好中球% 48.0 54.7 56.9 55.7 58.0 54.6 54.7 48.3 59.8 61.8 62.3 37.0-72.0
好中球数 3.49 3.52 3.20 3.61 3.42 3.58 3.88 3.29 4.44 4.30 4.21 3/15:分葉核球数
CEA 1.6 1.2 1.1 1.0 1.4 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 10.8 11.7 18.0 13.5 29.3(2013/2/28)  37U/ml以下
KL-6 296 279 302 410 485 442(2013/2/28) 500U/ml以下

抗がん剤投与前の採血結果であり、投与後の副作用を考慮するとこの採血結果がほぼベストな状態と思う。 以前の採血結果と比べて健康診断などで使われるHDL、LDLや中性脂肪などの検査項目が省略されているのが少し不満。1年前胃癌手術受診前の検査結果と比べるとほぼ同じか改善されているようにも思える。 右肺上葉の陰影が指摘されたのは平成25年8月末頃だったと思う。 経過観察ということになっていたが腫瘍マーカーのCEAやKL-6は明らかに上昇傾向を示している。 もう少し早くこの数値上昇傾向に気づきより早く対策を施していただけなかったものか少し悔やまれる。
 
ビルに隠されて富士山は見えにくいが、今回の部屋はこの角度で眺めることができる。
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2015/03/23
(月)
化学療法入院初日

 いつもより約3時間早く起床。 今日は入院日。 病院での夜寝付きやすいようにと、睡眠時間を短くした。 2011年の入院以来、何度目の入院だろうか? 検査入院も含め10〜20回位ではなかろうかと思う。入院日数も恐らく述べ150日を越えているだろう。 朝食を済ませ、片付けてから入院時必要なものをかきあつめキャリーバッグに詰め込む。 海外旅行のときもそうだが、長期旅行や、入院時の準備は自宅出発1時間前から行う。 少々忘れていても病院内には売店があり、少し割高とはなるが購入できる。 入院手続き終了間際近くの時間を狙って自宅を出る。 途中JR池袋駅を経由する。 いつもホームに上がったときの酸素飽和度と心拍数を測定するようにしている。 今日は重いキャリーケースを持っていたので階段はいつもよりかなり遅く登る。他の人たちの半分くらいの速度だ。 登りきったときSpO2:89%、心拍数:111bpmだった。
 病院到着。入院手続きを済ませ病室に入る。6人部屋の窓側。 久しぶりの新宿の高層ビル群が一番きれいにみえる日当たりの良い区画だ。 本日の担当看護師がやってきた。 看護師に予想血圧145-82に対して実測値は141-81、ほぼ的中だ。 看護師が驚いていた。 入院当日の血圧測定は過去の経験でほぼ的中するのだ。 酸素飽和度、多分私が所有しているパルスオキシメーターよりも高価な病院のパルスオキシメーターでは97%、77bpmだった。私のよりも2%高く表示されるようだ。 厚かましく看護師に食事について注文させていただいた。 ご飯は全粥にして欲しい。通常のご飯だと固くて美味しくないからだ。全がゆは食べやすい。 梅干、ヨーグルト、フルーツ追加を依頼した。 食事に関してはかなり融通が利くようだ。 追加させていただいたとして入院時の食事料金が高くなるというわけではないと思っている。 入院慣れした成果だ。 午後0時から24時間蓄尿開始。 午後、主治医が来られる前に胸部X線撮影を行う。 昨年12月撮影時と比較してどの程度大きくなっているか不安だ。 
 昼食後、歯磨き時に気づいた。 はみがき剤を持ってくるのを忘れていた。 売店でかなり割高なはみがき剤を購入した。 
 
 
今回の病室は新宿高層ビル群がよく見える部屋。
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