肺 癌 ( 腺 が ん )      闘 病 記 録       前頁 最初
日 時
2015/06/21
(日)
なめたらあかん

 昨日便秘症状もほぼなくなり、どちらかと言えば軟便に近くなりつつあったので、マグサット便秘薬やラキソベロン下剤の服用をしなかった。 今朝、また便秘になってしまった。 入院中ほど酷くはないが、力んでもほんの僅かしか排便できない。 過去のデータで便秘に悩まされる期間も大体分かっていたのに、油断してしまった。 「なめたらあかん」と痛感させられた。 また腹部の不快感(横隔膜より上、特に胸上部辺りの圧迫感とかゲップが頻発する症状)はやはりあった。 経験からすると多分今が腹部不快感の最高だろうと思う。 後3,4日すれば多分不快感はなくなると思う。 先が予想できるということはとても安心感を与えてくれる。
 血液検査結果でGFR推定値というのがあった。 以前から気づいてはいたが、特に調べもしていなかった。 ネットで調べると腎機能の障害程度を推定する値らしい。 抗がん剤治療の回数が進むにつれ、値が下がってきている。今回の検査で軽度〜中度障害にまでなってしまった。 まだ、殆ど正常値に近いので余り気にしない方が良いと思う。 白血球、赤血球、ヘモグロビン、血小板などの検査値低下と比べれば大したことはないと思う。 でも今度通院時に医師に一応聞いておこうと思う。
 
アラスカ州 デナリ国立公園 マッキンレー山
2008/7/2撮影
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2015/06/20
(土)
4回目化学療法入院(4日目)-退院

 余り眠れなかった。 多分昨晩22:00頃眠ったのだろうが1時間強で目が覚め、トイレタイム。 これを繰り返し3:30頃もうこれ以上眠れないと思い音楽CDを聴きながらうとうとと時間を過ごす。 前回と同様に胸上部の不快感が始まった。 ゲップがやたらと出るのだ。 10分くらい続く。 恐らくこの症状は2,3日間は断続的に続くと予想される。 午前7時売店に新聞、ヨーグルトを買いに出かける。 8:00前頃朝食が配られる。 苦手なメニューだったので半分位しか食べなかった。 便秘はほぼ解消したと思う。 まだ排便後も残便感が残り完全に便秘症状から抜け出したとはいえないと思う。 
 前日清算を済ましていたので、今日は早く退院できる。 9:00過ぎに退院。
 診療料:960420円(自己負担額:46740円) 日本の素晴らしい健康保険制度に感謝、感謝
 清算後、診療明細書を見るとレンドルミン30錠、マグラックス90錠、タケブロン30錠、ウルティブロ吸入用カプセル70回分など大量の薬が院内処方されていた。 当初、看護師らに不要と伝えたが、よくよく考えると、国民健康保険限度額適用されているので、薬を減らしてもらっても自己負担額は減らない。 いずれ処方していただかなければならない薬なので、この機会に実質無料の薬を入手しておこうと考えた。 私も医療機関も手間がかからずハッピー、ハッピーの関係。
 帰り道山手線を利用した。 ホームに上がる階段、キャリーバッグをかかえての上りはきつい。 前回のつらさよりもややつらくなっている。 階段など負荷のかかる作業で抗がん剤の副作用(恐らく骨髄抑制によるヘモグロビンの減少、ヘマトクリット値の減少)によると思うのだが、投与回数が進むにつれ毎回2,3%低下していると思う。 
 
ボエジャーズ国立公園 
2003年7月撮影
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2015/06/19
(金)
4回目化学療法入院(3日目)

 前日は殆どベッドの上で過ごしたためか、夜余り眠れなかった。 午前3時半、これ以上眠るのは無理と思い、しばらくCD鑑賞、途中で韓国時代劇「大風水」を見始める。 午前7時過ぎ売店開店時間に合わせ新聞、ヨーグルト、野菜サラダを買いに行く。 売店へ行く途中のエレベータ、他の人が乗っていない。私一人だ。発声練習をする。 寝起きなのでうまく声が出せない。声域も2オクターブしか出せない。 寝起きにしては美しすぎる声だ。 エレベータの中は歌うものにとってはとても綺麗な響きとなる。 小さすぎるエレベータよりもストレッチャーが入れる大きさ程度のエレベータが一番美しく響くようだ。 我ながら、自分の美声にほれぼれする・・・、アホかいなと思いながら今執筆中。
 午前、主治医と今後の治療方針について話し合う。 アムリタ+アバスチンの治療を継続、しばらく様子を見る維持療法の2つが考えられるとのこと。 次回外来受診時CT結果を見て決めようということになった。 維持療法中、癌細胞が抗がん剤に対する耐性を強めるのではないかという懸念を伝えたが、休薬期間中に耐性を強めるということは少ないとのこと。 次回CT撮影で効果が認められなかったら放射線あるいは薬を変えることを検討することになった。
 カルボプラチンが外れたアリムタ+アバスチンの治療は通院でも可能とのこと。 化学治療の結果、完全に癌細胞を撲滅できたというケースは稀とのこと。
 この3日間排便できない。 便秘が続く。 今回は入院初日からラキソベロン下剤を服用したのと、今日からマグラックス錠を午後から毎食後、服用しはじめた効果のためか、夕食後やっと排便できた。 就寝前、午前2時頃と排便を繰り返した。 前回までの経験からすると、今便秘対策の服用を止めるとまた便秘症状になると思われる。 便秘症状が完全に解消するのは点滴後10日間程度要するようだ。
 
アメリカ フロリダ州 セントジョージ島州立公園
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2015/06/18
(水)
4回目化学療法入院(2日目)
 
朝、看護師に声を掛けられて目覚め。体温36.1℃、血圧109-70、体重。


点滴記録
9:20-9:50 アロキシ点滴静注パック0.75mg
ザンタック注射液50mg
デカドロン注6.6mg-4mg
副作用を軽減するお薬
9:55-11:10 ブロイメンド点滴静注(生理食塩液)150mg
11:10-11:30 アリムタ点滴 900mg 抗がん剤 血圧10%程度上昇(130-70前後)。 抗がん剤点滴時は10〜20分後とに血圧、酸素飽和度が測定される。
11:30-12:40 ソリターT3号輸液200ml
12-50-14-15 カルボプラチン650mg 抗がん剤
14:25-15:30 生理食塩液64ml+アバスチン900mg 抗がん剤
生理食塩 生理食塩を点滴針を通じて注入。 これが一番痛い。 注入速度を落としていただく。
午後、少し顔が高潮しているような感じがする。 体温も少し高くなり勝ち(午前36.2度、午後36.6度前後)
アメリカ ワシントン州 マウント・レーニエ国立公
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2015/06/17
(水)
4回目化学療法入院(1日目)

 4週間1サイクルとする治療、4回目ともなるとかなり慣れて来る。 自宅にて朝食を済ませ、入院生活で必要なものをかき集めキャリー・ケースに詰め込む。 
 午前10時過ぎ、病院に到着。入院手続きを済ませいつもの病棟へ向かう。今回は北側6人部屋、真ん中のベッドだ。 前3回は南側の窓側であったが、今回は余りよくない。 恐らく2,3泊の
入院だから十分我慢できる。
 ベッドで荷物を片付け、着替えてしばらく休憩。 看護師が来た。 書類への署名を求められる。 私は覚えていなかったが、看護師は私を覚えてくれていたようだ。 ちょっぴり可愛い看護婦だ。
自宅療養中のことなどについて話をした。 左腕から採血。 ベッドの配置から、点滴も多分左腕だろう。 連続3回左腕からだ。 2回目の点滴痕がまだ消えない。 採血後、胸部X線撮影。
 忘れ物:ティッシュペーパー、ラキソベロン下剤。 これまでの経験では抗がん剤点滴後、4〜6日間は排便できなかった。 その後も4,5日便秘気味だった。 今回からは予防措置として点滴前日から下剤を服用し、便秘症状を少しでも軽減しようと思っていた。 後で、看護師にラキソベロンを出していただくようお願いしよう。
 韓国時代劇「大風水」を見始める。 途中でウトウトしてしまい、よく分からない。 また見直そう。 
 就寝時、トマト・ジュース缶にラキソベロン下剤約20滴混ぜて服用。 ラキソベロン激マズでトマト・ジュースに混ぜると飲みやすい。 レンドルミン1錠服用。 
クラシックCD(過去レコード藝術誌に添付されていたCD:良質な録音や名演奏が多い。アラカルトだ)を聞きながら22:00就寝。 
2015年6月17日採血結果
H26
3/6
6/13 10/09 H27
3/6
3/24 3/30 04/02 04/06 04/10 04/21 05/11 05/19 06/08 06/17 基準値 意 味
総蛋白 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.3 L 4.2 4.4 4.0 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 13 17 19 19 18 27 24 22 21 20 20 20 20 10-33
ALT(GPT) 12 18 21 18 37 H 30 29 22 20 17 17 16 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 139 187 189 171 202 229 220 249 H 203 212 228 222 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 195 247 327 242 254 253 261 265 280 296 213 230 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 76 134 30-149
LDL-コレステロール 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 14 17.1 17 16 18 21 H 19 19 18 8-20
クレアチニン 0.9 0.8 0.9 1.0 1.0 0.6-1.1
クロール 102 108 109 H 108 105 107 108 109 H 112 H 109 H 109 H 111 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.4 0.0 2.2 H 0.8 H 0.9 H 0.1 0.1 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L 62.8 L 59.8 L 60-89:正常または軽度低下
45-59:軽度〜中等度低下
腎臓の働き(GFR(糸球体ろ過量)推算値)
白血球数 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 5.78 4.44 4.74 5.61 5.40 4.53 4.96 3.67 4.60 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 399 L 443 452 434 423 405 L 417 384 L 375 L 378 L 342 L 335 L 321 L 326 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 12.7 L 13.1 L 12.1 L 11.8 L 12.0 L 10.9 L 10.9 L 10.4 L 10.7 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 37.9 L 39.3 L 35.9 L 34.8 L 35.5 L 32.3 L 32.3 L 30.9 L 31.6 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 14.8 11.8 L 6.9 L 6.4 L 25.5 12.8 22.5 10.0 L 21.7 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 5.2 6.4 6.2 5.9 3.5 5.9 7.6 5.0 12.8 H 8.4 9.5 9.5 2.0-11.0
リンパ球% 20.4 25.8 30.4 30.2 30.1 49.8 H 44.7 26.5 33.1 39.5 38.3 43.6 19.0-49.0
好中球% 61.8 62.3 65.2 42.1 46.0 67.0 H 52.8 51.0 51.2 45.5 37.0-72.0
好中球数 4.30 4.21 3.77 1.87 2.18 3.76 2.85 2.31 2.54 1.67 2.26 過去最低:1.02
CEA 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 37U/ml以下 29.3(2013/2/28)  
KL-6 485 500U/ml以下 442(2013/2/28) 
間質性肺炎の活動性を測る指標
 やはり抗がん剤投与後3週間辺りが血液成分は最低となるようだ。 血小板の値の回復の早さに驚かされる。

抗がん剤投与前日の値

1回目
3/24
2回目
04/21
3回目
05/19
4回目
06/17
基準値
白血球数 6.75 5.40 4.96 4.60 3.5-9.0
赤血球数 423 378 335 326 410-530 徐々に貧血症状が顕著になってくる。
軽い立ちくらみ、頬の紅潮感、歩行速度の低下、軽い胸上部の圧迫感
ヘモグロビン 13.3 12.0 10.9 10.7 14.0-18.0
ヘマトクリット 39.8 35.5 32.3 31.6 40.0-55.0
血小板数 19.8 25.5 12.8 21.7 12.0-36.0
好中球数 4.21 2.85 2.31 2.26

回数が増えるにつれて検査値が低下しているのが分かる。 徐々に体力低下してきているのは実感できるが、免疫力の低下は自分では分からない。
霞ヶ関、未だに原発再稼動反対を訴えてテントを張っている人達がいた。 私は貧乏人、これ以上電気代が高くなると大変困る。 早く再稼動してくれ・・・。
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2015/06/16
(火)
アバスチンの副作用?

 アバスチンは血管新生阻害剤と呼ばれる分子標的治療薬だ。 がん細胞が多くの栄養を取り込もうとして周囲にVEGF(血管内皮増殖因子)という物質を放出して新たな血管を作らせようとする。 アバスチンは放出されたVEGF周辺集まり血管新生を阻害してがん細胞に栄養などがわたりにくくする。  血管新生は癌細胞周辺で活発に行われるが正常細胞周辺でも起こる。
 よく分からないが血管に絡む副作用が体のあちこちで発現していると思う。 当たった記憶がないのに入浴時に発見した大きな内出血痕、 小さなシミとか皮膚の変色などが私の場合起こっている。 
 同時に投与されているアリムタとカルボプラチン、具体的な副作用は今のところ余りないようだが、骨髄抑制は確実に起こっていると思う。 血液検査結果では明らかだ。 前述したように体力の低下は治療サイクルが進むにつれ低下しているのを実感している。 
 明日からま第4回化学療法のため入院だ。
いつの間にか内出血していた
爪の生え際の皮膚変色が著しい。
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2015/06/13
(土)
化学療法の副作用

 1サイクル4週間の化学療法を始めてもうすぐ4サイクル目になろうとしている。 1回目の抗がん剤投与後の4週間の副作用は予想よりもはるかに少なかった。 3年半前に受けた術後補助化学療法のときの副作用と比べると雲泥の差だ。 前回の治療は冬場で寒かった、今回は春から夏にかけてなので比較的暖かく気候の影響で副作用が軽減したと感じているのかもしれない。
 点滴後3週間弱での採血結果を眺めると明らかにサイクルが進むにつれ数値的には悪くなっている。 4週間のサイクルでは十分に体力等が回復せず次のサイクルに入っているからだろうと思う。 元々3週間サイクルが推奨されている治療法なのだが、私の希望や主治医の判断で4週間サイクルにしていただいている。 今後も更に低下していくであろう検査数値、4週間サイクルを5週間サイクルに延ばせば治療効果に影響するかもしれない。 血小板数などがある値以下になれば、抗がん剤の投与量を減らすという手段もある。 悩ましい問題だ。
 副作用、さすがに3サイクルを経過すると、前回よりは大きく感じる。  具体的には、体を動かしたときいわゆる「のぼせ」のような頭がボーッと感じる回数が増えてきたような感じがする。 上半身胸部周りのズリズリとしたような痛みを感じることが多くなったような気がする。 歩行速度や歩幅も少し短くなってきたような気がする。 昨日の朝、喉がひっかかった感じがしたので痰を吐き出した。 比較的鮮やかな血液のような1cm程度の筋状のものが混じっていた。 まさか肺内出血ではないと思う。 素人判断だが、鼻血が鼻腔から喉の方に落ちたのだろうと考えている。 
 化学療法は後1〜3サイクル行われると予想している。 それ以降はアバスチンの単独投与が効果が認められなくなるまで繰り返されると期待している。
 今は副作用の厳しさを徐々に感じ始めているが2011年〜2012年に経験した術後化学療法後の驚くほどの回復振りを思うと、これからの更に厳しくなるであろう副作用は辛いけれども何とかみちがえるような回復の希望を持って耐えられるであろうと思っている。
 
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2015/06/11
(木)
生きる意欲

 先日、「がん哲学外来カフェ」という癌患者や支援される人達の集会に参加させていただいた。2回目の参加だが、初めて参加させていただき、参加者の方々の明るく今後の人生をより充実したものにしていこうという強い意欲が感じられ感動したものだった。 癌と戦っている患者約20名と支援する人々10名位の集会だったと思う。 
 隣席の私よりやや年配の男性患者と集会が開始されるまでの間、雑談を交わした。 2年前にがん告知され、ステージ4だそうだ。 手術は無理ということで現在に至っているらしい。 話しぶりや見かけ上、闘病中とは余り思えない。 互いの副作用などについて情報交換。 彼は抗がん剤の副作用よりも昔からかかえている多くの持病が生活の質をかなり落としており、生きる気力を失っている感じだった。 私の価値観からすればものすごく勿体無い。  私も癌告知で治療開始したときから1年間は自分の人生とか世界観とかかなり哲学的な瞑想に耽り、それなりに悩み続けた。 1年も経過するともう達観した気分になり、残された自分の時間を如何に自分なりに納得できるように生抜くかを目指すようになった。 それ故、今はこれまでの人生でもっとも充実した時間を過ごせていると思っている。 彼に対しては最近の目を見張るような医療技術の進歩など決して諦めないで希望を持って前向きに生抜いて欲しいと思ったが、強くは話せなかった。 彼はもう諦め半分で今生きていること自体も辛そうにも思えた。 ステージ4の肺癌患者の苦しみは私には十分には理解できていないと思う。 「諦めの境地」に達する苦痛とか心理状態も私には十分には理解できていないと思う。 また死後の世界も私は知らない。 各人の死生観や価値観にもよるが、現世よりも死後の世界の方が本人にとっては良いのかも知れない。 私の死生観だと死後の世界の自分なんてあり得ない。 自我も完全に消失してしまうものだと思う。 それ故現世にとても未練がある。 画期的な治療薬も頻繁に承認されつつある。 抗がん剤は3割の患者に効果が認められたならば、素晴らしい治療薬と言われる程度らしい。  残念ながら副作用に苦しみながらも効果が認められず、自分に効果ある治療薬を探し求めているのが現実らしい。 
 私の場合、今受けている化学療法は効果があるようだが、恐らく、癌細胞に耐性が備わり効果が薄れてくるだろうと思う。 その頃にはまた新たな私に効く特効薬が世の中に出てくるという希望をもって必死に生抜こうと頑張っているつもりだ。 私の人生、富、名誉、家族等恵まれていたとは言いがたいが、生きることに関してはとても幸運だった、これからもぎりぎりのところで幸運に恵まれるであろうと思っている。 隣席の彼には通じないかもしれないが、「病は気力から」というの大事だと思う。恐らく自己免疫力を高めT細胞や、NK細胞の活性化に役立っているのではないかと思う。
 
カナダ ノースウエスト準州 北極圏の町 Inuvik
2008/7/6撮影
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2015/06/08
(月)
通院

 3回目の抗がん剤投与からほぼ3週間経過。 通院。 採血および胸部X線撮影。 恐らく採血結果が診察室へ伝送されるのに時間がかかっているのだろう。 およそ1時間待合室で待たされた。
診察室に入る。 まずは胸部X線画像の比較。4週間前撮影の画像と比べるが殆ど同じ。 半年前に撮影した画像を見せていただいたときは、病巣部の輪郭が明確で素人でも異常陰影なのだろうと分かる程度と記憶しているが、今回は輪郭すらはっきり見えない。 もしかして半年前よりもかなり縮小しているのかもしれない。
 2015/5/11撮影したCT画像をカメラ操作ミスで消失させてしまったということは以前述べた。 今日再撮影させていただいた。 採血結果は貰い損ねた。
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数が基準値より下回っていた。 前回採血時よりも若干低い、全体的に1,2%程度低い値だったと記憶している。 赤血球数、ヘモグロビンについては基準値最低値の70%前後だったろうと思う。 

 診療費自己負担額:2870円
 薬局支払額:7850円
薬代が高い。 診察時医師に院内処方をお願いしようと思ったが、流石に口に出せなかった。

左:2015/5/11撮影    右:2015/2/19撮影  右上葉(1)
2015/03/23 : 第1回抗がん剤投与
2015/04/21 : 第2回抗がん剤投与
2015/5/11撮影 2015/2/19撮影
左:2015/5/11撮影    右:2015/2/19撮影  右上葉(2) 2015/5/11撮影 2015/2/19撮影
左:2015/5/11撮影    右:2015/2/19撮影  右中葉 2015/5/11撮影 2015/2/19撮影
 
本来ならば縮小幅はもっと大きいと思うのだが、大した差はは見られない。 2015/2/19撮影以来徐々に癌細胞は大きくなり抗がん剤投与時点で最大化し、投与後徐々に縮小、2回目の投与後2週間経過時2015/5/11撮影。このようなタイミングで撮影した画像なので、縮小率が低いのだ・・・と自分勝手に都合よく解釈している。

2015年6月8日採血結果
H26
3/6
6/13 10/09 H27
3/6
3/24 3/30 04/02 04/06 04/10 04/21 05/11 05/19 06/08 基準値 意 味
総蛋白 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.3 L 4.2 4.4 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 13 17 19 19 18 27 24 22 21 20 20 20 10-33
ALT(GPT) 12 18 21 18 37 H 30 29 22 20 17 17 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 139 187 189 171 202 229 220 249 H 203 212 228 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 195 247 327 242 254 253 261 265 280 296 213 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 76 134 30-149
LDL-コレステロール 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 14 17.1 17 16 18 21 H 19 19 8-20
クレアチニン 0.9 0.8 0.9 1.0 0.6-1.1
クロール 102 108 109 H 108 105 107 108 109 H 112 H 109 H 109 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.4 0.0 2.2 H 0.8 H 0.9 H 0.1 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L 62.8 L
白血球数 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 5.78 4.44 4.74 5.61 5.40 4.53 4.96 3.67 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 399 L 443 452 434 423 405 L 417 384 L 375 L 378 L 342 L 335 L 321 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 12.7 L 13.1 L 12.1 L 11.8 L 12.0 L 10.9 L 10.9 L 10.4 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 37.9 L 39.3 L 35.9 L 34.8 L 35.5 L 32.3 L 32.3 L 30.9 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 14.8 11.8 L 6.9 L 6.4 L 25.5 12.8 22.5 10.0 L 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 5.2 6.4 6.2 5.9 3.5 5.9 7.6 5.0 12.8 H 8.4 9.5 9.5 2.0-11.0
リンパ球% 20.4 25.8 30.4 30.2 30.1 49.8 H 44.7 26.5 33.1 39.5 38.3 43.6 19.0-49.0
好中球% 61.8 62.3 65.2 42.1 46.0 67.0 H 52.8 51.0 51.2 45.5 37.0-72.0
好中球数 4.30 4.21 3.77 1.87 2.18 3.76 2.85 2.31 2.54 1.67 過去最低:1.02
CEA 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 37U/ml以下 29.3(2013/2/28)  
KL-6 485 500U/ml以下 442(2013/2/28) 
間質性肺炎の活動性を測る指標
 
半年前の画像は赤丸の半分位の大きさで病巣部が素人でも分かる程度にはっきりしていたが、今回は私には分からない。
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2015/06/06
(土)
アバスチンの副作用

 3回目の抗がん剤(アリムタ+カルボプラチン+アバスチン)点滴後、およそ20日経過した。 本来3週間を1サイクルとして治療が行われるのだが、私の場合は副作用を考慮して今のところ4週間を1サイクルとして投与を受けている。 おかげでかどうかは分からないが2011年〜2012年に行われた術後補助化学療法時よりも遥かに副作用が少ない。 2011年は標準的なサイクルで治療が行われたと思うが、回を重ねる毎に投与開始時の検査数値が低くなっており、十分に回復していないまま投与が続けられていたので回を重ねる毎に強烈に骨髄抑制の副作用が発現したものだと思っている。
 今回は生活の質に影響を与えると思われるような副作用は殆どない。 散歩時、ときどき胸上部気管支付近に軽い圧迫感を感じることがある程度だ。 これも多分歩幅とか歩行速度の影響もあるのではないかと思っている。 もう3サイクルの治療を経験し、自分の体調変化などはある程度予想できる。 もうナディを過ぎ、回復するのみだ。 
 4,5日前、左腕に突如直径1,2mm程度の発疹が出現した。 また血圧測定時の圧迫による内出血痕も1週間近く残ったままだ。 7週間前の点滴痕もまだ消えない。 毛細血管も含め血管系がかなり弱くなっているのだろうと思う。 多分アアバスチンの副作用だと思う。 この発疹消えないものも多いようだ。 まぁ、癌細胞の血管新生に作用し、癌細胞を兵糧攻めにしたりアリムタやカルボプラチンなどの抗がん剤を癌細胞に到達させやすくなることを思えば、少々の副作用は許容できる。 
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2015/06/05
(金)
治療を選択しないがん患者

 先日テレビのドキュメンタリー番組を見た。 「大橋巨泉の・・・・」という番組名だったと思う。 その中で乳癌患者で医療機関の奨めにもかかわらず治療を拒否している主婦が紹介されていた。 昔、抗がん剤治療の副作用で苦しんでいるがん患者を目撃し、自分なりに治療拒否の方法を選んだそうだ。 治療を施していただくか、拒否するかは患者自身の決断が大きく、その意思は尊重しなければいけないとは思うが、少し残念な気もする。 美人の奥様なのだが、もう少し調査研究して、より良い今後の生活を送っていただきたいと思う。  乳癌と診断されたとき、余命2年と医師から告げられたそうだが、痛み止め等の薬を服用しながらもう4,5年徐々に症状が悪化しつつも生存し続けているとのこと。 余命2年といえども個人差が大きく精神状態なども大きく余命に影響すると思う。 私の場合も、3回、原発性肺癌と宣告され、病期から推算される私の余命は恐らく3年前後だろうと思う。 2011年、ステージ2A、2013年ステージ2B、2015年、病理病期は確定していないが右上肺と中肺に3箇所の陰影が指摘され現在抗がん剤治療中である。 恐らく現在は臨床病期2Bから3程度であろう。 これら3つの病期を統計学的に処理すると恐らく5年生存率は30%前後だろうと思う。 
 先ほどの主婦、昔目撃した抗がん剤治療の副作用の苦しみ、医療技術はどんどん進歩している。 副作用も個人差はあるとは思うものの医療技術の進歩と共に急激に軽減されているようだ。 私の場合も、2011年の抗がん剤治療時と比べ副作用は殆どない。 強いて言うならば便秘、軽い貧血症状、血管系の若干の異常程度だ。 世間でよくいわれる脱毛、食欲不振などは皆無といっていいほどだ。 治療を受けない主婦、今後も症状が徐々に悪化し、いずれご自身の苦痛やご家族の負担が大きくなってくると思う。  症状悪化による苦しさも恐らく抗がん剤副作用よりももっと強烈になるかもしれない。 素人判断は危険だと思う。 世の中には医療機関が薦める治療方針を否定するような情報も多数流れているが、これらの情報を鵜呑みにするのではなく十分調査研究してから判断していただきたく思う。 主婦の場合、医師からはまず抗がん剤治療にて患部を縮小させそれから手術実施ということだったらしい。 主婦の気力が充実したままならば恐らく現在よりも生活の質は遥かに高く、余命も気にならない程度にまで回復していたであろうと個人的には思う。 現在は乳癌程度ならばそんなに恐れるほどの癌ではないのだ。 残念・・・、大橋巨泉のように前向きに頑張りより充実した人生を送っていただきたかったと思う。
  
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2015/05/30
(土)
残されたこれからの5年間の人生

 私の肺はぼろぼろだ。肺は大きく5つの肺葉から構成されている。右上葉、中葉、下葉、左上葉、下葉だ。 右上葉は2011年に、左下葉は2013年に手術で切除した。 これで肺胞の数は半減した。2015年残っている右上葉に2箇所、中葉に1箇所の陰影が指摘され、生検の結果癌細胞と確定し、現在化学療法中だ。 2011年の病期は2A、2013年の病期は2B、2015年の病期はまだ確定はしていないものの、3箇所に点在しているため恐らく3程度だろう。 これらの病期から推定すると私の5年生存率は統計学的には恐らく4割前後だろう。
 2011年肺癌と宣告されて以来、人生など色々と考えてきた。 悩んでも仕方が無いこと。 残された人生を如何に自分にとって納得できる人生を送るかという悟りの境地に達した気分だ。以前にもご紹介させていただいた「がん哲学外来」に参加させていただき、自分のこれからの人生などに対する考え方を補強することができた。
 「私に残された人生は残り僅か5年しかない」という前提で日々より充実した生活を営んでいるつもりだ。 この5年間という時間、翌日起床時に「あ〜、今日も何とか生き延びることができた」という充実感に満たされ、残された5年の終点が1日先延ばしになる。 この繰り返しで必死に生き抜こうと頑張っているつもりだ。確かにこれまでの私の人生で今が一番精神的に充実していると思う。
 残された僅か5年という自分の時間との前提で生活していると、金銭欲とか名誉欲など俗っぽい欲望なんて吹っ飛んでしまう。 私は自己中人間だ。 この世はすべて自分のためにあるのではないかとも思うこともある。 他人の幸せなんて高尚な気持ちも持ち合わせていない。 ただ、自分の幸福追求のみだ。 私にとって「自分の幸福」とは私の周囲の人々の幸せそうな笑顔や主体性を持ち活き活きと人生を楽しんでおられる人々に囲まれて生活することだ。 私が周囲に色々お世話したり手助けするのは決して相手のことを思っているのではなく、周囲の人々の笑顔に囲まれたいという個人的欲望からだ。 
 よく、自分の死後、周囲の人々に迷惑をかけたくないと話される方が多いが、私は残念ながらまだその心境には至っていない。 このままだと将来は孤独死という恐怖感というか懸念もあるが、まだ、そこまで深刻には考えることはできていない。 自我とは何か? 未だに分からない。 この世は、私の脳内で勝手に構築された私だけの世界かもしれない。 そうとすれば私が消滅したとき、私が勝手に想像していた残された人々に対する迷惑なんて関係ない。 よく分からないが、とりあえず自分の死後のことよりも残された5年を自分なりに納得できる生き方をするほうがより重要なのだろうと思っている。
 
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2015/05/23
(火)
体力低下

 3回目の抗がん剤点滴後、7日が経過した。 これまでの経験からするとこれからの1,2週間が免疫力、体力が一番低下する時期だ。 免疫力低下は殆ど実感できないが、衛生面では極めて気をつけているつもりだ。 手洗い、うがい薬を用いたケアーは毎日4,5回行っている。 毎食後必ず歯磨き。 外出時は安物マスク着用(ウイルスや細菌感染予防は殆ど期待していない、歩行時に小さな虫が口の中に入らないことを期待して装用している)。 食事もできる限り栄養のバランスを考えながら自炊している。 たんぱく質や野菜の積極的な摂取を行っている。 野菜高騰の折、厳しいが、恐らく毎日10種類近くの野菜を500g以上摂取している。
 第2回の抗がん剤点滴後と比べ、今回は少し体力低下を感じている。どちらかといえば体調も僅かに良くないようだ。原因は天候の違いもあるかもしれない。 極軽い立ちくらみのような症状を感じることがときたまある。 散歩時、やや、以前よりも歩幅や速度が低下しているような気もする。 朝、目覚めたとき左前頭葉付近に軽く鈍痛を感じることもある。 ゲーム「グランツーリスモ」でサーキットを時速200km前後でぶっ飛ばす気力も低下しているようだ。 せいぜいサーキット走行は10分前後しか続かない。 それ以上無理して走ると脳内の酸素不足でぶっ倒れるかもしれないという不安に駆られる。 また酸素飽和度も1〜2%若干低下しているように感じている。安物パルスオキシメータでの測定なのでやや信頼度に欠ける。
 この体力低下、おそらく抗がん剤の副作用のひとつである骨髄抑制で赤血球やヘモグロビンの質的低下が原因であろうと思っている。 検査数値的には徐々には低下してはいるが、数値以上に劣化を感じる。 現在受けている化学療法は本来3週間を1サイクルとして何回か治療を繰り返すことになっているが、私の場合、4週間を1サイクルとしていただいているため、2011年受診時の化学療法時の強烈な副作用は現出していない。 過去の経験から、ナディ(最下点)を過ぎてからぐんぐん体力などが改善してくるのが分かっているので、当面の体調不良は我慢できる。
 
八方尾根スキー場
昔は頂上から標高差1000mのコースをノンストップで滑り降りることができたが、今はとても無理。途中の急斜面に耐えられずこれからも無理だろうと思う。
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2015/05/23
(土)
記録

 昨日から上半身に不快感が時たま走る。 ゲップが出たり軽い腹痛の症状だ。 前回の記録から抗がん剤点滴後、ほぼ5,6日目に出現している副作用だ。 便秘に関しても症状の経緯はほぼ前回と同じだ。 記録を見る限り今後どのようになるかほぼ予想できるので気分的にとても楽だ。 もう便秘症状はすっかり解消した。 まだ腸内に便が大量に残っているかもしれない。 まだ通常時よりも1〜2kg体重が多い。 今後免疫力や体力が採血検査数値から予想されるが、これまでの経験からすると、2011年〜12年に受けた術後補助化学療法時よりも副作用はかなり軽微なようだ。 
アメリカ オレゴン州 US101S
2008年7月撮影
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2015/05/22
(金)
退院(4日目)

 夜中トイレタイム毎に排便を試みるが排便できない。 便秘症状の出現時期、期間も前回と似ている。 朝方、腹部に不快感、軽いゲップが何度も出る。 トイレに駆け込んでもおならばかり。 温水で肛門付近を刺激するが、まだ排便はできない。 前回の経験では今日当たり少し排便できるようだ。
 6:00過ぎ、看護師がバイタル・チェックに来た。 体重は平常時よりも約3kgも多い。 早朝から上半身に不快感。 ゲップもよく出る。 副作用なのか便秘の影響なのかはよくわからない。便意を催すごとにトイレに駆け込むが排便できない。
 朝食は殆ど食べる気にはなれない。 3割程度食べたことを看護師に正直に報告。 
 退院手続きを済ませ帰宅。今回の診療費937730円、自己負担額59940円。
 帰宅後、昼食自炊。 午後便意を催す。 少し排便できた。 前回よりも少し早く便秘が解消されそうだ。
 
ナイアガラの滝 カナダ側からの展望
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2015/05/21
(木)
入院(3日目)
 
 昨日、点滴中は殆ど眠ってばかりだったので夜、眠れるか不安だったが、21:00前に寝付けた。途中トイレタイムで何度も起こされたが、すぐに寝付けた。 午前5時前、さすがにもっと寝ていたいという意欲はなくなり7:00まではDVDを見て過ごす。 韓国ドラマ「武神」だ。 これまで2話観たが、途中で眠ってしまい、物語がよく分からない。1話から見直す。 見覚えるのあるシーンは飛ばして大急ぎで見る。午前7時までに全56話中、4話まで観終えた。 7時になると売店に買い物に行く。朝刊、500mlペットボトルのお茶、ヨーグルト、あんぱん、チーズ。病院食以外に毎朝これだけ余分に食べる。しばらくは便秘が続きそうなので、病院食は残すが、自費で購入したおやつは食べる。看護師には「全部食べました」と虚偽報告。
 昼前、癌友のNさんが当病院に受診に来た。 Nさんとお話しする。  病院の食堂で昼食を注文。 サラダ、うどん、ミニカレーを注文した。 今日は病棟に運ばれる病院食はパス。 病院の食堂も余りおいしくはないが、病院食よりはましだ。 Nさんの昼食の代金も支払わされた。
 午後、看護師が昼食について尋ねてきた。「全部食べました」と報告。
 明日退院予定。今後の予定について担当医と打ち合わせ。 6月8日通院、採血、XP。 6月17日第4回化学療法入院。
 現在の顕著な自覚できる副作用は便秘のみ。
 ラキソベロン20滴(下剤)とレンドルミン(睡眠導入剤)を服用して20:30就寝
バルディゼールスキー場 
グラン・モット氷河地区
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2015/05/20
(水)
入院(2日目)
 
 4:30目覚め。 昨晩21:00頃に就寝したため、もうこれ以上眠れない。 クラッシックCDを聴きながらうとうとと7:00前まで過ごす。売店の開店時間は7時だ。新聞とおやつ等を買いに行く。 前回入院までは食事は全粥食でお願いしていたが、今回は恐らく短期入院でめんどうなので特に注文はつけていない。 全粥と比べ通常のご飯はやはり美味しくない。6,7割しか食べない。後で看護師が「食事は全部食べましたか?」と聞いてくるが、「全部食べました」と虚偽報告する。カローリーや栄養不足は売店で購入した菓子パンやヨーグルトで補う。
 
9:00-9:20 アロキシ点滴静注パック0.75mg
ザンタック注射液50mg
デカドロン注6.6mg-4mg
副作用を軽減するお薬
9:15-10:30 ブロイメンド点滴静注(生理食塩液)150mg
10:30-10:45 アリムタ点滴 900mg 抗がん剤 血圧10%程度上昇。 抗がん剤点滴時は10〜20分後とに血圧、酸素飽和度が測定される。
10:45-11:40 ソリターT3号輸液200ml
11-40-12:50 カルボプラチン650mg 抗がん剤
12-50-13:50 生理食塩液64ml+アバスチン900mg 抗がん剤

 前回と同じ左腕に点滴針。 前回とは異なる血管だが、ほぼ1cm程度ずれた血管だ。 今回は腕を曲げるとかなり強い痛みを感じる。 昼食時、歯磨き時、左腕を使って食器類を口元に近づけることができない。 看護師の話によると、関節に近いため、曲げると血管を圧迫するため痛みがあるのだろうとのこと。 左手をほぼ真っ直ぐにし続けておかなければならないため、点滴中はずっとベッドで音楽を聴いていたというか、自分でも驚くほどよく眠った。 夜、眠れるか心配だ。
 担当医と退院時期について話があった。 当初明日退院させていただくつもりだったが、医療保険の関係や自分自身の休養も考慮して明後日、退院させていただくことにした。入院中は楽で医療保険の入院給付金も支給され、何かと都合が良いのだが、病院食の不味さや退屈さのため、今回のように3泊4日の入院が個人的には限界だ。 これから免疫力や体力も低下してきて2週間後位が絶不調になる見込みだが、担当医によると、過去の検査値の推移から推測して絶不調時でも危険レベルまで免疫力低下は起こらず、人前に出ても大丈夫とのこと。
 就寝前、ラキソベロン内用液(下剤)20滴をトマトージュースに混ぜて飲む。 この下剤、水に溶かした程度なら劇不味なのだ。 
 
アメリカの国立公園 ライト兄弟記念碑
ノース・カロライナ州 Kill Devil Hills
2004年6月9日訪問
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2015/05/19
(火)
第3回化学療法入院(アリムタ+カルボプラチン+アバスチン) (1日目)

 前日友人が遊びに来てくれた。 友人は深夜0時近くまで帰らなかった。 友人が帰った後、入浴などで就寝時間はいつもよりもかなり遅く午前1時過ぎ。
午前8時前起床。 朝食の準備などの雑用で、入院準備がなかなかできない。 今度の入院は2泊3日程度だろうと勝手に決め込み、必要なものをキャリーケースに詰め込む。持って行くものを決め詰め込むのに10分。余りにも性急なので多分忘れ物があるだろうと思いつつ病院に向かう。 前回入院時よりも若干軽い。 電車利用で病院に向かう。 途中で酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターを忘れたことに気づく。 JR山手線ホームに登る階段、キャリーケースを持っていると、ノンストップでホームまで登ることができない。1回20秒程度休憩して上った。 前回よりも楽に登れたような気がする。
 午前11時頃、病院入退院受付を済ませ、いつもの病棟に向かう。 今回も新宿高層ビルがよく見渡せる6人部屋の一番南側だ。 第2回入院時と同じブースだ。 パジャマに着替える。パジャマの上着を忘れた。 今回は短期入院のつもりなのでパジャマも一着しか持って来ていない。仕方がないので上半身はTシャツ。 病院の寝巻きを借りると有料だ。 入浴時の洗いタオルも忘れた。 筆記用具も忘れた。
 採血。 この採血結果によって明日の抗がん剤の投与量が決まるのだろう。 ビタミンB12の筋肉注射。 今回の化学療法では9週間に一度の割合でB12の筋肉注射が行われる。 夕方主治医/担当医の回診。 主治医によるととりあえず後2回は化学療法を続けるとのこと。 その後はまた様子を見て検討するとのこと。 主治医も先日のCT撮影結果をご覧になり、病巣部が縮小しているのを確認されているようだった。 アバスチンの患者用パンフレットには3週間サイクルで5〜6投与を繰り返し、その後、アバスチン単独で効果が無くなるまで投与を繰り消すとある。 今の感じでは残り2回の抗がん剤投与で、癌病巣が完全に消滅するとは考えられない。 癌細胞も突然変異を繰り返し耐抗がん剤の性質を帯びてくるのかもしれない。
 21:00 韓国時代劇「武神」を見ながら就寝。

2015年5月19日採血結果
H26
3/5
3/6 6/13 10/09 H27
3/6
3/24 3/30 04/02 04/06 04/10 04/21 05/11 05/19 基準値 意 味
総蛋白 5.7 L 7.0 7.0 6.9 6.6 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.3 L 4.2 4.4 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 13 17 19 19 18 27 24 22 21 20 20 10-33
ALT(GPT) 12 18 21 18 37 H 30 29 22 20 17 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 139 187 189 171 202 229 220 249 H 203 212 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 195 247 327 242 254 253 261 265 280 296 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 80 80 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 76 134 30-149
LDL-コレステロール 135 114 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 14 17.1 17 16 18 21 H 19 8-20
クレアチニン 0.9 0.8 0.9 0.6-1.1
クロール 102 108 109 H 108 105 107 108 109 H 112 H 109 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.1 0.4 0.0 2.2 H 0.8 H 0.9 H 0.1 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 69.3 L 62.8 L
白血球数 8.55 8.72 6.30 6.13 6.95 6.75 5.78 4.44 4.74 5.61 5.40 4.53 4.96 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 343 L 399 L 443 452 434 423 405 L 417 384 L 375 L 378 L 342 L 335 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 10.3 L 12.1 L 13.4 L 14.0 13.7 L 13.3 L 12.7 L 13.1 L 12.1 L 11.8 L 12.0 L 10.9 L 10.9 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 31.6 L 37.1 L 42.1 41.8 40.3 39.8 L 37.9 L 39.3 L 35.9 L 34.8 L 35.5 L 32.3 L 32.3 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 14.3 16.1 16.7 18.2 16.4 19.8 14.8 11.8 L 6.9 L 6.4 L 25.5 12.8 22.5 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 5.2 6.4 6.2 5.9 3.5 5.9 7.6 5.0 12.8 H 8.4 9.5 2.0-11.0
リンパ球% 20.4 25.8 30.4 30.2 30.1 49.8 H 44.7 26.5 33.1 39.5 38.3 19.0-49.0
好中球% 61.8 62.3 65.2 42.1 46.0 67.0 H 52.8 51.0 51.2 37.0-72.0
好中球数 4.30 4.21 3.77 1.87 2.18 3.76 2.85 2.31 2.54 過去最低:1.02
CEA 1.9 5.0 過去1.2-1.8
CA19-9 29.3(2013/2/28)  37U/ml以下
KL-6 485 442(2013/2/28) 500U/ml以下
 
フランス・シャモニー
エギュードミディ(3842m)の展望台からの展望

1999年4月撮影
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