肺 癌 ( 腺 が ん )      闘 病 記 録       前頁 最初
日 時
2016/06/11
(土)
降圧剤

 5月後半から血圧が高い状態が続いていた。 6月4日朝から処方していただいた降圧剤、アムロジピOD錠2.5mgを朝食後に服用開始した。 効果てきめんだった。  服用以降今日まで右のグラフで示すように劇的に低下した。 毎日朝食後1日1錠のペースで服用を続けている。 劇的に低下したが、未だに低下傾向が続いているようにも見える。 低くなりすぎに陥るのではないかと少し心配もしている。 6月15日にフォロー検診を受けるので主治医と相談しよう。

 それにしても、服用開始からすぐに効果が現れたのには驚いた。 我ながら単純すぎるような気もする。 或いは私自身精神的に無茶苦茶弱く、少しのことで血圧に影響しているのかもしれない。
6月1日からの血圧推移
5月の血圧推移。 後半から急に血圧が高い状態が続いた。最高179mmHgまで上昇したこともある
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2016/06/03
(金)
高血圧

 この1年間ほぼ毎朝、就寝前に血圧を測定している。 数年前は私の血圧は最高120前後、最低60前後で至適という評価であり血管年齢は実年齢よりも遥かに若かった。  昨年12月頃体調を崩し、やや血圧上昇気味だった。 春になり暖かくなり体調も徐々によくなってきた。 体調不良のときは150前後の最高血圧のときもあったが、最近は130-70程度になっていた。 5月18日の通院時には主治医から血圧に関しては極めて良好と評価されるにまで回復していた。 主治医に褒められた翌日辺りから血圧が急激に上昇してしまい、ずっと高血圧が継続している。 この10日間、最高血圧179mmHg、最低血圧125mmHgと恐ろしくなるような数値も計測した。 平均すると140-80程度だろうか。 夜になると何となく頭が重い感じがする。 血圧測定するのが怖い。 血圧測定時、測定時間が異常に長いとかなり血圧が高いということが最近になり分かってきた。 
 
 怖いので、今日病院に行った。 どの診療科で受診すればよいのか分からない。 病院の受付などでどの科で受診すべきか相談した。 病院では主治医に連絡して下さり、結局内科で診ていただき、内科受診後、臨時に主治医と面談させていただくことになった。 
 
 内科で受診。 この1ヶ月間の血圧測定結果や最近の病院での検査結果、頭痛、軽い痺れ感、ゲップ多発、胸上部の軽い痛みなどの自覚症状を医師に告げる。 検査レポートの「冠動脈に軽度の石灰化を認める」を示すと、医師はCT画像を表示して冠動脈の石灰化している箇所を示しながら説明して下さった。 胸上部から腰辺りまでの動脈の石灰化した場所が白く表示される。 以前の検査レポートで示されていた1箇所だけではなかった。 あちこちに白っぽい石灰化した箇所が示された。 余りの多さに驚いた。 医師によると格段に悪い状況ではないとのこと。 よくあることらしい。 予想通り降圧剤を処方して下さった。 しばらくは一番軽い降圧剤だ。 アムロジピOD錠2.5mg。 薬で高血圧が改善されることはないとのこと。 危険な状態に陥るのを回避するために血圧を下げるだけとの説明があった。 加齢と共に石灰化などにより血管の柔軟性が乏しくなり血圧上昇は仕方がないらしい。 いずれ高血圧を解消するような薬や治療法が確立されるであろうと自分勝手に期待する。 
 
 内科受診が終わり、呼吸器外科で受診。 主治医に結果報告。 
 帰宅時、長年高血圧に悩まされてきた知人と昼食。 知人は今は降圧剤を服用し続けているが、血圧はほぼ115-65前後最良の値を示しているらしい。 知人曰く、私の突き出た下腹部を指差しながら、最良の改善方法は「痩せること」と忠告してくれた。 この1年間定時に体重測定を毎日行なっているが私の体重は62.5kg±0.3kg、体型は悪いかもしれないがほぼ理想的な体重と思っていたが、知人によるとそうでもないらしい。 徐々に体重を減らしていこうと思う。 まずは体重を60kg程度に落とそうと思う。
 
 本日の医療費自己負担分病院:420円、薬局:600円(28日分)
 
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2016/05/22
(日)
QOL(Quality of Life)

 禁煙してから5年以上経過。 定期健康診断で右肺下に陰影が指摘され、精密検査を受けて肺癌と告知されてからもうすぐ5年。 指摘されたときの病期では5年生存率は確か50%以下だったと記憶しているが、何とか5年になろうとしている。 我ながら生命力の逞しい人間だと思う。
 この5年間の癌との闘病、共生の経験は、私の人生で5指に入る深刻な重大事件のひとつに間違いなく入る。 
 このような深刻な問題に立ち向かわざるを得なくなった状況のとき周囲の知人たちは「神様が与えて下さった試練なのだよ」と励まして下さる。 信仰心の無い私には「神様の存在」は疑問には思うが、Something Greatと呼ばれるような「創造主」のようなものが存在するのかもしれないとも思っている。
 まっ、このような試練に直面したときは、いつまでも悲観的には考えず、自分自身を成長させる絶好の機会と考える方が私の性分に合っている。 実際、過去のその他の重大問題を経験するたびに、自分自身の飛躍的な成長を実感している。
 今回の「癌との共生問題」、私自身のQOLが劇的に改善されたと思う。 年金生活に入り、時間的、精神的にも余裕ができたからかもしれないが、QOL(生活の質)という点では、体調管理、食生活、生活リズム、適度な運動、ストレス制御、衛生管理など健康寿命を延ばす色々な策に対して劇的に改善していると思う。 医師が絶賛するような生活態度だと思う。 また自分自身の人生に対する考察もより深くなったと思う。 人生に対する考察、「人生とは? よく分からない」ということの再認識、「自分に残された時間を自分なりに納得できるよう過ごしたい」という思いがより強くなった。 
 私に残された時間は残り5年と残された時間を日々更新しながら過ごし、起床時に「今日も無事清々しい目覚めを迎えることができた」と喜んでいる。 こう考えると世俗的な富、力、名誉などの獲得にエネルギーを注ぐのは馬鹿馬鹿しく思えてくる。 重要なのは自分がより幸せと思える生活を実践できることだ。 ある意味、無茶苦茶カッコ良い生き方かなとも思う。
 最近QOLについて私なりの解釈が少し変わってきた。 今までは「生活の質」と考えていたが、最近は「人生の質」と思うようになってきた。 より良い人生、人それぞれに感じるところは異なると思うが、今の私は「現実を素直に受け入れ、自然、社会に対して謙虚であり、残された自分の時間を他人に対してではなく、自分自身にとって納得できる人生」を指向するようになっていると思う。 私自身も自然のひとつのパーツであり、自然に対して優しく、謙虚になってきたと思う。 最近は散歩時、道端に咲く小さな野草に対してもとても愛おしく思うようになってきたと自分でも感じている。 残された時間が限られていると認識しているが故に、より自然などに対する好奇心が増していると思う。 
 
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2016/05/18
(水)
通院

 先週の生理検査(心臓・血管系)の検査結果を聞きに通院。 前日までにこの1ヶ月間の自宅での血圧測定結果をグラフ化した資料、主治医への質問内容等を纏めた資料を作成。
先週の生理検査結果 
1.心電図検査  心電図波形を見せられたがよくわからなかった。 主治医も特に問題視していないようで、多分心配することはないのだろうと思い、特に質問することしなかった。
 
2.心臓超音波検査  検査所見に以下のように書かれていた。
 
LV:内l腔拡大(-)壁厚normal
 明らかなasynergy
asynergyの意味が分からないので帰宅後ネットで調べてみた。

 asynergy(局所壁運動異常)は、局所における壁厚変化の低下を意味し、特に虚血性心疾患の診断、病態把握のための評価として意義があると考えられます。一方、質問のように中隔肥厚を認める肥大型心筋症や、S字状中隔のように変形がある場合、中隔基部の壁運動が低下しているように見えることがあります。これは、冠動脈の狭窄あるいは閉塞による心筋虚血に伴うasynergyとは異なると考えられます。当院では、狭心症症状なく、心電図などで心筋虚血変化を認めず、中隔基部以外の壁運動異常を認めない(冠動脈支配領域に一致した壁運動異常を認めない)症例において、肥大した中隔基部の壁運動異常があるように見える場合、明らかなasynergyなし、と記載するに留めています。その際、中隔基部の形態についてのコメントも記載しておくことが重要です。
LA:軽度拡大
「超音波診断」 左室収縮政情範囲左房拡大軽度
 
3.トレッドミル運動負荷試験
symptom 負荷中息切れあり、負荷中SpO2 74%まで低下。 安静時98%
Arrhythmia PVC単発、2連発あり(Multifocal)   PVCとは不整脈のことらしい。
ST-T change  U・V/aVF・V4-6でST-T低下(up slope)あり。

 
コメントには、
 
負荷中胸部症状認めないものの・・・・・他検査での虚血有無、・・・・ホルダー心電図もご検討下さい
 
と記載されていた。 
 専門用語が多く殆ど理解できない報告書だった。 
 診察室で主治医から説明等を受けている間、生理検査の報告書を精読する余裕もなく、主治医の表情などから判断してそんなに心配しなくて良い状況のように思えた。 今後特に追加検査を行なわず様子見にすることにした。 
 事前に用意していた質問メモに従って主治医とお話。 心臓・血管系についてはしばらくは様子見。 肺癌の治療については次回の胸部CT画像撮影結果を見てから決めることになった。 短期間で癌細胞が急激に大きくなると言う心配はないとのこと。 
 
本日の医療費730円(自己負担220円)
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2016/05/11
(水)
生理検査

 以前の検査で指摘された「心臓の肥大化」、「大動脈の石灰化」が気になり、主治医に訴え、今日心臓系の検査受けてきた。

ワシントン特別区 ワシントン・モニュメント
2003年5月29日撮影
1.  心電図検査
 
 
2. 心・血管系超音波検査
 
 約15分程度の検査。 途中心臓の鼓動音や血流音などがリズミカルに聞こえてくる。 これは本当の音ではないそうだ。 機械的に分かりやすく音を出しているとのこと。
3. 運動負荷検査  多分、今回で3回目の検査。 過去2回の検査は大変きつかったという印象が残っている。 今回も覚悟はしていたが、意外ときつさは感じなかった。 山登りなどと同様に初めて歩くトレイルはきつく感じるが、同じコースを再度歩くと前回よりも楽に感じるのと同じだ。 トレッドミルと呼ばれるランニングマシンで徐々に速度を上げながら歩く。 測定中は酸素飽和度、心電図、心拍数、血圧などがモニターされる。 
 検査技師が途中で「大丈夫ですか?」と何度も尋ねてくる。 検査のきつさを20段階で示すと、16,7の「かなりきつい」辺りで検査は終了した。 前回はもっときつく恐らく19程度のきつさだったろうと思う。ホント、あの時は死ぬかと思った。
 

 検査結果は来週診察時に聞かせていただけるとのこと。
 なお、最近暖かくなり、体調も徐々に良くなっているように感じている。 また血圧も徐々に低くなりつつある。 目覚めた直後の血圧は115/65、ベッドで新聞を読み目覚めてから1時間前後経過してから測定すると130/75程度だ。 いわゆる早朝高血圧というヤツかもしれない。 誰しも目覚めてからしばらく時間が経過すると血圧は上昇するらしい。 数値的にはかなり良いほうではないかと思っている。 なお就寝直前の血圧は120/65程度だ。 血管系はかなり改善してきているのではないかと思っている。

 本日の医療費21530円(自己負担分:6460円)
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2016/04/21
(木)
生き抜く気力

 「癌」と告知された人達は最初猛烈な不安にかられると思う。 自分自身の「死」とかご家族等周囲の人達への配慮など、不安だらけだ。 告知後、しばらくは人生、家族とか世界観、価値観、自然観など哲学的な事柄についてこれまでの人生で一番真剣に考え悩みぬく時期だと思う。 私の場合は特殊だったかもしれないが、当初は少しは悩んだ。 自分の「死」については考えるのも怖かった。 何故、「自分の死」を怖がるのか? 自分なり納得できる解を悩んだ期間中に得たつもりだ。 前にも述べたがデカルトの「我思う、故に我有」という言葉だ。 「自分が死んだ状況」を思い浮かべ、死んだ自分の周囲にいる人々が悲嘆に暮れている光景を自分自身で想像してしまうから「怖い」と思うのだろう。 まるで幽体離脱したかのように自分自身を客観的に想像できる自分がいるからこそ、「故に我有」と言えるのだと思う。 私も肺癌手術2回、胃癌手術1回、化学療法延べ1年以上を経験した。 少しは病歴自慢できる経歴かもしれない。 私は1回目の手術後頃からデカルトの言葉を思い出しある程度達観したつもりだ。 私に与えられた残された時間を出来る限り自分なりに有意義に過ごしたいと思う。 毎朝起床時「今日も元気で生き延びることができた。 昨日よりも1日延びた新たな残りの与えられた時間は5年、有意義に過ごそう」と毎日気力が漲ってくる。 心身ともできる限り良好な状況で過ごしたい。 医療技術の進歩にも期待はするが基本的には自己免疫力を高めることが健康寿命を延ばすためには最重要だと思っている。 バランスの取れた食生活、規則正しい生活、適度な運動、心理的に大きなストレスを抱え込まないなど、テレビ等で報道されている健康増進法は極力取り入れるようにしている。
 
 告知されて色々不安はあるとは思うが、悲観的に思えば思うほど、「癌」との共生が困難になり残された時間を自ら短くしていると思う。 
 私は「自分の死」とは全身麻酔をかけられたような状態ではないかと勝手に思っている。 手術台に寝かされガスマスクが口元に近づけられ「いよいよ、麻酔がかかる・・・」と思った瞬間、たたき起こされる。 手術時間が何時間であろうと、その時間経過が全く感じられないのだ。 睡眠中の時間経過とは少し異質な感じなのだ。 「自分の死」とはこの全身麻酔中の全く時間経過が感じられない状態、自我が完全に消失している状態ではなかろうかと思い「死」の恐怖から逃れようとしていると思う。 また自分の目の前の現実世界、もしかして見えている世界は私という自我が勝手に作り出している想像上の世界ではないのか? という思いもある。 「自我が消えてしまえば、残された人達などの後は知ったことではない・・・。」 こうある程度自己中に考えると少しは「自分の死」について受け入れやすくなる。 自分が置かれた過酷な現実を素直に受け入れ易くなる。
 
 癌と告知されてから、もうすぐ5年、これまで比較的健康的に過ごせてきた。 以前よりははるかに体調管理に気をつけていると共に、常にいくつかの目標を持って残された時間を楽しみながら過ごしてきたことも、無事生き延びてくることができた要因のひとつだろうと思う。 
 
 ホームページの維持も目標のひとつだ。 自分自身の生きている証であり自己実現の欲望そのもので、自己満足だけのものだ。 現在私のホームページは容量的には14Gb、約10万ページ、動画や音声はアップしていないけれども、世界トップ・クラスの充実した内容も多くあると思う。 この闘病記も情報量という点ではかなりのレベルに達しているのではないかと思う。
 
 先日、音楽関係の某HPを閲覧して感動した。 モーツアルトに関する情報が充実しているホームページだ。 俗っぽい狙いも感じられず管理者が趣味に徹して構築されているようだ。 できてる人間と思わせるような管理者の人柄が滲み出ているような立派なホームページだ。 これに刺激されて音楽関係のコンテンツを私も構築しようと思った。 某HPとは異なる観点から世界トップクラスの内容充実したHPに成長させたいと考えている。 この目標達成には10年以上はかかるかもしれない。 今後10年間の生きぬく目標ができた。 こういった目標を持って楽しく生きていくことは免疫力向上にも良い影響を与えていると思う。
 
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2016/04/17
(日)
がん哲学外来カフェ

 癌患者やそのサポーター等が集う集会が全国各地で開催されている。 その集会というか組織のひとつの「がん哲学外来カフェ」と呼ばれる集会に参加した。 初めて参加させていただいてからほぼ1年が経過した。 原則月1回のペースで開催されている。 毎回10〜20人程度の患者達が参加している。 私が参加させていただいている集会は乳癌患者が多いようだ。 高齢化するにつれて自分の病気自慢をしたがる傾向があると思う。 乳癌と比べ多分肺癌の方が悪性度は高いと思う。 さらに癌との共生期間の長さ、私の場合、もうすぐ5年、こういった点とこの集会に参加し始めて1年が経過し、何となく、私もこの集会ではベテランっぽくなってきているような気がする。 
 集会時間は約2時間。 初めて参加された方から自己紹介も兼ねてお話を聞かせていただく。 初参加の方、「癌」と告知され精神的にパニックになられている方も多いようだ。 お話される内容も殆どが「不安」とか「愚痴」であり、私にとって有益な情報は少ないような気がする。 心の中では「不安や愚痴をこぼしているだけでは、健康上良くないよ。 現実を素直に受け入れ、残された自分の人生の時間をより充実させるといったような前向きな生き方の方が良いと思うよ〜」と思いつつ、お話を聞かせていただいている。 自分自身が共感できる能力を高めるためにお話を聞かせていただいているという感じだ。 
 この会へ参加されている方々は恐らく「癌」と宣告され、自分自身の人生等にかなり真剣に向き合い、残された時間をいかに有意義に過ごすかを熟考された方々が多いと思う。 参加回数が増えるに連れて、皆様の表情がよくなっているようだ。 
 くよくよ将来を心配しながら生きるよりも、残された時間を自分なりにいかに有意義に過ごす方が免疫力も高まり恐らくQOL(Quality of Life)も改善されると思う。 この会に参加させていただいて明るく逞しく癌と共生されている方々のお話を聞かせていただいたり笑顔とか充実感溢れる表情や行動を拝見させていただいていると、自分自身も幸せな気分になり、より前向きに癌と共生して生き抜いていく気力が沸き起こってくる。
 いつものことながら皆様の明るい表情とかサポーターの方々のご尽力ありがとうございます。
 
 昔は草木等余り関心が無かったが、最近は大小にかかわらず「生」あるものに愛おしく感じていると思います。 自分自身もこの花々共々自然界の一構成要素という思いが強くなってきたような気がします。
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2016/04/06
(水)
診察慣れ

 今の病院でお世話になってかれこれ5年近くになる。 この間、肺癌手術2回、胃癌手術1回、化学療法等による入院延べ日数120日以上、通院回数恐らく50回以上、これだけ経験すると何かと要領がよくなってくる。
 今日は1ヶ月ぶりの通院だ。 この冬は体調不良で悩まされ続けさせられた。 事前にこの1ヶ月間の自覚症状を整理したメモと自宅での血圧測定結果のグラフを用意した。
 採尿、採血、胸部X線撮影を終えた後、耳鼻咽喉科、呼吸器外科、消化器内科の順で診察していただいた。 
 
耳鼻咽喉科
   3月10日のCT画像検査結果等を聞く。 癌などの病変は見出せないとのこと。 副鼻腔も異常無しとのこと。 気温が上がってくると症状が緩和してきたこと等を伝える。 未だに鼻水が多かったり、喉周辺にやや粘性の強い液体状のものがからまっているという不快感を伝える。 「発声時、低音や高音域で持続音を出し続けると、ガラガラ声になってしまう」という不快感を伝えても余り理解していただけなかった様子。 症状緩和のための薬の処方も提案されたが、他の薬との相互作用による副作用の心配もあり、処方を断る。 多分、これから暖かくなると鼻関連の症状は解消するだろう。 
 診察を終えて後で検査レポートを読んだ。診察時は気づかなかったが、
 
    「動脈壁に軽度の石灰化を認める」、
    「肺気腫かつ間質性肺炎である」
 
との記載があった。 大変気になる記載だ。 次の呼吸器外科の主治医に説明していただこう。
 
3月の血圧測定結果
診察時に医師に提示
 
医師はザッと眺めて全く問題なしという雰囲気でした。
呼吸器外科
   この1ヶ月間の自覚症状メモを主治医に渡し、話し合う。 
 耳鼻咽喉科での検査レポートの所見について説明していただいた。
   「動脈壁に軽度の石灰化を認める」
   CT画像を見せていただいた。 心臓近くの太さ3,4cmはあろうかという血管壁の一部が白く写っている。 長さ2cm前後だろうか。 血管直径の5%程度の厚さだ。 昔血管年齢を測定していただいたとき、実年齢よりも20才前後若かったと記憶しているが、石灰化とは少しショックだ。 そういえば、前回の胸部CT画像の検査レポートでも「軽度心拡大あり」と記載されていた。 最近の血圧変動が大きいことや、やや高血圧気味、ふらつきやめまい、関係しているのかもしれない。 心・血管系エコー検査、運動負荷心電図、心電図検査を1ヶ月後に受けることに成った。 この結果を見て今後の方針を決めることになった。 もし何か問題があった場合、基本的には薬による治療となるらしい。
 運動負荷心電図検査。 過去何回か経験しているが憂鬱だ。 ランニング・マシンのようなもので運動時の測定を行なう。 めちゃくちゃ苦しい。 隣に医師が待機しているとはいえ、恐らく酸素飽和度80%前後、心拍数150bpm以上までの負荷をかえる。 卒倒したり死んでしまうのではないかと心配になるほどきつい測定なのだ。
 
「肺気腫かつ間質性肺炎である」
 
 最新の胸部CT画像と2年程度前のCT画像を見比べる。 黒っぽく写っている肺気腫と白く雲のような感じの間質性肺炎の部分を示し比較して下さる。 殆ど違いは分からないが、何となく2年前よりは拡大していたり鮮明になっているような気もする。
 間質性肺炎の影と肺腺癌病巣の影との違いが私には分からない。「せ、せんせい、間質性肺炎と癌病巣部の影の違いはCT画像で明確に分かるのですか?」と尋ねた。 形、境界部分などで明確に判別できるらしい。 癌病巣部が急拡大するのが怖いのだが、そう頻繁にCT撮影は被爆量の関係でできない。3ヶ月1回程度だ。 次のCT撮影までまだ2ヶ月もある。「せんせい、癌病巣急拡大する恐れはないのですか?」まず手遅れになるほどの急拡大はないとのこと。 主治医は特に気にもかけていない様子。 
 
その他
 
   腫瘍マーカーのCEAの値が基準値内に戻った。 過去の基準値超えは多分抗がん剤による肝機能障害の影響なのだろう。
 赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットなどの値がかなり改善してきている。 赤血球系が良くなっている割には負荷がかかったときに起こる胸の圧迫感などは何なのだろう? やはり心臓系に異常か?
 
 
緑:間質性肺炎の陰影
 
赤:肺腺癌病巣の陰影
 
2016年4月6日採血結果
H27
07/23
07/30 08/13 09/03 09/24 10/15 11/05 11/26 12/17 12/28 H28
01/14
02/08 03/02 04/06 基準値 意 味
総蛋白 6.7 6.6 7.0 6.9 7.0 6.7 7.0 7.3 7.0 7.0 7.3 7.2 7.0 6.9 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.9 4.1 3.9 3.9 3.8 L 4.0 4.0 3.9 4.1 4.0 4.0 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 23 27 25 27 31 29 36 H 39 H 31 47 H 29 H 26 25 29 10-33
ALT(GPT) 17 21 19 20 25 25 29 40 H 30 59 H 22 20 16 19 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 219 252 H 234 H 247 H 254 H 243 H 277 H 306 H 271 H 289 H 253 H 241 H 248 H 211 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 199 195 195 200 221 335 270 248 287 240 220 232 201 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 30-149
LDL-コレステロール 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 19 20.3 H 19 19 20 23 H 17 16 15 22 H 17 14 14 17 8-20
クレアチニン 0.9 0.91 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 1.0 1.0 1.0 1.0 0.9 0.9 0.9 0.6-1.1
ナトリウム 143 146 146 H 147 H 141 143 144 144 137 143 144 145 144 135-145
カリウム 3.9 4.1 3.9 4.2 4.1 4.2 4.5 4.2 4.3 4.1 4.2 4.2 4.3 3.4-5.0
クロール 110 H 109 H 109 H 111 H 111 H 108 109 H 111 H 108 103 109 H 110 H 109 H 109 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.1 0.1 0.3 0.1 0.1 0.1 0.2 0.1 0.3 0.1 0.1 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 64.1 60-89:正常または軽度低下
45-59:軽度〜中等度低下
腎臓の働き(GFR(糸球体ろ過量)推算値)
白血球数 5.66 5.49 4.68 565 5.26 5.64 6.79 6.54 6.70 5.36 6.71 5.30 5.51 6.60 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 320 L 3.03 L 336 L 353 L 363 L 345 362 L 389 L 362 L 374 L 370 L 384 L 366 L 400 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 10.8 L 10.1 L 11.4 L 11.6 L 11.9 L 11.4 12.0 L 12.8 L 11.8 L 12.2 L 12.3 L 12.8 L 12.3 L 13.1 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 32.4 L 30.3 L 34.0 L 35.2 L 36.1 L 34.0 35.7 L 38.5 L 36.0 L 35.9 L 37.0 L 39.3 L 37.5 L 40.1 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 20.1 11.5 L 18.2 19.0 21.6 18.9 20.1 20.6 22.5 10.8 L 16.4 19.2 18.6 13.7 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 10.6 10.3 11.2 H 11.0 10.5 9.3 8.6 10.4 16.0 H 8.5 9.8 7.7 2.0-11.0
MCV 102.5 H 100.3 H 80.0-100.0
リンパ球% 31.6 31.4 27.8 27.1 28.0 20.6 32.5 28.2 30.0 28.3 28.8 19.0-49.0
好中球% 56.9 55.5 59.1 61.3 36.2 61.9 67.1 50.4 60.2 57.0 58.3 59.7 37.0-72.0
好中球数 3.22 2.60 3.79 1.46 3.46 3.57 4.05 4.50 2.70 4.04 3.02 3.21 3.94 過去最低:1.02
CEA 3.5 5.2 H 5.3 H 6.4 H 6.8 H 6.1 H 5.5 H 6.2 H 4.4 5.0ng/ml以下
CA19-9 37U/ml以下 29.3(2013/2/28)  
KL-6 500U/ml以下 442(2013/2/28) 間質性肺炎の活動性を測る指標

 
消化管内科

 以前は1ヶ月に1回症状がでるかでないかという程度だった、鳩尾周辺の不快感とゲップ、この2,3週間はほぼ毎日、1日数回も症状がでることが続いた。  寝起き時には何となく喉の奥辺りがいがらっぽいとか苦味を感じることもあり、逆流性食道炎ではという疑いを持っていた。 この症状は何か嫌なことを考えたりストレスを感じたときに起こるようだ。 食後一定時間後とかではなく不特定な時間に起こるようだ。 7,8年前にピロリ菌駆除したにも係わらず、早期胃癌になってしまった。 ピロリ菌が悪さをしているのでは? またもや胃癌では? と不安になっていた。 
 診察室に入り、症状などを医師に説明。 内視鏡検査も昨年10月に実施しており今のところ胃癌の可能性はまず考えられないとのこと。 よく分からなかったけれども、多分逆流性食道炎かピロリ菌が何か悪さをしている症状なのだろう。 
 タケプロンよりも新しいタケキャブという薬とレンドルミンを処方していただく。
 
本日の医療費(自己負担分): 呼吸器外科:3620円、耳鼻咽喉科:0円、消化管内科:420円、薬局:3860円(タケキャブ60錠、レンドルミン:30錠)
 
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2016/04/03
(日)
胸の圧迫感

 昨年12月以来体調不良が続いている。 今年に入り何となく胸の圧迫感、胸前部気管支辺りの高さで圧迫感を感じることが多い。 抗がん剤治療が休薬期間に入り、もしや癌細胞が増大し始めたのではと少し不安になることもある。 でも状況がよくわからない。 体に負荷がかかったときに圧迫感を感じるようだ。 散歩に出かけるとき、自宅を出てすぐに圧迫感を感じるが500m前後歩くと圧迫感は消えている。 健常人よりは息切れが目立つとは思うが、そんなに呼吸困難という状況にはならない。 歩幅や歩行速度も恐らく朝の通勤客程度の歩き方だろうと思う。 椅子から立ち上がり、ややストレスを感じるようなことを考えると圧迫感を感じると同時にゲップが出てくる。 このゲップ、嫌なことを思うと出やすくなるようだ。 ストレスによる逆流性食道炎なのか? 高血圧というほどでもないが、起床時と就寝時に定期的に測定している血圧も変動幅が大きい。 最高/最低共に20〜30mmHg程度の変動がある。 あるいは自律神経機能不全か? 寒暖差も影響しているようにも思える。 鼻水も出る。 花粉の影響かもしれないと思う。 鼻を強くかみすぎると鼻出血してしまうので辛い。 酸素飽和度も安定しない。 散歩直後などは90%以下になる。 ソファーで休みながら測定すると平均94%程度。 激しく歌った直後は90%以下になるが、1,2分座って休憩していると98%前後まで回復する。 心拍数も予想外の値を示すこともある。 この計測値、安物の測定器のため精度が悪いのかもしれない。 多分、致命的な症状ではないと思うが、色々な不快な症状が多すぎるように思う。 昔はスキー・シーズン到来ということで冬が楽しみだったが、ここ最近は冬が辛い。
 4月6日に通院するが、このとき主治医に症状を訴えようと思う。 採血などの検査、呼吸器外科と耳鼻咽喉科での診察は予約しているが、当日消化器内科も受診しようと思う。 思えば、早期胃癌の手術を行ってから2年になり、内視鏡検査もこの1年近く行なっていない。 胃がんも怖い。 
 

 
ヨツバツツジ
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2016/03/21
(月)
自律神経機能不全?

 昨日起床時体調の異変に気づいた。 ベッドから起き上がりトイレに向かう途中、ふらついた感じがしたのだ。 トイレの便座に座り用を足しているとき眼前の壁がゆっくりと回転しているように見えた。 おそらく、これが「めまい」なのだと少し不安になった。 便座から立ち上がるのが怖かった。 めまいがほぼ停止した頃、恐しばらくる恐る立ち上がり、ベッドに向かった。 寝室に戻るだけのわずかの距離でもふらつき感があり、ベッドで横になり回復を待つ。 いつものように血圧測定。143-71/76 早朝高血圧気味といえどもいつもより僅かだが高い。 ベッドで横になっていると胸部不快感に襲われる。 ゲップが頻発する。  この胸部不快感とゲップは終日続いた。 以前、逆流性食道炎と診断されたが、もしかして不整脈、心不全などの心臓系の病気ではないかと不安にかられる。 
 先日の通院時、耳鼻咽喉科にも立ち寄った。 医師に以前処方していただいた「エリザス点鼻粉末200μg28噴霧用」の使用を血圧上昇気味という理由で最近1ヶ月以上使用していないことを告げる。 医師は「この薬は血圧に関する副作用はない」との話。 この話を聞いてから使用を再開した。 以前と同じように何か体調不調を感じ始めた。 昨日の体調不良で「エリザス」の使用をやめた。 ネットで副作用について調べた。 直接的に血圧上昇の副作用は記述されていなかった。 この1年以上気管支拡張薬「ウルティブロ」を服用し続けている。 この薬との飲み合わせで体調不良に陥ったのかもしれない。 抗がん剤治療で休薬期間に入ったことによる不安から、或いは季節的変動など色々考えられる。
 とにかく昨日は体調不良で大変悩まされた。 立ち上がると頭がボーッとなり転倒するのではない、胃が下に引っ張られているような鳩尾辺りの不快感、ゲップ、安静時の酸素飽和度の低下(90〜93%)、など不安な要素が多すぎる。 車の運転のような普段はストレスと感じないような動作でも不快な症状が顕著になってくる。 
 就寝時、いつもは0:00頃に眠りについているのだが、昨日は2:00頃まで寝付けなかった。 
 朝、昨日ほど極端な体調異変はなかったが、最低血圧が91mHgもあった。 ここ1ヶ月内では最高の値だ。 この1年は全く感じたことはなかったが、何となくいがらっぽい感じがした。 多分、胃液が就寝時逆流した結果なのだろうと思った。 この「いがらっぽい感じ」恐らく逆流性食道炎の有力な根拠なのだろう。心配していた心不全などの恐ろしい病気の可能性は少しは薄くなったような気がした。  それでも血圧の変動状況等を思うと血栓なども少しは心配になってくる。
 ネットで自律神経失調症について調べてみた。 症状としかなり該当するのが現れた。 この2日間で次の症状が出た。ふらつき、めまい、血圧変動、逆流性食道炎(ゲップ頻発) 睡眠障害、左手先、足先の軽い痺れ感,、紅潮。 昨年末以来の体調不良、どうやら自律神経機能不全の疑いが強いようだ。 次の通院は4月6日。 それまでに症状などを詳細に記録しておき、主治医と相談しようと思う。
 
ミシシッピー州 ビッグスバーグ軍事公園
2004/6/7撮影
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2016/03/19
(土)
高血圧

 テレビ番組によると日本では突然死で亡くなる方が年間10万人程度いるとのことだ。 症状が出てから24時間以内に死亡が確認された場合に突然死とするそうだ。 突然死の原因の7割前後が血管系の病気によるものらしい。 心筋梗塞とか脳梗塞、心不全などだ。
 
 3,4年前、入院中に血管年齢の測定を行なっていただいた。 実年齢よりも20才以上若かったと記憶している。 110-60程度で血圧に関しては殆ど「至適」というランクだった。 アバスチンなどの抗がん剤の影響や加齢なども関係していると思うが、昨年あたりから血圧上昇気味なのが気になり始めていた。 内視鏡検査直前など病院内では最高血圧が170mHg以上のときもあった。 自宅で血圧測定を毎日行なうようにしてからほぼ1年近くなる。 最近は就寝前と朝の目覚め時に毎日測定している。 早朝の方が血圧は最高、最低共に10mHg前後高いようだが、よくわからない。 どうも明け方、冷え込むと血圧が高めになっているような気もする。 血圧は多くの要因で大きく変動するらしい。 少々高めの血圧でオタオタしないことも必要だろう。 私の場合、最高血圧が160mHg以上のときは頭痛を伴うような感じがする。 
 
 ネットで血圧の測定値について調べてみた。個々の測定値よりも平均血圧とか脈圧についてチェックしておくことも大事なようだ。
 
インディアナ・デューンズ湖畔公園
ミシガン湖
インディアナ州
2004/6/4訪問
平均血圧  (最高血圧-最低血圧)/3+最低血圧 正常値:90mHg未満
 
脈圧 最高血圧-最低血圧 40<正常値<60
 
 脈圧は加齢と共に高くなる傾向があるらしい。 また60歳以上の高齢者の場合、平均血圧が正常値の範囲内の割合は20%前後のようだ。
ちなみに私の今朝の測定値は135-75mHg/63bpm。 脈圧60mHg、平均血圧95mHgだ。

 
 今は休薬中だが、徐々に血圧は正常値に近づきつつあるように感じている。 1ヶ月当たり、2〜4%程度改善しているのではないかと思っている。
 
 2011年の術後補助化学療法での骨髄抑制による血液劣化を自覚して以降、血管系についてはかなり気にしてきていたと思う。 今でも血液検査での赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット等の数値は基準値以下だ。 過去の経験から推定すると、基準値にまで回復するのは今年夏以降だろうと予測している。 
 
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2016/03/10
(水)
咽頭癌?

 3月2日の胸部CT撮影結果を聞きに通院した。 2015年10月15日、2016年1月14日撮影のCT画像と2016年3月2日の撮影の画像と見比べたが、特に変化はなかったようだ。 これまでの維持療法は効果があったとも考えられるとのこと。 
 主治医から休薬について説明があった。 今後の治療に対してはいろいろな手段があるようで選択を求められたが、自分で判断できるわけがない。 主治医に全面的に任せる旨を伝える。 今後は経過観察を続ける予定。 ほぼ1ヶ月毎に経過観察。 次は4月6日検査。 さすがにCT撮影は被爆量の問題から行なわず胸部X線撮影、採血で観察とのこと。
 主治医に喉の痛みを伝え耳鼻咽喉科に診察予約していただく。 
 呼吸器外科の診察を終え、耳鼻咽喉科に向かう。長く待たされた。 2時間位だろうか。 やっと診察室に呼ばれた。  以前も診察していただいたが、若くて美人の女医だ。 症状を伝える。 鼻の穴から内視鏡が挿入され喉の辺りを観察する。 テレビモニターを見ることが出来る。 きれいな食道、喉のようだ。 特に異常は見られないとのこと。 ただし、内視鏡では見えない箇所もあるとのこと。 念のため首のCT撮影を行なうことになった。 次回検査結果を聞く予定。 モニター画面を見て思った。 どの部位かよく分からない。 奥に胃への入り口(幽門)らしきものも見える。 食道はきれいなサーモン色だ。 結構粘液が多いようだ。 帰宅して調べると1日に出る鼻水の量は1リットルとのこと。大半は胃の方に流れ込むらしい。 多分モニターで見えた粘液らしきものは鼻水なのだろう。
 記憶は定かではないが父は咽頭癌か食道がんで死亡した。 このこともあり、ここ10日程度続く喉の違和感が気になり咽頭癌ではないかと心配になったのだ。 前回の早期胃癌の経験からもとにかく早期発見が重要なのだ。 
 ネットで調べると咽喉頭異常感症の可能性も考えられる。  「つばを飲み込むときに、つまったような違和感がある。 でも、食べ物を飲み込むときには何も感じない。「咽喉頭異常感症」は、そんなときに疑われます。」との症状解説にぴったりの症状なのだ。 唾を飲み込むとき喉仏の右上ないし下あごあたりに違和感というか何となく腫れているような感じがするのだ。
 本日の医療費 呼吸器外科730円(自己負担:220円)、耳鼻咽喉科14760円(自己負担:4430円)
 これまでは抗がん剤治療があり、この抗がん剤治療だけで国民健康保険限度額に達し、以降は自己負担0円だったのが、今回は負担させられたという感じだ。 前回の医療費を加えても1万円強で、これまでよりも遥かに自己負担分が少なくなっているのだが、気分的には損したような気にもなるから不思議だ。
  
梅満開
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2016/03/02
(水)
休薬

 今日からまた便秘や鼻出血に悩まされる1週間が始まるのか〜と憂鬱な気分になりながら第11回維持療法(アリムタ)を受診のために病院に向かった。 いつも通り、採尿、採血、胸部X線撮影を行い、診察室に向かう。 採血結果が出るまで少し待たされる。 採血結果を見て、アリムタ投与量などを決めるのだ。
 診察室に入る。 主治医から「しばらく休薬しましょう」と告げられた。 胸部X線画像や採血結果で特に異常もないようだ。 思えば化学療法もすでに14回も行なっている。 最初はアリムタ+アバスチン+カルボプラチンだったが、最近はアリムタだけになっている。 癌細胞にアリムタ耐性ができたわけでもないらしい。 まっ、14回も続けているので休薬も仕方がないか・・・、と素直に主治医の提案を受け入れた。 2011年〜2012年にかけて行なわれた術後補助化学療法を終えた後の驚くばかりの体力などの回復振りを思い返すと、少しホッとした気分にもなる。 で、本日の点滴は中止となり、今後の方針を決めるために胸部CT撮影を行なうことになった。1週間後に結果を聞き、今後の方針を決める予定だ。
 しばらく医師と談話。 最近は事前に診察時に医師に尋ねたいことをメモするようにしている。今日は以下の質問等を行なった。
  昨年12月肺癌に対しても承認された免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブについて 
  副作用としての間質性肺炎の可能性について
   そんなに心配する必要はないらしい。 むしろ糖尿病の危険性があるらしい。 まだ国内での肺癌への適用実績が少なく急いでニボルマブを用いる必要性は自分でも感じない。 明らかに悪化傾向が出現したときに考えようと思う。
 
血圧測定について
  右図のようなグラフを作成して主治医の意見を聞いた。
  1月、2月のグラフを見比べ、やや2月の方が血圧は低くなっている。 寝起きは血圧が高くなる。 早朝高血圧と呼ばれているものだ。 就寝前と寝起きとでは20mmHg程度の差がある。 グラフは目覚めてから1時間前後に測定した血圧と医師に告げると、目覚めてから30分以内に測定するのが良いと言うような助言を受けた。 起床時寒いと血圧が高くなる傾向があるそうだ。
 
夏冬カロリー消費
夏場と同じ程度の食事をしていると体重減少がるようで、最近は多分400kCal程度余分に食べている。 夏冬とでカロリー消費量は異なるのか?
主治医の答えは忘れた。 
 
喉の痛み 
この1週間喉が痛む。 唾液を飲み込むときに喉に鈍痛を感じる。
  主治医が喉を観察されたが、特に異常はないようだ。 
 
酸素飽和度
自宅でトイレに行って戻る程度の歩行で酸素飽和度は90〜92%程度に低下する。 負荷がかかると酸素飽和度はかなり落ちるようだと訴えた。
トイレ往復程度の運動で90%近くまで落ちることに関しては主治医は少し心配された。 JR池袋駅でのホームへの上り階段(約40段)、上りきった時点で83%前後、1分後には94%に回復、更に3分後には97%に回復することを話すと、回復が早いことは良いこととのお話。 肺胞の数が半分以下なので負荷がかかったとき酸素飽和度が低下するのは仕方がないか・・・と主治医、私共に納得の感じ。
 
寒暖差と体調との関係
質問し損ねた。
 
2016年3月2日採血結果
H27
07/13
07/23 07/30 08/13 09/03 09/24 10/15 11/05 11/26 12/17 12/28 H28
01/14
02/08 03/02 基準値 意 味
総蛋白 6.9 6.7 6.6 7.0 6.9 7.0 6.7 7.0 7.3 7.0 7.0 7.3 7.2 7.0 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 4.0 3.9 4.1 3.9 3.9 3.8 L 4.0 4.0 3.9 4.1 4.0 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 20 23 27 25 27 31 29 36 H 39 H 31 47 H 29 H 26 25 10-33
ALT(GPT) 15 17 21 19 20 25 25 29 40 H 30 59 H 22 20 16 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 216 219 252 H 234 H 247 H 254 H 243 H 277 H 306 H 271 H 289 H 253 H 241 H 248 H 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 227 199 195 195 200 221 335 270 248 287 240 220 232 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 30-149
LDL-コレステロール 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 18 19 20.3 H 19 19 20 23 H 17 16 15 22 H 17 14 14 8-20
クレアチニン 0.9 0.9 0.91 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 1.0 1.0 1.0 1.0 0.9 0.9 0.6-1.1
ナトリウム 148 143 146 146 H 147 H 141 143 144 144 137 143 144 145 135-145
カリウム 4.1 3.9 4.1 3.9 4.2 4.1 4.2 4.5 4.2 4.3 4.1 4.2 4.2 3.4-5.0
クロール 111 H 110 H 109 H 109 H 111 H 111 H 108 109 H 111 H 108 103 109 H 110 H 109 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.1 0.1 0.1 0.3 0.1 0.1 0.1 0.2 0.1 0.3 0.1 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 64.1 60-89:正常または軽度低下
45-59:軽度〜中等度低下
腎臓の働き(GFR(糸球体ろ過量)推算値)
白血球数 3.50 5.66 5.49 4.68 565 5.26 5.64 6.79 6.54 6.70 5.36 6.71 5.30 5.51 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 306 L 320 L 3.03 L 336 L 353 L 363 L 345 362 L 389 L 362 L 374 L 370 L 384 L 366 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 10.4 L 10.8 L 10.1 L 11.4 L 11.6 L 11.9 L 11.4 12.0 L 12.8 L 11.8 L 12.2 L 12.3 L 12.8 L 12.3 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 30.8 L 32.4 L 30.3 L 34.0 L 35.2 L 36.1 L 34.0 35.7 L 38.5 L 36.0 L 35.9 L 37.0 L 39.3 L 37.5 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 20.1 20.1 11.5 L 18.2 19.0 21.6 18.9 20.1 20.6 22.5 10.8 L 16.4 19.2 18.6 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 9.7 10.6 10.3 11.2 H 11.0 10.5 9.3 8.6 10.4 16.0 H 8.5 9.8 2.0-11.0
MCV 102.5 H
リンパ球% 41.7 31.6 31.4 27.8 27.1 28.0 20.6 32.5 28.2 30.0 28.3 19.0-49.0
好中球% 56.9 55.5 59.1 61.3 36.2 61.9 67.1 50.4 60.2 57.0 58.3 37.0-72.0
好中球数 1.67 3.22 2.60 3.79 1.46 3.46 3.57 4.05 4.50 2.70 4.04 3.02 3.21 過去最低:1.02
CEA 2.4 3.5 5.2 H 5.3 H 6.4 H 6.8 H 6.1 H 5.5 H 6.2 H 5.0ng/ml以下
CA19-9 18.5 37U/ml以下 29.3(2013/2/28)  
KL-6 500U/ml以下 442(2013/2/28) 間質性肺炎の活動性を測る指標

 赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの値が前回と比べ低下している。 少し気になる。 1月14日測定時とほぼ同じだ。 休薬期間の差も少しは影響しているかもしれない。前回の方が少し長いのだ。 CEAの値が高くなっているのも少し気がかりだ。 12月17日6.8と高かったが、このときは肝臓系の数値の悪化の影響と自分なりに納得していたが、今回は肝臓系の数値もそんなに悪くはない。 まっ、基準値を僅かに超えている程度なのでそんなに気にしなくてよいものだろうと思う。
 CT撮影を終えて、お会計へ。本日の医療費26570円(自己負担分:7970円)
 
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2016/02/29
(月)
新癌患者仲間

 先日、癌患者およびそのサポーターの方々からなる集会に参加した。 この会は月1回の頻度で開催されている。 この会に初めて参加させていただいてからもうすぐ1年になる。 前回お会いした方が参加されていると、「お元気でよかった・・・」と安堵する。 また毎回、新たな仲間が加わる。 コーディネーターの方はなるべく初参加の方々に発言の機会を与えようとされる。 
 初参加の方は、最近、癌告知されたばかりの人が多いようだ。 この人達の発言はほとんどが悲嘆にくれた嘆き節だ。 「何で私だけが・・・」、「今後の生活は・・・」とぼやかれる。 その気持ちも分かるが、そんなに悲観的に考えることは百害あって一利なしだと思う。 ステージ1か2の乳癌で、絶望的な気持ちになるのはアホらしい。 ステージ1か2の乳癌の10年生存率は多分90%前後だったと思う。 私の肺癌と比べれば、ものすごく高い値だ。 相撲で言えば、肺癌は小結程度、乳癌は幕下程度だろうと思う。 また、成人では毎日約1万個の癌細胞が発生しているそうだ。 健常人は免疫力により、これらの癌細胞が増殖しないように攻撃しているのだ。 手術で癌細胞を完全に除去できない癌患者は抗がん剤治療や、独自の免疫療法に頼らざるを得ない。 私もQOL(Quality of Life:生活の質)を考慮すると手術は難しい。 当面は抗がん剤治療と自己免疫力に頼らざるを得ないのだ。 自己免疫力を高める方法はメディアで盛んに色々な手段が報じられている。 基本的には食事、生活リズム、運動、精神的な安定などが大事だ。 悲観的に考えてばかりいると恐らく免疫力は高まらないだろうと思う。 現実を受け入れ、前向きに生きていくことが重要だと思う。 
 私は最初に肺に影が写っていたときに疑われたのが間質性肺炎で、ネットで調べると無茶苦茶恐ろしそうな病気だったのでとても不安になった。 検査の結果肺癌と診断されむしろホッとしたという変り種だ。 癌告知されたとき、知人の医師達に色々相談した。 自分でもネット等を通じて勉強もした。 そんなに不安には駆られなかった。 勿論手術前後、不安が無かったといえば嘘になる。 自分の「死」とか「人生」を考えざるを得なかった。 自分の「死」を考えるのは怖い。 何故怖いのか考えた。 結局デカルトの「我思う、故に我あり」という言葉の解釈で怖さを解消し、ある程度達観できたと思う。 自分とは離れた位置から「死んだ自分」や「死んだ自分の周囲にいる人達」の情景を想像している自分自身、この光景を想像するから怖いのだ。 この情景を思い浮かべることができる自分がいる。 これこそ自分が存在している証拠なのだ。 「自分の死」とは「無」に帰することなのだ。 このように哲学的な瞑想に耽り、現実を素直に受け入れ、残された自分の人生を自分なりにより充実したものにすることが大事だと思うようになった。 
 初めて癌告知され悲嘆にくれている患者の方々の気持ちも痛いほど分かるが、現実を否定することはできない、受け入れざるを得ないのだ。 現実を受け入れより前向きに残された人生を充実させていただきたいと思う。 私が癌と共生する方々の集会に参加する理由は、より充実した笑顔を拝見させていただいて、自分自身も幸せな気分になるためなのだ。 恐らく幸せな気分になることは免疫力なども高める効果があるのだろうと思う。
 
志賀高原  東館山スキー場
 体力が回復すればスキーを楽しみたいと思うが、もうこんな急斜面のコースを滑ることは無理だろうと思う。 北海道ルスツ高原スキー場のふわふわ雪の緩斜面程度なら滑ることができるかもしれないと思うが、近年、寒さに滅法弱くなったような気もするので無理かもしれない・・・。
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2016/02/19
(金)
胸部圧迫感

 寒暖差が激しいと何かと体調が悪くなるようだ。 ここ最近寒かったので散歩するのを控えていてやや運動不足を感じていた。 今日は暖かだったので久しぶりに散歩に出かけた。 久しぶりの散歩なのでいつもと同じ速度で歩いているのかどうか分からない。 歩いている途中、軽く胸部圧迫感を感じた。 気にすればずっと圧迫感を感じる。 いつもとは何か異なるようだ。  アリムタ点滴から10日経過、これまでの経験から、多分、現在は体調が回復傾向にあると思う。 3週間の休薬期間中、前半は鼻出血、便秘などの自覚できる副作用に悩まされ、何となく体力の低下や体調不良に陥り、後半からは徐々に体力、体調も回復という繰り返しだ。 今回の胸部圧迫感も副作用のひとつかもしれないが、少し不安だ。 何となく呼吸能力も低下してきているような感じもする。 酸素飽和度も安静にしていると95%以上あるが、ソファから立ち上り、トイレに行き、戻ってから測定すると92%/90bpm前後の測定値となる。 ソファで安静にしていると5、6分で95%程度にまで回復する。 安物の測定器なので誤差が大きいのかもしれない・・・。
 この1週間、左肩甲骨下辺りがなんとなく筋肉痛風に痛む。 今のところ左側には癌病巣は発見されていない。 右側の癌病巣が拡大し、胸膜に浸潤し脳が左右勘違いして左側に痛みを感じているのではなかろうかと勝手に想像してしまう。 このように悪いように考えてしまうのは良くないと思うが、やはり少しは考えてしまう。 でも深刻には考えてはいない。 多分、急激な季節感の変化、抗がん剤の副作用、加齢による影響、レーシングゲーム(グランツーリスモ6)のやりすぎ。(グランツーリスモ6、ほぼ毎日1時間前後、200km程度走行しています、ハンドルを握る腕に力が入りすぎて筋肉痛を起こしているのではないかとも思っています) パソコン操作のやりすぎ(多分1日当たり2時間は操作していると思います)
 
退役航空母艦ヨークタウン
サウスカロライナ州

フォート・サムター国定公園
2004/6/10撮影
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2016/02/14
(日)
アリムタの副作用

 予想していたとはいえ、多分アリムタ等の副作用と思われる便秘症状、今回は重症のような気がする。 これまでの経験から、点滴翌日から便秘症状が出現し、ほぼ1週間苦しめられる。 これまでは1週間近く経過すると徐々にヤギの糞程度の便が排出されるのだが、今回は全く排出できない。 便意は頻繁に起こるのだが、いざトイレに駆け込むと、排出できない。 かなり力むのだがダメだ。 これ以上頑張ると肛門が裂けてしまうのではないかと思うほどだ。 出そうで出ない。 肛門内にスプーンを差し入れ、掻き出したい気持ちになる。 洗浄水を肛門に吹きかけ、肛門周辺を刺激したり、肛門内に洗浄水を取り込ませ、便に水分を含ませ少しでも排出しやすくしょうと試みるが、未だに成功しない。 1時間ごとに便意を催す。 少し肛門部がひりひりする。 あ〜、また催してきた・・・。
 気になるのでアリムタの副作用などについてネット経由で調べなおした。 一番信頼できそうな製薬会社のどちらかと言えば医師向けの内容のようだ。色々副作用などが示されている。 私の場合、これまで経験と言うか自覚してきた副作用は次の通りだ。
グレートベイスン国立公園
ネバダ州
2002/6/4撮影
 
精神神経系  不眠症  不眠症とまではいえないが、以前よりも睡眠途中で目覚める回数が多くなったような気がする。平均2、3回トイレタイムとなる。 以前は90分の倍数単位で途中覚醒が起こっていたが、2時間とか4時間とかやや不規則な感じだ。 毎年のことながら春が近づいてくると何となく睡眠時間も増え、途中覚醒回数も少なくなっていたような気もするので何とも言えない。
 
頭痛  ときたま左前額辺りに軽く頭痛を感じることがある。 どちらかといえば血圧が高いときに出現する可能性が高いため因果関係は不明
 
循環器系 血圧上昇   つい最近まで徐々に血圧上昇しており、早朝高血圧の可能性が高いと自分なりに思っていたが、約2週間前から対策を自分なりに立てた。 それまで夏物パジャマだったが、冬物パジャマに替えた。 睡眠中エアコンを常に稼動させるようにした。 口腔内の乾燥を防ぐため、マスクを装用して眠るようにした。 アバスチン投与を中止したからかもしれないが、血圧は徐々に低下してきているようだ。
 
呼吸器系 鼻漏  アレルギー性鼻炎治療剤を就寝前服用を続けており、徐々に鼻の不快感は解消しつつあるが、未だに鼻水や鼻出血は治まらない。 特に鼻出血は20日の休薬期間中の前半に顕著に出現するようだ。
 
消化器系 便秘  前述の通り。 私にとって今のところもっとも強くて顕著に出現する副作用。 昔の骨髄抑制による血液などの劣化時よりはマシ。
 
腹痛  投与後1週間程度ときたま鳩尾辺りに不快感が走りゲップが頻発する。 腸内から大量にガスが発生し、逆流しているのか心臓系の疾患なのかよくわからない。
 
肝臓系  AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、血中LDH 上昇、血中Al-P 上昇等検査数値がやや高く基準値を上回っている検査項目もあるが、基準値ぎりぎりなので今のところ特に問題視していない。 また自覚症状もない。
 
その他 鼻出血  呼吸器系の鼻漏と同じ
 
胸痛  上半身のあちこちに局部的に筋肉痛のような痛みを感じることが多い。 気温が低いと痛みを感じることが多いようだ。 入浴時は殆ど痛みは解消している。 ゲームやパソコンのやりすぎによる筋肉痛かもしれない。
 
この副作用はあくまでも私の主観による私に発現する副作用です。 アリムタの副作用は他にも多くあります。 
 
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2016/02/08
(月)
第10回維持療法(アリムタ)

 本来は先週木曜日が点滴予定日だったが、点滴室の予約が取れず、今日になった。 お世話になっている病院では点滴室の予約は、まず各診療科毎に、予約可能な席と時間が割り当てられているそうだ。 先週木曜日の点滴室は呼吸器外科に割り当てられている時間枠と席数が満杯状態だった。 こういう場合、他診療科に連絡して空いている枠を医師同士で融通しあうそうだ。 それでも満席だったので、月曜日になってしまった。
 点滴の日は、まず採尿、採血、胸部X線撮影などを行なう。 採血結果が判明してから診察室で医師と打ち合わせ。 この時間帯には医師には殆ど質問等しない。 医師の方も、検査結果を元に抗がん剤投与の可否、投与量の決定、点滴針の挿入などを行なう。  
 点滴室に向かう。 もう点滴室では看護師などと顔なじみだ。 投薬量は前回と同じ。 点滴時間も2時間弱。 点滴の席にはテレビも備え付けられているが見ることはまずない。 この時間に合唱の譜面を見ながら曲を覚えているのだ。 今練習している曲はシューベルトのミサ曲As Durで演奏時間は40分程度の曲だ。 流石に声を出して歌うわけにはいかない。 楽譜を見ながらCDの演奏を聴いたりして2時間弱を過ごす。 
 点滴が予定通り終了し、診察室に戻る。 先日の脳MRIの結果を聞く。 MRI画像と診察結果がパソコン画面に映し出されたが写真撮影するのを忘れた。次回撮影しよう。 結果は前回と変わりなし。 肺癌ではよく見られる脳転移も認められず特に異常は認められなかったとのこと。 多分直径数mm程度の白い斑点のようなものが1箇所写っていたが、前回とは変わらない。 テレビの健康番組によると加齢によるものらしく、特に異常というものではないらしい。 また説明はなかったが、自分なりに都合よく判断すると脳萎縮もないようで、かなり良好な状態の脳であるとちょっぴり安心感に浸っている。
 昨年12月からの体調不良等を訴えるが、医師は軽く聞き流した程度だった。 高血圧の懸念も伝えた。 この4週間の自宅での血圧測定結果を医師に渡した。 どうも早朝高血圧の可能性があるのではないかと伝えた。 第8回維持療法まで投薬し続けていたアバスチンの副作用による血圧上昇、冬場になり気温が下がってきたこと、色々な薬による自律神経への悪影響で交感神経が活性化されたためなのではないかと自分なりの考えられる原因を話した。 といっても最近は血圧は低下傾向にあり140-80以下のことが多く、「よくなってきてますね〜」と軽く聞き流された感じだ。 いつも参考にしているJR駅でのホームへの上り階段を上りきったときの酸素飽和度、この値も徐々に改善されつつあるようだ。 以前は上りきったとき80%前後だったと思うが、今日は85%前後だった。 恐らく骨髄抑制の副作用が薄れ、徐々に血液の質がよくなっているのではという期待がもてた。 
 時々、気にすれば何となく胸の圧迫感を覚えることや、肩甲骨周辺にときたま痛みが走り、もしや現在の癌細胞が大きくなり胸膜に浸潤して痛みを起こしているのではないかとの懸念があったが、診察では医師にその懸念を伝えるのを忘れた。 診察時に医師に伝えるべき懸念や不安などをメモしておくべきだった。 多くの患者を診てきている経験豊富な医師にとっては、殆ど問題視されなかったり、今後の推移が十分予測できかつその解決法が存在しないような患者からの訴え、恐らく医師としては軽く聞き流すしかしょうがないのだろうと思う。 自分の健康はやはり自分が主体となって守らなければならないと思う。 医師にとってはもう聞き飽きたような患者からのよくある訴えに対してどのように対応するかを患者は観察しているのだ。 
 
2016年2月8日採血結果
H27
06/17
07/13 07/23 07/30 08/13 09/03 09/24 10/15 11/05 11/26 12/17 12/28 H28
01/14
02/08 基準値 意 味
総蛋白 6.6 6.9 6.7 6.6 7.0 6.9 7.0 6.7 7.0 7.3 7.0 7.0 7.3 7.2 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 4.0 4.0 3.9 4.1 3.9 3.9 3.8 L 4.0 4.0 3.9 4.1 4.0 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 20 20 23 27 25 27 31 29 36 H 39 H 31 47 H 29 H 26 10-33
ALT(GPT) 16 15 17 21 19 20 25 25 29 40 H 30 59 H 22 20 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 222 216 219 252 H 234 H 247 H 254 H 243 H 277 H 306 H 271 H 289 H 253 H 241 H 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 230 227 199 195 195 200 221 335 270 248 287 240 220 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 130-219 動脈硬化や循環器系障害の診断
HDL-コレステロール 40-90 善玉コレステロール
中性脂肪 30-149
LDL-コレステロール 70-139 悪玉コレステロール
尿素窒素 18 18 19 20.3 H 19 19 20 23 H 17 16 15 22 H 17 14 8-20
クレアチニン 1.0 0.9 0.9 0.91 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 1.0 1.0 1.0 1.0 0.9 0.6-1.1
ナトリウム 144 148 143 146 146 H 147 H 141 143 144 144 137 143 144 135-145
カリウム 4.1 4.1 3.9 4.1 3.9 4.2 4.1 4.2 4.5 4.2 4.3 4.1 4.2 3.4-5.0
クロール 111 H 111 H 110 H 109 H 109 H 111 H 111 H 108 109 H 111 H 108 103 109 H 110 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.1 0.1 0.1 0.1 0.3 0.1 0.1 0.1 0.2 0.1 0.3 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
GFR推定値 59.8 L 64.1 60-89:正常または軽度低下
45-59:軽度〜中等度低下
腎臓の働き(GFR(糸球体ろ過量)推算値)
白血球数 4.60 3.50 5.66 5.49 4.68 565 5.26 5.64 6.79 6.54 6.70 5.36 6.71 5.30 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 326 L 306 L 320 L 3.03 L 336 L 353 L 363 L 345 362 L 389 L 362 L 374 L 370 L 384 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 10.7 L 10.4 L 10.8 L 10.1 L 11.4 L 11.6 L 11.9 L 11.4 12.0 L 12.8 L 11.8 L 12.2 L 12.3 L 12.8 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 31.6 L 30.8 L 32.4 L 30.3 L 34.0 L 35.2 L 36.1 L 34.0 35.7 L 38.5 L 36.0 L 35.9 L 37.0 L 39.3 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 21.7 20.1 20.1 11.5 L 18.2 19.0 21.6 18.9 20.1 20.6 22.5 10.8 L 16.4 19.2 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 9.7 10.6 10.3 11.2 H 11.0 10.5 9.3 8.6 10.4 16.0 H 8.5 9.8 2.0-11.0
リンパ球% 41.7 31.6 31.4 27.8 27.1 28.0 20.6 32.5 28.2 30.0 19.0-49.0
好中球% 56.9 55.5 59.1 61.3 36.2 61.9 67.1 50.4 60.2 57.0 37.0-72.0
好中球数 2.26 1.67 3.22 2.60 3.79 1.46 3.46 3.57 4.05 4.50 2.70 4.04 3.02 過去最低:1.02
CEA 2.4 3.5 5.2 H 5.3 H 6.4 H 6.8 6.1 H 5.5 H 5.0ng/ml以下
CA19-9 18.5 37U/ml以下 29.3(2013/2/28)  
KL-6 500U/ml以下 442(2013/2/28) 間質性肺炎の活動性を測る指標

昨年12月は体調不良だったが、検査数値を比較するとやはり裏付けられる。 どうも肝臓や腎臓に軽い障害があったようだ。また12/28はCRPが0.3となっている。 体内に何か軽い異変があったようだ。 昨年6/17でカルボプラチン投与は終了し、以降はアリムタ+アバスチンによる維持療法となった。 白金製剤は私の場合、骨髄抑制が特に強く出るようだ。 最後のカルボプラチン投与から2,3ヶ月後には徐々に血液組成がよくなり始めているのが、検査数値からも明らかだ。 2011年〜2012年に受けた術後補助化学療法時のプラチナ製剤シスプラチンの最終投与から3,4ヶ月で血液成分の改善は目を見張るほど劇的だったと思うが、今回はそのときと比べ改善速度が遅いようだ。 多分アバスチンとアリムタの副作用として少しは骨髄抑制があるのかもしれない。 
 腫瘍マーカーCEAの値も減少している。 高かった昨年12月、恐らく軽い肝機能障害の影響なのだろう。 
 本日の医療費 : 339120円(自己負担分:44400円)
 
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2016/01/30
(土)
空気清浄機

 今日、Amazon経由で注文していた空気清浄機が配達されてきた。 4台目の空気清浄機だ。 一人住まいの小さな自宅に4台の空気清浄機は少し贅沢すぎるような気もする。 3年前、引っ越してきたとき一番強力な空気清浄機の加湿機能が壊れてしまった。 冬になると部屋の乾燥が極端になり、3台目の空気清浄機を購入した。 一応、リビングや寝室の環境はある程度改善された。 冬場はやはり乾燥気味だ。 リビング・ルームには加湿機能が壊れた空気清浄機と新規購入した空気清浄機が稼動している。 3台目の空気清浄機の加湿能力は少し低かったようだ。 湿度40%以上にはならない。 ウイルスが頑張りだすかもしれないという若干の恐れを抱きつつも湿度40%以下で我慢して過ごしてきた。 今冬は昨年末からの体調不良で色々健康、衛生面で更に気をつけなければならないと思っていた。 室温も我慢せずできる限り快適な温度になるよう例年よりも+1度上げている。 そのためか、部屋の湿度は30%以下になることも多かった。 健康面を考慮して何とか加湿しなければならないと思っていた。 加湿器と空気清浄機とでは価格的にもそんなに差はないようだ。 少し贅沢と思いつつも空気清浄機を注文した。
 リビング・ルームでは2台の空気清浄機で加湿しているが、今日は雨天であるにもかかわらずまだ湿度60%以上にはなっていない。 今日は寒く、床暖房やエアコンでガンガン暖房しているので湿度が高くならないのだろうと思っている。 
 今更・・・とは思うが、呼吸器に関する健康には特に気をつけている。 恐らくもう肺の外科的手術はできないのであろうから・・・。 加齢、抗がん剤の副作用等による免疫力の低下、医療技術の急速な進歩を考えると何としても生きのびて進化する医療技術の恩恵を受けつつ残された人生をより楽しみたいという思いがかなり強いのだ。 せめても健康/衛生面を考慮して我が家の居住環境くらいは良好な状況を保っていたいと思っている。
 
セコイア国立公園
カリフォルニア州
2001/9/18撮影
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2016/01/26
(火)
G47Δ (G47デルタ)

 ウイルスは我々人類にとって害を与えるものだと思い込んでいた。 ところが「毒には毒を」との言葉にあるように、あるウイルスは癌細胞に対して攻撃性を発揮するものもあるとテレビ報道されていた。東京大学医科学研究所のウイルス療法だ。 癌細胞だけを攻撃し、正常細胞に対しては害を与えないウイルスを人工的に作成し、現在臨床研究が行なわれているそうだ。 3年後位には一般に用いられるようになるらしい。 
 この10ヶ月間、化学療法+維持療法で癌細胞の増大化を防いできたと思い込んでいる。 今はアバスチンは休薬中でアリムタだけでこのまま増大化を妨げ続けられるか不安だ。 アリムタに対する癌細胞の耐性も現れるかもしれない。  今年春頃には免疫チェックポイント阻害剤、商品名は不明だが、肺癌に対する抗がん剤として承認される見通しとの主治医の話。 私のように間質性肺炎の危険性がある患者に対してこの治療薬が適用できるかどうか不明だが、一縷の望みをもっている。 何とかG47Δが肺癌等の治療現場に適用されるであろう3年後までは生き延びたい。
 それにしても最近の医療技術の進歩は目覚しいと思う。 これらの進歩のおかげで、10年生存率もかなり改善されたようだ。 乳癌にいたっては確か90%以上、肺癌は30%以上に達している。 手術現場においてはダ・ビンチの登場により、高度な医療技術を有する手術医が遠隔地で操作してより確実に安全に手術が可能になりつつある。 また放射線治療も従来呼吸などにより病変部が動いて放射線照射が困難な部位に対してもより高度な放射線治療機器が開発され可能になってきている。
 ホント、私の場合、辛うじて時代の流れに乗り、延命できているのかもしれない。 我ながら生命力とか運の良さに惚れ込んでしまう。 あるいは技術が世の中に出現する寸前で我が命が途絶えてしまうかもしれない。 健康面以外では私のこれまでの人生、ぎりぎりのタイミングでアウトになったことの方が多かったような気がする。
 
クレカンティ国立保養地
コロラド州
2002/6/11撮影
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2016/01/25
(月)
頭部MRI

 血圧に関しては4,5年前は110-60程度でいわゆる「至適」という極めて良好なつもりだった。 病院で測定した血管年齢も実年齢よりもかなり若かったと記憶している。  血管新生阻害剤と呼ばれる抗がん剤による副作用として血圧上昇がある。 さすがに2015年以来ほぼ3週間毎にアバスチン投与を12回も繰り返すと、血圧上昇も許容範囲を越えそうになる。 主治医とは収縮期血圧が150mHgを越えるようだとアバスチン投与の可否を検討することになっていた。 収縮期血圧が170を越えるときもあった。 このときは流石に驚いた。 頭痛や生あくびが出る。 恐らく脳内圧力が高まり、かつ脳内酸素不足なのだろうと不安にかられた。 毎日目覚め後1時間前後に血圧測定していたが日によって160〜130mHgとかなりのばらつきがあった。 このばらつきもしかすると脳内に血栓が詰まっているのかもしれないと不安になった。 主治医に血圧についての不安を告げ、9回目の維持療法からはアバスチン投与をしばらくやめることになった。 高血圧には仮面高血圧とか早朝高血圧など色々なタイプがあるようだ。 今のところ起床時の定時血圧測定しか行なっていないが、もしかすると一番厄介な早朝高血圧かもしれないと思った。 主治医と相談し久しぶりの頭部MRIによる検査を実施することになった。
 今日検査を受けてきた。 結果は次の維持療法時に聞くことになっている。 本日の検査費用:0円(国民健康保険限度額適用のため) 今月、抗がん剤投与を受けているため、すでにこの支払いで限度額に達しているためだ。
 
セオドアルーズベルト国立公園
ノースダコダ州
2002/6/1撮影
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