肺 癌 ( 腺 が ん )      闘 病 記 録      過去  最初
日 時
2012/01/23
(月)
寒さの影響

 未だに肺機能は改善され続けている感じが持続している。目覚め時、とても快調な感じがする。最近では起床時、しばらく安静にしていると心拍数60bpm前後、酸素飽和度は99%程度を示す。
 ここ最近寒い日が続いている。安静時は余り感じないが、負荷をかけたとき数値的に余りよくないような気がする。街中を歩いているとき、他の方が寒いので早足で歩かれているのもひとつの原因かも知れないが、流れに乗って歩くと心拍数は100bpm以上、sぽ2は95%前後となり、心拍数が予想しているよりも10bpm程度多いように感じる。
 寒くなってくると右胸周辺がときたま痛くなることがある。この痛み、チクッとしたような痛みではなく筋肉痛のような鈍い痛みだ。手術での創に沿った部分と右胸下辺りが痛くなる。右胸下辺りは声楽でかなり横隔膜を動かしたときに頻発するように感じる。
 
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2012/01/18
(水)
外来受診

 今日は午前11時から循環器内科、11時半から呼吸器外科を受診する。順序が変わり呼吸器外科を先に受診。多分1月4,5日受診した心臓負荷検査などの結果をご存じなのだろう。
 「先生、未だに毎日体調が良くなっているのを実感しています。恐らく前回の異常は私の血液の質が悪くなったためだろうと考えています。従来普通トラックで酸素等を運搬していたのが抗ガン剤やG−CSFにより軽トラックに置き換えられたためだろうと自分なりに思いこむようにしています」
 「う〜ん、やはりG−CSFの影響なのかな〜」と主治医。
 今後の治療方針について話し合う。主治医は私の間質性肺炎の急性憎悪をとてもきにかけて下さっている。今のところX線、血液検査においても悪化の兆しはないようだ。従来と同じシスプラチン+ナベルビンで第3回術後化学療法を行うことで合意。1週間後の25日入院と決まった。今度は退院間近に血球数が減少していてもG−CSFの皮下注射は慎重に行っていただきたく思っている。
 循環器内科を受診。前回の検査結果について説明を受けた。24時間心電図モニターでは若干の不整脈がみられるが、誰にでも起こる程度で全く問題なし。エコー検査でも極めて良好な心臓の動きを示している。脈拍数や血圧のについても良好との話だった。先日の頻脈問題、やはり私の血液の質の問題と確信した。
 夜、先日乳ガンと宣告された知人と会食。彼女もとても聡明な方、20年近くのつき合いだ。海外旅行や食事など何度も付き合ってくれた。恐らく彼女との海外旅行は延べ4,5ヶ月程度はあると思う。二人とも癌患者なのだがとても明るい。もう悟りきったという雰囲気だ。恐らく会話内容は健康な人達からみればとても怖く凄まじい内容だと思うが、悲壮さは全く感じられない。患者の親戚や知人など人間関係についても話し合った。周囲の人はあれこれとアドバイスしてくれるが、殆どは患者に精神的負担を与えるだけのアドバイスだ。助言をして下さるならば、きちんと責任を持って話して欲しいと思う。素人のアドバイスの殆どは「だから言ったじゃないの・・・」という悪い結果が生じたときの助言者の言い訳程度に過ぎないといことにかなり同意した。癌なんて自分の免疫力が一番重要だと思っている。免疫力を高めるには患者の精神的負担を少しでも軽減させてあげる配慮が必要だと思う。
 
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2012/01/14
(土)
セカンド・オピニオン

 昨年まで私の見舞いに来てくれていた友人が、乳ガンと宣告されてしまった。友人は、私がお世話になっている社会保険中央総合病院の従業員の態度や施設など大変気に入っていた。昨年後半ダイエットに励み、乳房が小さくなり、何かしこりがあることに気づいた。で、わざわざ私の病院で癌検診を受けた。昨年末細胞を採取し、培養した結果、つい先日悪性腫瘍と判明した。腫瘍の大きさはかなり大きいらしい。結果を聞くために親戚の方々も診察室に同席したらしい。説明があり、セカンド・オピニオンの話もあったそうだ。
 癌闘病経験のない親族の方々は癌センターや大学病院のセカンド・オピニオンを受けるべき、あわよくば、有名病院で手術、治療をすべきという意見を述べているらしい。勿論、担当医の方はセカンド・オピニオンについて一応協力的な態度は示してくれる。
 でも私の経験からすれば、自分が相当なVIPで無い限り、あるいは、担当医に対して自分で明らかに不信感を抱いている場合を除き、セカンド・オピニオンは控えていた方が得だろうと思う。彼女は片側乳房の全摘手術と言われたそうだ。素人考えだが多分私の開胸手術よりは簡単な手術だろうと思う。そこそこの病院ならばほぼ同じような手術で安全な手術だろうと思う。乳房の部分摘出か全摘出手術かの違い、これは私の胸腔鏡手術か開胸手術の違いのような感じがする。結果的には開胸手術で確実に癌細胞等を取り除いていただいて良かったと思っている。彼女の病期等はまだ不明だが、今の日本の医療、超有名人かお金持ちでない限り殆どの癌患者は治療ガイドラインにのっとり同じような治療を受けられるようになっている。手術後の療養は患者自身の気力や生活態度の影響が大変大きいと思う。
 有名病院の場合、手術数は多いが、執刀医一人当たりの年間手術件数で見ると大したことがない場合も多い。執刀医が多いと言うことはいわゆる名医に執刀していただくことも研修医の練習台にされる可能性もなくはないと思う。また有名病院では患者が多いため、ついつい早期退院を迫られることも多いと思う。患者にとっては体力も弱り感染症の恐怖にさらされながら退院し、ときには通院して治療を受けなければならない。入院期間は長くても感染症にかかる可能性が低くなるまで入院させてくれる病院の方がありがたい。
 なぜ、こんなことになってしまったのか? ネットやマスコミの無責任な病院ランキングや名医ランキングのような影響も多いと思う。一部の大衆が注目しそうな情報(手術件数、入院期間等)のみをクローズアップして他の問題点を余り浮き彫りにしていないような気がする。
 とにかく彼女にはできるだけ早く手術を受けて欲しい。私も癌と宣告されてから手術までの時間はとても不安だった。とにかくこの待っている間にも癌細胞は増殖し、他へ転移してしまうかもしれないのだ。
 
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2012/01/07
(土)
マスク

 最近は寒いので就寝前に布団乾燥機で寝具を暖めてから寝るようにしている。本来ならば窓を開け換気をよくしてから布団乾燥機を作動させるべきなのだろうが、寒いので窓を閉め切ったまま使っている。恐らく細かな綿くずなどが大量に舞い上がっているのだろう。就寝前寝室で空気清浄機を作動させると激しく動き出す。30分位、赤い表示が点灯しつづけているようだ。更に臭いセンサーも赤になる。確かに赤いよごれセンサーが点灯していると咳が出やすい感じがする。確か、この空気清浄機購入前は1日当たり10回以上咳が出ていたが、この空気清浄機を動かし始めると殆ど咳が出ることはなくなった。
 最近は就寝時はマスクを着用して寝るようにしている。ベッドでDVDを観ながら寝る。面白いドラマなどだとついつい夢中になり眠気が全く起こらず、寝付くのは5,6時間後ということもよくある。今の私の状態、不規則な生活は禁物だと思う。最近は眠剤の服用はなるべく控えるようにしているが、2時間以上寝付けないときには眠剤を服用するようにしている。
 今朝は目覚めベッドで新聞を読んだ後、パルスオキシメーターで計測。数値が表示され、徐々に心拍数が下がってくる。64bpm、98%と久しぶりに60bpm前半にまで回復した。ちなみに前回の入院直前は60bpm前後だった。
 
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2012/01/06
(金)
体調回復を実感

 一昨日の夜は長時間心電図モニターが胸を圧迫していたため睡眠時も何となく呼吸圧迫感を感じていた。頭痛もしたので少し怖かったが、昨日知人から血液の品質の話しを聞き、何となく安心した。昨日の運動負荷心電図検査でも前回の退院時と比べればかなり体調が回復していることを実感した。今朝も8時半には目覚めたが、しばらくベッドで朝刊を読み、9時半頃ベッド上でオキシパルスメーターで測定すると66Bpm、99%と日増しに良い数値を示すようになってきている。また自宅6階までの登り階段、昨日の負荷検査の状況を考えてみると多分心拍数は130bpm前後にはなると思うが途中休憩無しで登れると思う。退院時1階毎に休憩をとっていたときとは大違いだ。
 とはいえ新宿御苑を歩いているときのデーターで比較するとまだかなり悪い。1月18日に呼吸器外科の外来受診が予定されているが、この日の採血結果等により第3回術後補助化学療法の入院予定が決まると思う。転移している癌細胞があるかどうかは分からないが、できる限り小さな癌細胞である間に退治しておきたい。化学療法が遅れればそれだけ癌細胞が大きくなり強くなってしまうのではないかと心配だ。何とか1月18日までに新宿御苑散歩時、心拍数95bpm、酸素飽和度95%程度までに回復させたいと思っている。
 
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2012/01/05
(木)
生理検査
運動負荷心電図
ジェネリック薬品

 昨日処方していただいた薬を近所の薬局で購入した。薬剤師からジェネリック薬品の説明があった。よく分からないが効能は同じでお値段は半分から1/3程度になるようだ。薦められたジェネリック薬品の方をお願いした。
 現在服用している薬は、以下の通り。

以 前 現 在 備 考
朝食後 ミヤMB細粒 ミヤMB細粒 腸の調子を整える
クラリシッド錠200mg クラリスロマイシン錠200mg「タナベ」 感染症予防のための構成物質
ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒 しびれなどの症状を改善
昼食後 ミヤMB細粒 ミヤMB細粒
ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒
夕食後 ミヤMB細粒 ミヤMB細粒
ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒
就寝前 タケプロンOD錠30 ランソプラゾールOD錠30mg「DK」 胃酸の逆流による食道炎を改善する
レンドルミンD錠0.25mg レンドルミンD錠0.25mg 眠剤

 昨晩は長時間心電図モニターを装着したままベッドに入った。このモニターが胸を圧迫していたからかもしれないが、睡眠途中何回か目覚めた。頭痛がする。パルスオキシメーターで測定する。86bpm、98%程度を示している。心拍数が高すぎる。これで頭痛がするというのは多分二酸化炭素ガス交換機能が劣化しているのではないかと思う。この原因はモニターが胸を圧迫しているからかもしれない。以前も頭痛に悩まされたことがあるが、ここ最近はない。もしかするとG−CSFの副作用で肺機能の一部が破壊されたのではないかと疑っている。主治医は採血結果やX線写真を見て間質性肺炎の症状が顕在化している兆候は見当たらないとは話されているが少し心配だ。昨年12月22日以来、徐々に改善されつつはあるが、あの日を境に確実に肺機能が低下したと思っている。
 最近の新聞の訃報を見ると死因に呼吸不全とか肺炎などが多い。もしかして私も呼吸不全など肺の病気で逝ってしまうのではないかとちょっぴり不安に思うこともある。
 午後1時過ぎ病院に向かう。まだ自信がないのでタクシーで行く。今日は運動負荷心電図検査。多くの電極を付けられ検査着に着替え検査室へ。リハビリのときに経験したトレッドミルでデータを採取する。テスト開始。意外と早足で歩かされる。すぐ近くにモニター画面が見える。何を示しているのかはすぐには分からなかったが大体見当はつく。歩きながら頻繁に血圧測定もされる。心拍数も120を越えている。「これから傾斜がきつくなり、速度も速くなります。3分間耐えられますか?」との医師の問に対して「ム、ムリです!」と私の答え。それでは「1分間だけ我慢してください」。傾斜はそんなにきつくなった感じはしないが速度がかなり速い。朝の通勤者よりもかなり速いと思う。横のモニター画面をチラチラと眺めると心拍数は140以上、最高血圧は190以上! 「そんな、無茶苦茶な・・・」と思いつつ頑張る。側に医師が付いているので多分大丈夫だろう。心拍数と最高血圧には驚いたが、階段昇りよりは負荷は少ないように感じた。
 この検査に自信がついたので帰宅は徒歩+電車にした。
 知人の医師と遭った。最近の症状を伝えた。どうやら貧血症状らしい。「採血結果の数値を見るとそんなに異常は感じられないのだけど・・・」との問に対し「造血剤で血液を増産したけれども、その血液の質の違いだろう」とのこと。いわば自分で造った赤血球は大型トラックのようなもので、増血剤で造られた赤血球などは軽トラックのようなものだよ。運搬能力の違いだとの説明にかなり納得。いずれ自分で造った血液に入れ替わるのでそんなに心配しなくていいよとの話。
 
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2012/01/04
(水)
外来受診
採血
X線撮影
心・血管系超音波検査
長時間記録心電図

外来受診

 昨晩はテレビに見入ってしまい寝付くのが非常に遅くなってしまった。眠剤を服用しているにもかかわらずなかなか寝付けない。結局寝付いたのは午前4時頃だろうか。午前9時前には病院に到着しなければならないので午前7時過ぎ起床。
 大急ぎで朝食を済ませ、病院へ。まだ徒歩+電車で病院まで行く自信が無い。タクシーで病院へ向かう。タクシー利用で確定申告時、領収書を添付すれば医療費控除できるのだが、この日貰った領収書は来年の確定申告時に使うために1年以上も保管しておかなければならない。
 病院到着。再診手続きを済ませ、採血所へ。次いでX線撮影へ。撮影した画像を持って呼吸器外科外来受付へ。呼吸器外科の受付番号は1番だが、まだ採血の結果が出ていないためであろうか私よりも後の患者が診察室に呼ばれる。
 診察室に呼ばれた。昨日自宅6階まで上ったときに採取した心拍数、酸素飽和度等の時系列変化を示すグラフを主治医に提示。結構な労作だったと思う。49段登ったところで休憩、次いで21段登る。階段を昇り始め自宅に入るまで約8分もかかる。8分の内7分は心拍数や酸素飽和度が自己規制値にまで回復するのを待っている休憩時間だ。この休憩中にデジカメでモニターしているパルスオキシメーターの表示値を撮影しまくる。後で撮影時刻を横軸に心拍数、酸素飽和度の変化をグラフ表示する。なかなかの出来映えだと思う。少しは症状を理解してもらえたのではないかと思う。とはいえ退院時の症状と比べればかなり改善されている。日々体調が良くなっているのを実感している。でもまだ街中を他の通行人と同じ速さではまだ歩けない。
 ベッドに入ったとき左足が何となく痺れた感じがすることや、ベッドで横になったとき不快感が増すようだという症状を主治医に伝える。
 次回外来は1月18日。この間までの処方箋を出していただく。第3回術後補助化学療法のための入院は次回外来での結果を見て決めることになった。
 診察後、心電図などの検査室へ。心臓超音波エコー検査を受ける。所要時間約30分。エコー画像は見ることができなかったがときどき心臓の動く音が拡大されて聞こえてくる。左心室、右心房等よく分からないが、それぞれ微妙に音が異なる。とてもダイナミックな血液が押し出されているという音だ。その後、ホルダー心電図を装着していただき24時間モニターの諸注意を受け終了。
 この日の自己負担分1万円強。
 
採血結果
12/2 12/6 12/9 12/13 12/16 12/19 12/22 12/26 12/28 01/04 基準値 意 味
総蛋白 6.8 7.0 6.3 L 6.1 L 6.1 L 6.2 L 6.1 L 6.3 L 6.9 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.9 4.0 3.7 L 3.5 L 3.5 L 3.7 L 3.8 L 3.7 L 3.9 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 14 79 H 14 17 13 12 13 14 12 10-33
ALT(GPT) 11 103 H 36 H 32 H 17 14 13 10 9 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 186 277 H 181 180 195 143 165 354 H 217 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 258 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
中性脂肪 262 H 30-149
尿素窒素 13 20 18 19 19 15 17 15 21 H 20 8-20
ナトリウム 150 H 146 H 148 H 143 135-145 腎機能などの障害を推測する指標
カリウム 5.3 H 4.6 4.4 4.3 3.4-5.0
クロール 111 H 108 108 109 H 110 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.3 0.1 0.1 0.1 0.3 0.3 0.2 1.6 0.9 H 0.2 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
白血球数 7.42 18.15 H 12.59 H 9.88 H 6.67 5.75 4.80 13.13 H 7.25 6.79 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 425 437 401 L 414 417 392 L 386 L 398 L 400 L 407 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.6 L 12.9 L 11.8 L 12.2 L 12.1 11.6 L 11.2 L 11.7 L 11.9 L 12.0 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 38.0 L 38.6 L 35.6 L 36.5 L 36.7 34.7 L 34.2 L 35.4 L 35.4 L 36.1 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 18.4 15.6 9.2 13.5 14.2 18.5 22.5 18.0 14.7 22.0 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 8.0 1.8 L 5.1 1.0 L 2.8 4.2 8.0 7.5 8.0 6.6 2.0-11.0
リンパ球% 47.4 6.5L 25.8 57.0 H 55.3 H 60.2 H 70.0 20.5 41.5 49.5 H 19.0-49.0
好中球% 43.2 91.6 68.9 41.0 41.4 33.9 L 21.0 39.0 42.7 37.0-72.0
好中球数 3.21 16.63 8.67 4.05 2.76 1.95 1.01 4.27 2.83 2.90 12/26,12/28:分葉核球数
CEA 1.2 5.0以下 11/10 : 1.4
CA19-9 10.1 37以下 11/10 :10.6
KL-6 323 500以下 11/7/8:358、11/8/1:318、11/10/6:370
BNP-N 13.4 18.4以下
CK 42 L 57-190
フィブリノーゲン量 463 H 150-350
Dダイマー 1.7 H 18.4以下

 数値的には全般に快方に向かっているように見える。事実、前回の退院時よりもはるかに体調は良くなったと自覚している。
 タクシーで帰宅。6階までの階段昇り。最近は途中1回だけの休憩で登れるようになった。退院時は1階毎に休憩せざるを得なかった。
 軽い昼食と家事雑多を済ませ、久しぶりに新宿御苑に行く。新宿御苑内で約8000歩歩いた。以前は心拍数、SpO2それぞれ95bpm、95%程度で歩けていたのだが、100bpm、92%程度だ。まだまだ第2回術後補助化学療法入院直前と比べれば体調は回復していない。
 
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階段昇り時の変化(合計70段)

黒:心拍数 95〜119bpm
赤:SpO2 88〜99%
2012/01/01
(日)
横になると苦しい

 昨晩は午前1時半に始まるテレビ朝日の「朝まで生テレビ」を見ようと思って眠剤を服用せずにベッドに入ったのだがしばらくベッドで仰向けになってテレビを眺めていると胸上部に圧迫感や、みぞおち辺りに不快感を感じる。またときどき胸骨に部分的に数秒程度軽く痛みが走る。あ〜、もしかして骨髄が破壊されているのではと少し不安にもなってしまう。また心拍数も80bpm前後、酸素飽和度97%程度なのだが、心臓がどきどきする感じなど若干息苦しさを感じてしまう。上半身を起こせばこのような症状は消える。
 怖くなり眠剤を服用する。身体を左右に向けたりして胸部圧迫感を和らげようとしながらテレビを見続ける。でも朝まで生テレビ放映開始直前で寝てしまったようだ。
 午前8時前後起床。71bpm、97%、安静時にしては前日よりも悪い。心拍数が高すぎるのだ。退院後、自宅内での生活では殆ど呼吸困難や頻脈のような症状は出ない。ただ外出時はかなり苦しい。4日外来受診時、6分間歩行検査を行う予定だ。先の入院時には酸素飽和度測定時に心拍数の多さや血圧の高さを看護師や医師に訴えたが余り問題視されていなかったような気がする。28日の外来受診時、主治医の方も問題をかなり認識して下さったような感じだ。4日の検査と丸1日にわたる心電図モニターで何とか早く原因を解明し改善していただきたいと思う。
 
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2011/12/31
(土)
骨髄抑制

 今朝測定した。69bpm、97%、久しぶりに安静時60台に乗った。午後暖かい時間帯に買い物に出かける。他の人と同じ速度で歩こうとするとたちまち心拍数は120前後まで上がり、しばらくするとSpO2も90%を割ろうとしてしまう。小幅でゆっくりとぼとぼと歩くと何とか心拍数95bpm、酸素飽和度90ー95%程度で歩くことができる。でも日増しに回復しつつあるのが実感できる。
 知人の医師と話す機会があった。症状を訴えると抗ガン剤の副作用で骨髄抑制だと言われた。G−CSF皮下注射後、急激に症状が発現したことも話したが、知人は急いでいたらしく、十分に聞き出すことはできなかった。骨髄抑制は抗ガン剤治療中はほぼ確実に起こり、治療が終わると回復するとのこと。まっ、12月23日からの体調異変、個人的にはG−CSF皮下注射と大いに関係あると思うのだがよく分からない。
  退院以来、感染症と寒さが怖くて入浴を控えていた。久しぶりの入浴といってもシャワーだけだ。入浴後出入りしそうな部屋をすべて十分に暖かくしてから入浴する。洗髪もした。久しぶりなので抜け毛も多かった。空気が乾燥しているので髪の毛を乾かす時間も短くて済む。
 午前1時半に始まるテレビ朝日の「朝まで生テレビ」を視聴しようと思い、眠剤のレンドルミンの服用を控えて0:00頃ベッドにはいる。
 
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2011/12/30
(金)
回復傾向?

 ほぼ90分単位の断続睡眠だが、合計7時間程度睡眠を取った後、目覚め時にベッドで横になったままで心拍数と酸素飽和度を測定している。今日は72bpm、98%だった。前日よりもよくなっている。以前は起床時は60bpm程度だったのでまだ10bpm程度高い。でも日々良くなっているような気がしている。ただ6分間歩行や階段昇りはメチャクチャ苦しい。多分悪くはなっていないと思うが、改善方向に向かっているのかどうかよく分からない。
 久しぶりに声楽の練習を行った。発声、コールユーブンゲン等を歌いながら適宜パルスオキシメーターで測定。数値的には昔と余り変わらないような気がする。80〜99bpm、95〜99%を示す。立って歌っているのでもう少し負荷がかかっているかと思ったが、かえって酸素飽和度は良くなっているような気がする。続いてCDに合わせて、フォーレ「レクイエム」モーツアルト「戴冠ミサ曲」、ヘンデル「メサイア」合唱部分の全曲と一部のバリトン独唱部を歌う。「ハレルヤ・コーラス」を歌い終えた直後に測定。心拍数は忘れたが酸素飽和度は79%を示している。驚いた。とても危険な値だ。ハレルヤ・コーラスは殆ど休み無く、早く動きの速い曲だ。激しく横隔膜を動かしたためだろうと思う。ほぼ3時間前後歌い続けた。どうも歌うことは肺機能改善に役立っているような気がする。
  
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2011/12/29
(木)
外出が辛い

 心拍数と酸素飽和度の問題、どう表現してよいのかわからないのでしばらくは呼吸困難と表現しておこうと思う。呼吸困難の症状は何となく軽くなっているような気がする。自宅内での移動や作業では殆ど呼吸困難を感じない。外出して歩道を歩くときがカッコ悪すぎる。寒さも影響していると思うが、従来のような速さ、歩幅で歩くとたちまち呼吸困難に陥ってしまう。仕方がないので小幅でトボトボとゆっくりと歩く。他の人の60〜70%の歩行速度ではないだろうか。迷惑を掛けないように歩道の端を歩く。遅いのと寒さでうつむき加減の歩き方になり、まるでホームレスとか自殺しようとする人物のようだろうと思う。カッコ悪い。
 外出で一番辛いのは、帰宅時階段で6階まで上らなければならないことだ。1階上る毎に休憩しなければならない。心拍数、酸素飽和度の変化は毎日徐々にではあるが良くなっているような気がする。階段を昇り始めるとき心拍数95bpm以下、酸素飽和度95%以上で上り始める。1階分(14段)上ると心拍数は120近くまで上昇する。酸素飽和度は95%以上なのだが、息苦しい。心拍数は徐々に下がってくるが急激に酸素飽和度が90%前後まで落ちてしまう。自己規制値に達する時間が日ごとに短くなっているような気がするのだ。
 今の私には外出時はパルスオキシメーターは必須だ。とても重宝している。階段昇り時の苦しさを正しく医師に伝えるため今度心拍数、酸素飽和度の時間変化の記録をとりたいと思っているが、一人で計測、記録は難しい。今度知人に助けて貰おうと思う。
 
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2011/12/28
(水)
循環器内科受診

 今日は呼吸器外科の外来受診。とてもじゃないが徒歩+電車で病院まで行く自信がなかったのでタクシーで病院まで行く。受診前に採血とX線撮影を行う。
 9時前に病院到着。予約はしているが採血の結果が出るまでは待たされる。呼ばれた。12月22日以来の不調を、特に12月26日の呼吸困難を訴えた。結構長く調べながら主治医のM医師と話した。色々な可能性を見当してくださる。循環器内科も受診するよう薦められた。
 循環器内科で診察を受けるためにまた新たな項目が必要なため再度採血。また心電図採取。次いで造影剤注入してのCT撮影。今日は短時間で右手に2本、左手に1本、注射針を刺された。X線撮影。
 循環器内科の待合室で待つ。採血結果が出るまで結構待たされた。13:30頃診察室に呼ばれた。聴診器をあてたりして調べて下さったが循環器系には今のところ問題は見当たらないようで次回別の検査を受けることになった。
 再び呼吸器外科へ受診。第2回術後補助化学療法入院直前と比べると今の方が断然体調不良だが、昨日と比べると少しよくなっているような気がする。病院内の廊下をやや速めに約300歩歩いたときの心拍数は110bpm強、酸素飽和度は90%だった。心拍数が下がり、酸素飽和度が上がるまでの時間は昨日までよりはかなり早くなったようだ。何となく自分が「オオカミ少年」のように思われるのではないかと心配になってくる。主治医と今後の予定を決める。第3回術後補助化学療法入院は、現在の異変が解明されていないので少し遅れる見込みとなった。
 夕方、知人とベーカリーレストラン・サンマルクで食事。いつもは焼きたてのパンを10個以上食べるのだが、最近の体重増加を考慮し6個に留めた。それでも帰宅後体重を測定すると66kg、1ヶ月前よりも約5kgも増えてしまった。美味しい物を食べたいが、減量しなければならない。以前のように1日2食にしたいが、服用薬の関係などでなるべく3食にしたい。難しい・・・。

採血結果
11/30 12/2 12/6 12/9 12/13 12/16 12/19 12/22 12/26 12/28 基準値 意 味
総蛋白 6.8 6.8 7.0 6.3 L 6.1 L 6.1 L 6.2 L 6.1 L 6.3 L 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.9 3.9 4.0 3.7 L 3.5 L 3.5 L 3.7 L 3.8 L 3.7 L 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 15 14 79 H 14 17 13 12 13 14 10-33
ALT(GPT) 13 11 103 H 36 H 32 H 17 14 13 10 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 213 186 277 H 181 180 195 143 165 354 H 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
中性脂肪 262 H 30-149
尿素窒素 17 13 20 18 19 19 15 17 15 21 H 8-20
ナトリウム 150 H 146 H 148 H 143 135-145 腎機能などの障害を推測する指標
カリウム 5.3 H 4.6 4.4 4.3 3.4-5.0
クロール 111 H 108 108 109 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.5 H 0.3 0.1 0.1 0.1 0.3 0.3 0.2 1.6 0.9 H 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
白血球数 9.87 H 7.42 18.15 H 12.59 H 9.88 H 6.67 5.75 4.80 13.13 H 7.25 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 423 425 437 401 L 414 417 392 L 386 L 398 L 400 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 12.5 L 12.6 L 12.9 L 11.8 L 12.2 L 12.1 11.6 L 11.2 L 11.7 L 11.9 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 37.1 L 38.0 L 38.6 L 35.6 L 36.5 L 36.7 34.7 L 34.2 L 35.4 L 35.4 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 18.5 18.4 15.6 9.2 13.5 14.2 18.5 22.5 18.0 14.7 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 8.2 8.0 1.8 L 5.1 1.0 L 2.8 4.2 8.0 7.5 8.0 2.0-11.0
リンパ球% 41.3 47.4 6.5L 25.8 57.0 H 55.3 H 60.2 H 70.0 20.5 41.5 19.0-49.0
好中球% 49.2 43.2 91.6 68.9 41.0 41.4 33.9 L 21.0 39.0 37.0-72.0
好中球数 4.86 3.21 16.63 8.67 4.05 2.76 1.95 1.01 4.27 2.83 12/26,12/28:分葉核球数
CEA 5.0以下
CA19-9 37以下
KL-6 500以下
BNP-N 13.4 18.4以下
CK 42 L 57-190
フィブリノーゲン量 463 H 150-350
Dダイマー 1.7 H 18.4以下

 この結果から判断するとエコノミークラス症候群とか心不全等が疑われているような気がする。虚血性心疾患の場合、胸周辺部に痛みがあるそうだが、締め付けられるような痛みでもない。瞬間的かつ局所的に軽くピリッとした感じの痛みだ。
 
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2011/12/27
(火)
かかりつけクリニックへ

 昨日夕食後の帰宅途上での歩行困難には驚いた。御苑大通りの交差点を渡っているとき途中で緑が点滅しはじめた。片側4車線の長い横断歩道だ。真ん中当たりで少し速めに歩いた後、急激な心拍数増加と、酸素飽和度低下に陥ってしまった。非常にゆっくり歩いても20〜30m歩くと心拍数は130前後、酸素飽和度は80%に迫ろうとしてしまう。寒い中立ちすくんで回復を待つ。これを何度か繰り返して階段へ。1階上る毎に1,2分の休憩。心拍数が95bpmになるまでは待っていられない。心拍数105bpm酸素飽和度95%前後で再び上り始める。心拍数の上昇速度は極めて早い。休憩毎には〜は〜と喘ぎながら大きく深呼吸を繰り返す。
 しばらくインターネットで調べる。早めに就寝しようとしたが眠れない。ベッドで横になり安静にして横に置いてあるパルスオキシメーターを手に取る程度で心拍数は上がる。計測すると105bpm、98%、心拍数が異常に高い。深呼吸を繰り返しても95bpm以下にはならない。酸素飽和度は90%まで落ちるがなかなか上昇しない。社会保険中央総合病院に電話する。結局翌日担当医に連絡することになった。
 気になって寝付けず、インターネットでG−CSFなどについて調べる。この副作用がとても怖い。結局寝たのは午前5時頃、3時間しか睡眠できなかった。9時過ぎ、病院に連絡。症状を告げる。明日採血で外来受診することになっており、基本的には明日まで待つことになった。担当医はそんなに気にしない方が良いとのこと。確かに気にして心拍数や酸素飽和度を計測ばかりしているとよくならないような感じがする。
 日頃お世話になっているかかりつけのクリニックへ相談に行く。徒歩200〜300歩の距離で、他の人の半分程度の歩行速度で歩いても心拍数や酸素飽和度は悪化してしまう。
 医師に事情を話す。間質性肺炎は確定診断されてはいないが、医師は聴診器を背中側にあて間質性肺炎特有のクラックル音を確かめてくれる。入院中、G−CSF皮下注射後の心拍数異常を訴えても殆ど問題視してくれなかったような気がする。安静時に酸素飽和度はチェックしてくれはするが心拍数の多さについては無関心な感じ。看護士のひとりが胸に聴診器をあて異常ないかを調べてはくれたが、クラックル音は聞こえないとのこと。などをかかりつけの医師に話すと、H医師は間質性肺炎は呼吸器外科よりも呼吸器内科の方が断然詳しいので、強く、呼吸器内科の専門医に診て貰うよう薦められた。
 クリニック受診後、銀行等に立ち寄る。比較的暖かかったので他の通行人の70%程度の速さでしばらく歩き続けた。他の通行人に迷惑にならないよう歩道の端をゆっくりと歩く。120bpm、90%程度で持続的に歩くことができた。
 帰宅後昼食を食べ少し昼寝。夕方目が覚めた。やや頭痛がする。ここしばらく怖くて入浴すらできない。
 
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