肺 癌 ( 腺 が ん )      闘 病 記 録      過去  最初
日 時
2013/1/21
(月)
風邪

 2,3日前から咳き込むことが多かった。今から思い返せばさらにその2,3日前から声が余り響いていない感じがしていた。このときは咳き込むことはなかったが、やはり何かの前兆的な症状だったのかもしれない。咳き込むことが多いな〜と思いつつ体温を測っても平熱だ。今日余りにも咳き込む回数が増え、喉も痛みを感じることが多くなったのでかかりつけのクリニックに出かけた。昨年末インフルエンザの予防注射を行ったが、それも効果がなくインフルエンザののかな〜と不安に思いつつ出かけた。症状を医師に訴え、念のためにインフルエンザに感染しているかどうかの検査もお願いした。鼻の穴に棒を突っ込み鼻の粘液を採取する。短時間だがとても気持ちが悪い。幸いなことにインフルエンザではなかった。でも体温は37.6度あった。
 思い返せば原因は1月14日の大雪の日にあるかもしれないと思った。一番雪が降りしきっていた時間帯に新宿御苑を寒さに震えながら写真撮影のために散策していた。これが原因かもしれない。当日は自宅に帰ってもエアコンの効きが非常に悪かった。頻繁に霜取り運転を繰り返しエアコンから温風が余りでてこなかった。寒さに震えながら歌の練習をしていた。
 医師に薬を処方していただいた。朝、夜食後に6種類、昼に4種類の薬を服用する。とにかく肺に爆弾をかかえた身、風邪をこじらせると拙い。ついでに医師に睡眠導入薬のレンドルミンも処方していただいた。しばらくはレンドルミンを就寝前に服用するつもりだが、多分、全部は服用しない。今後旅行時などに服用しようと思う。
 タイミングの悪いときに風邪にかかってしまった。明日から連日合唱の練習がある。今度の日曜日はオーケストラ伴奏でモーツアルトの「レクイエム」本番を歌わなければならない。今週からベルディの「レクイエム」、マーラーの「嘆きの歌」の練習が始まる。3月に本番を控えているバッハの「ロ短調ミサ」の練習もある。早く体調を整えなければならない。
2013年1月14日撮影。下の写真と比べると面白い。
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2012/12/6
(木)
定期検診

 今日、定期検査を受けた。診察前に胸部X線撮影を行う。正面と横の2枚だ。採血はなかた。久しぶりに主治医のM医師の診察を受ける。X線画像からは今のところ問題は無しとのこと。今回は採血が無かったので医師に少し質問する。「CEAの値が気になるのですが・・・」、「まっ、大丈夫ですよ、ご心配することはありません。」とのこと。次回の検診で腹部エコー、採血、胸部CTを行うとのこと。東京女子医大での腎臓の腫瘍の件をM医師に報告。
 採血が無かったのが少し残念。最近の食生活や積極的な運動により中性脂肪や赤血球数などの数値がどの程度改善したのかをしりたかった。それと前回少し気がかりだったCEAの値が更に上昇しているのではないかと心配だ。
 それにしても、多分、私はかなり順調に回復している肺癌患者なのだろうと思う。恐らく癌細胞は転移していないと信じているが、後4年は定期的に検査を受けることになる。もしどこかに癌細胞があったとしてもこれだけ頻繁に検査を受けているので多分早期発見で大丈夫だろうと思っている。
新宿御苑は紅葉真っ盛り
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2012/11/21
(水)
生活習慣病

 つい最近迄軽い風邪気味だった。熱も殆ど無く鼻水が出て、睡眠時には鼻呼吸がつらい程度の症状だった。近くのクリニックに行き薬を処方していただいた。喉も軽く腫れているとのことだった。1ヶ月前位から、発声に違和感を感じていたが、これが原因かもしれない。
 週刊誌、多分週間文春だったと思うが、生活習慣病に関する記事があった。40項目前後の問があった。その合計点で癌や糖尿病などに罹患する確率が示されるものだったと記憶している。2,3年前は該当する項目が10個以上あったと思うが、現在は該当項目なしで極めて良好な自分の生活態度と再認識した。とにかく残りの人生を満喫するために必死なのだ。免疫抵抗力を高めるのだ。2,3年前と比べると食生活、運動、生活リズム、精神面などかなり変化したと思う。
 私の1週間の生活:
 1週間で約5万歩前後歩いている。
 スポーツジムに2時間程度通っている。最低限25mプールを7往復している。その他有酸素運動など。週に2,3回これを行っている。
 野菜や果物を大量に食べている。この1週間では、ほうれん草、大根、ピーマン、キャベツ、レタス、きゅうり、トマト、セロリ、ブロッコリー、カリフラワー、パプリカ、にんじん、玉ねぎ、葱、ジャガイモ、サツマイモ、ししとう、しいたけ、ミカン、リンゴ、バナナ、キイウイ、巨峰を食べたと記憶している。1日3回食事するが、昼食はかなり軽食。ヨーグルトと冷や奴程度。抜くときもある。朝と夜はご飯を食べる。夕食は午後6時前後に食べ以降何も食べない。間食は全く行わない。お菓子は殆ど食べないが、最近は朝食後にどら焼き1個を食べるようになった。
 1日の睡眠時間は5〜8時間。最近の就寝時刻は午前1時前後だ。
 食事、運動、生活リズム、睡眠の他、極力ストレスが少なくなるような生活を心がけているつもりだ。
 
新宿御苑エコハウスに展示されている絶滅危惧種のランなど
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2012/10/18
(木)
食中毒?

 今週はじめから猛烈な下痢に悩まされている。食中毒かと思った。先週末焼肉店で食べた焼肉以外心当たりがない。一緒に食べた友人に何度も連絡したが、全然連絡が取れない。使えないヤツだ。焼肉をを食べた翌日の朝から猛烈な下痢症状。1日に10回以上もトイレに駆け込む。殆ど液状の便だ。翌日も強烈な下痢症状が続く。たまらずかかりつけのクリニックに行く。下記の薬を処方していただく。

アシノン錠75mg 朝/夕 1錠 消化性潰瘍、胃炎、逆流性食道炎の改善
ロペミンカプセル1mg 朝/夕 1C 下痢止め
オゼックス錠150 朝/昼/夕 1錠 抗菌薬
フェロベリン配合錠 朝/昼/夕 2錠 下痢止め

薬服用2日経過で下痢は止まった。今度は便秘が心配だ。下痢止めの薬は服用は控えた。翌日(今日)、またもや下痢症状。以前ほど酷くはないが、それでもほぼ液体状の便だ。便の色はやや黒みがかっているが、これは多分ほうれん草の食べ過ぎによるものと思う。
 今の症状は下痢、食欲不振、お腹が張る、腹部不快感、軽いめまい感、不眠などだ。
 一緒に焼肉を食べた友人と連絡がとれた。友人は全く私のような症状はなかったとのこと。自宅での食生活は普段と変わりないと思うが、じっくり考えるとやや心当たりがある。最近は生野菜をできるだけ食べるようにしている。野菜は野菜保管庫に保存しているが、セロリが購入後10日前後経過しているのを食べた。一人で生活していると食べきるのに時間がかかってしまう。100円ローソンで購入したセロリだ。10日はさすがにまずかったのかと反省している。その他は余り心当たりがない。敢えて言うならば冷凍庫に保管していた銀鮭の切り身か? 過去2週間以上保存していたものを食べたが特に問題はなかった。
 今は免疫力を強化しなければならない時期。9月の検査では指摘されなかったが膵臓、肝臓、大腸、十二指腸などに癌が転移しているのではと少し不安になってしまう。
 食欲不振のためか体重が減少しているのも気になる。1週間前よりも1kg以上体重が減ってしまった。
 私の人生では強烈な下痢は殆ど経験がないが、下痢という症状もかなりつらいことを実感した。とにかく怖くて外出できないのだ。スイミング・プールで遊泳中に急に便意を催ししてしまった状態などを想像するだけで恐ろしくなってしまう。
 
改装なった東京芸術劇場
最近はここで合唱の練習することが多い。
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2012/10/12
(金)
良性腫瘍

 東京女子医大への紹介状を受け取りに社会保険総合病院に出かけた。紹介状を受け取るとそのまま東京女子医大に向かい受診する。東京女子医大付属病院は広大で、沢山の建物がある。初めて受診するのでタクシーで向かった。さすがに大きな病院だ。病床数1300強の大病院だ。社会保険総合病院は500床弱、規模の違いを感じる。この日は大変混んでいた。私は初診。午後2時前やっと受診。医師の説明を聞く。悪性腫瘍と仮定すれば、本当に初期状態らしい。良性腫瘍の可能性もあるとのこと。しばらくは経過観察を行うことになった。次の検査は今から半年後。肺癌のときと比べてものすごく悠長だ。悪性であろうと今はそんなに心配することもないらしい。恐らく肺癌が転移したものではないらしい。このような医師の説明を聞きかなり安心した。敢えて手術することもないようだ。悪性腫瘍としても手術は半年以上先でも心配ないらしい。
 11月か12月頃の手術を予想していたが予想外だった。手術すると医療保険が適用できるかどうかと調べていたが徒労だったようだ。
 それにしても大病院は待たされる。しんどい。設備とかシステムは社会保険総合病院とは殆ど大差がない。社会保険総合病院の良さを再認識させられた。
久しぶりの社会保険中央総合病院
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2012/10/9
(火)
腎細胞癌の可能性

 術後の定期的検査で指摘された腎臓の異常。10月2日に造影剤を用いた腎臓周辺のCTを受け、今日検査結果を泌尿器科で聞いた。左側の腎臓に12mmの円形結節が指摘され腎細胞癌の可能性があるとのこと。12mmの大きさということはかなりの早期発見らしい。腎細胞癌は抗ガン剤や放射線治療は殆ど効果がないとのこと。左腎臓の部分摘出手術を薦められた。内視鏡下手術と開腹手術があるらしいが、現在お世話になっている社会保険総合病院では内視鏡下手術の設備がないらしい。開腹手術にすべきか迷ったが、今回は内視鏡下手術でお願いしたく考えている。開腹手術の方がより安全確実というのは昨年の手術で体験済みで迷ったが、癌細胞が小さいこと、術後の回復が早いこと、術後の傷口の痛みが少ないことなどの理由だ。東京女子医大を紹介して下さるらしい。
 今のところ肺癌の転移によるものか、原発性なのか私には分からないが、転移だと少しヤバイ気にもなる。原発性だとこの大きさで摘出手術を受けるとほぼ完治だろうと思う。転移だとこれからも色々な臓器で大きくなった癌細胞が発見されその度に手術などの治療を受けなければならなくなる。今の素晴らしい体調を思うと、もう手術は受けたくない、抗ガン剤治療は受けたくない、入院はイヤだという思いが強い。
 帰宅して東京女子医大、治療実績などについて調べたが、東京女子医大は腎細胞癌に関しては日本でもトップクラスの実績を持っている病院らしい。生きることに関して私はかなり幸運なのではないかと思う。
 
日光国立公園 戦場ヶ原
最近はこういったところを1日2万歩前後も歩けるようになってきました。
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2012/9/6
(木)
通院

 1週間前の定期検査の結果を聞きに病院に行った。検査を受けるまでは再発とか転移などは考えられもしないほど健康そのもののつもりであったが、いざ検査結果を聞く直前になると「もしかして・・・」という不安がよぎる。診察室で検査結果を聞くのが少し恐ろしい。
 主治医の先生と一緒にディスプレイに表示される検査結果を見る。
 「先生・・、検査結果を見るのが怖いですよ・・・・」
 「まぁ、まず心配ありませんよ・・・」と先生は笑顔で応じられる。一緒に検査結果を眺める。
 頭部MRI:明らかな脳転移は認めません。少し安心。でもinfundibular dilatationかもしれませんが、今後も経過を見て下さいと診断されている。「infundibular dilatation」をネットで調べてみるとそんなに心配するほどのものではないようだ。
 骨シンチグラム:骨転移を疑うような異常集積は認められません。との診断結果。
 胸部単純CT:明らかな再発はありませんが、左肺下葉に索状影が新たに認められます。主治医の話によると手術前からあった肺閉塞症の影で特に心配することはないようだ。
 腹部超音波検査:腎臓の異常が指摘された。泌尿器科の診察を受けることになった。泌尿器科とりあえず造影剤を用いたCT撮影して調べることになった。
 採血結果
02/09 02/22 02/24 02/27 02/29 03/02 03/08 03/15 05/10 06/28 08/29 基準値 意 味
総蛋白 6.3 6.5 6.3 L 6.2 L 6.5 5.9 L 6.1 L 6.2 L 6.3 L 6.1 L 6.9 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.8 4.0 3.8 L 3.7 L 3.8 L 3.5 L 3.7 L 3.8 L 3.9 3.8 4.1 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 13 15 18 15 17 19 14 16 17 16 20 10-33
ALT(GPT) 13 11 15 16 25 30 15 14 11 11 18 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 169 194 218 160 169 204 180 207 215 177 195 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 356 H 297 202 183 206 203 210 203 259 H 256 269 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 234 H 208 232 H 130-219
中性脂肪 98 86 66 30-149
尿素窒素 26 H 25 H 21 H 23 H 22 H 27 17 19 17 17 15 8-20
クロール 110 H 111 H 106 107 106 105 113 H 113 111 H 111 H 110 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.3 0.1 0.1 0.0 0.0 0.4 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
白血球数 8.56 5.89 11.72 H 10.62 H 11.03 H 8.16 5.71 4.32 6.15 5.87 6.78 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 366 L 374 370 L 385 L 415 395 L 365 L 375 L 386 L 394 L 441 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 11.1 L 11.5 11.5 11.8 L 12.7 L 12.1 L 11.2 L 11.5 L 11.8 L 11.8 L 13.2 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 33.8 L 34.5 34.1 L 35.7 L 38.5 L 36.4 L 34.0 L 35.2 L 35.0 L 36.1 L 39.9 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 18.3 16.9 14.2 11.2 L 15.4 15.9 18.0 19.8 16.1 16.2 17.2 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 3.4 8.1 1.8 L 5.0 5.1 5.6 4.6 8.0 5.2 6.3 4.4 2.0-11.0
リンパ球% 36.4 51.3 H 8.4 L 35.9 52.6 H 47.1 45.2 59.0 H 45.4 52.0 H 48.2 19.0-49.0
好中球% 58.6 38.2 89.8 H 58.9 41.8 46.5 49.0 44.0 38.8 44.2 37.0-72.0
好中球数 5.02 2.25 10.52 6.26 4.61 3.79 2.80 1.38 2.71 2.28 3.00 3/15:分葉核球数
CEA 1.3 1.4 1.5 1.3 1.8 5.0以下 11/10 :1.4、1/25:1.2

 全般的にかなり改善されているようだ。赤血球数やヘモグロビンの改善、日頃の新宿御苑散歩や食生活改善が良い結果を出しているのだと思う。まだ中性脂肪などに問題があるようだが、これからはスポーツ・ジム通いで多分改善していくことだろう。CEAが上昇しているのが少し気がかりだがまだ十分基準値内なので今は問題なしとしておこう。この件については主治医に問うのを忘れていた。
 主治医の話によるとスポーツジムでは過度な負荷をかけるのは問題があるが継続することが重要と言われた。また先日の尾瀬ハイキングのことも報告した。上り坂での苦しさ、標高1400m以上もあることも影響し多分酸素供給不足らしいのだが、これも徐々に改善していくとのこと。もう限界と諦めることはないとのことで、今後もリハビリに意欲がわいてきた。
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2012/8/31
(金)
術後1年経過

 右肺葉下切除手術を受けて1年が経過した。1年を振り返ってみる。術後の回復は非常に順調だったと思う。運良く術前2,3年前からコーラスを再開し腹式呼吸がしっかりできていたことが順調な回復に役立っていたと思う。術後、術後補助化学療法を4回行った。いわゆる抗ガン剤治療だ。抗ガン剤の副作用は殆ど感じなかった。勿論白血球や血小板数が大幅に増減したが、極端な副作用とは感じられなかった。よくいわれる食欲不振、はきけ、脱毛などの副作用もなかった。余りにも副作用が現れなかったので本当に抗ガン剤の効果があったのか疑問にも思えるほどだった。ただ、骨髄抑制の副作用は今から思うと顕著に現れたと思う。入院中は他の患者と比べると申し訳ないと思うほど元気なつもりだったが、やはり問題はあったと思う。抗ガン剤により血液の質が劣化し酸素運搬能力などが低下したのだ。昨年末から今年初めが最悪だった。ベッドから起きあがり30m先のトイレに行くのも途中で休憩しなければ歩けなくなるほど心肺に負担がかかっていたようだ。今年3月初め最後の抗ガン剤治療が終了した。退院直後は街を歩くとき他の人と同じ速度で歩くのはきつかった。地下道など迷惑を掛けないように道路の端をトボトボ歩いていたものだ。徐々に体力が回復し、今では平坦路ならば朝の通勤者と同じあるいはそれいじょうの速度で連続して歩くことができるまでに回復した。もう抗ガン剤の副作用は殆ど消えたと思っている。
 先日、友人達と尾瀬ハイキングを楽しんだ。朝8時ハイキング出発。最初は400mの下り、それから有名な湿原地帯を散策。日頃テニスで鍛えている筋肉質の友人達と対等に平坦な湿原地帯は歩くことができる。散策の最後、400mの昇りだ。ここで自分の体力の限界を思い知らされた。上り坂になると筋肉は大量の酸素を要求するが悲しいかな、私の心肺能力では要求には今のところ応えられないようだ。頭に血液がズキズキと送り込まれ、体中が喘いでいるのが自覚できる。オキシパルスメーターで測定したわけではないが恐らく酸素飽和度85%前後、心拍数130bpm前後だったろうと思う。上り坂の途中で何度も休憩せざるを得なかった。27%肺活量が少なくなっていること、私の血液組成はどちらかというと女性型、赤血球数が少なく酸素運搬能力が低いこと、昔ヘビースモーカーであったため肺気腫が顕著でガス交換機能が劣っていることなどを思うと、これからは私の運動能力はさほど向上しないのではないかと思っている。とはいえ、いずれ標高差1000mのハイキングを楽しめるようになること、ルスツ程度の中級者向けのスキーコースをノンストップで滑走できることを目標に体力向上したいと思っている。9月からはスポーツ・ジムにも通い始める予定だ。
 肺癌の再発とか転移は心配だが、気に掛ければきりがない。開き直ってこれからの人生をより充実できるようにと前向きに生きたいと思っている。
 
尾瀬国立公園 2012/8/30撮影
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2012/8/29
(水)
定期検査

 久しぶりに社会保険中央総合病院に行った。検査では腹部エコーなどもあり、朝食は抜きだ。
午前8時起床。寝過ぎた。今日は朝食抜きなのでなんとか間に合いそうだ。朝の連続ドラマを見て洗顔してから出かける。病院までは4000歩弱。所要時間30分前後だ。
 9時前病院到着。受付を済ませ放射線科に向かう。まず骨シンチのためにアイソトープの注射。2時間後に骨シンチの検査を受ける。その間、採血と腹部エコーを行う。殆ど待つこともなく順調に検査が進む。腹部エコー検査、約20分程度なのだが、検査技師がある箇所で何度もチェックしている雰囲気が感じられると少し不安になってくる。もしや、胃、肝臓、膵臓などに転移しているのではと不安になる。検査終了後検査技師に何か異常でも?」と問うた。「誰にでもあることだし、専門医師がチェックしますので・・・」とかわされてしまった。
 次の骨シンチの検査まで時間がある。入院中によく歩いた病院の庭を散策する。懐かしい。サルビアなどの花が咲いていた。
 11時検査室に行き、骨シンチを受ける。約40分。途中寝ていたかも知れない。すぐに胸部CT。午後1時から頭部MRIの予定だったが、CT終了直後にMRI検査していただけることになった。今日は午後4時から予定が入っているので助かる。
 今日の検査は、採血、腹部エコー、骨シンチ、胸部CT、頭部MRI。結果は来週外来受診時に教えていただける予定だ。
 病院で血圧測定した。95−55,心拍数60。血圧が少し低いのが気になる。もう最後の抗ガン剤点滴後、半年近くなる。もう骨髄抑制の悪影響は殆どないはずだ。心肺機能は最近はかなり良くなっていると思う。朝目覚めてベッドで新聞を読んだ後で測定するとSpO2:98%、心拍数54bpm程度だ。ときには心拍数は50以下になることもある。
 顔色や肌艶もかなり良く、体力的にもかなり向上してきたつもりではあるが、やはり癌の再発が怖い。
久しぶりの社会保険中央総合病院 正面通路
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2012/7/2
(月)
健康診断結果

 先日受診した健康診断の結果を聞きに近くのクリニックに行った。丁度1年前、ここで肺の影を指摘され命拾いしたクリニックだ。昨年の入院生活以降、生活習慣の改善をかなり行ってきたこともあり、かなり良い結果だった。
 大腸癌、前立腺癌の心配は無し。胃や食道も問題なし。今のところ転移の兆候はまったくみられない。採血の結果もこれまで社会保険総合病院での採血結果と差はないようだ。徐々に中性脂肪や赤血球数などは改善しつつあるようだ。
 体脂肪率は26%前後で「かくれ肥満」と自宅の測定器は示している。今は無理をしない程度に軽くダイエット中。後、1,2kg体重を減らせば「かくれ肥満」から抜けられると思う。9月からはスポーツジムに通う予定で、これにより体脂肪率もかなり改善できると期待している。
 血圧も66−113と多分かなり良好だと思う。100才以上までは人生を楽しめるような気がしてきた。
新宿御苑 ユリズイセン
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2012/6/28
外来受診

 かなり体調も回復してきているので自宅から徒歩で社会保険中央総合病院に向かう。午前9時前にに到着。自宅からは約3000歩だ。採血と胸部X線撮影を済ませ呼吸器外科の待合室で待つ。10時に予約している。呼ばれた。何となく主治医の先生も以前と比べて愛想が良くない気がする。もう患者扱いされていない感じだ。胸部X線画像を観る限り問題ないようだ。また採血結果も良好。若干上昇傾向なのが気になっていた腫瘍マーカーCAEも今回は1.3となり低下していて一安心。主治医もかなり事務的な感じだ。次の検査の予約などの手続きをする。恐らくこのような無愛想な対応の方が私にとっては良いことなのだろう。でもちょっぴり寂しい気もする。
 もう薬も処方されることもなく今日からは殆ど以前と同じ生活となる。毎食後後や就寝前の服用から解放された。スポーツ・ジム通いやサウナ風呂を利用しても問題ないとの返事をいただいた。右肺葉下を切除したため肺活量は約27%低下した。今は残りの肺葉が少し拡張して肺活量は若干改善しているかもしれない。肺胞の数は増えないので肺のガス交換機能は多分27%低下のままなのだろう。最近は抗ガン剤の影響もかなり少なくなり血液もかなり良くなってきていると思う。以前ほど毎日体調回復が実感できるという程度ではないが、徐々に体調や体力も回復しつつあると思う。最近は70段の階段もノンストップで上がることができるようになった。70段昇りきったとき昇る速度にもよるが心拍数は120bpm弱、SpO2は90%程度だ。

採血結果
02/06 02/09 02/22 02/24 02/27 02/29 03/02 03/08 03/15 05/10 06/28 基準値 意 味
総蛋白 6.1 L 6.3 6.5 6.3 L 6.2 L 6.5 5.9 L 6.1 L 6.2 L 6.3 L 6.1 6.5-8.0 栄養状態や肝機能障害を推測するための指標
アルブミン 3.6 L 3.8 4.0 3.8 L 3.7 L 3.8 L 3.5 L 3.7 L 3.8 L 3.9 3.8 3.9-4.9 健康、栄養状態を推測するための指標
AST(GOT) 12 13 15 18 15 17 19 14 16 17 16 10-33
ALT(GPT) 15 13 11 15 16 25 30 15 14 11 11 4-30 肝組織の障害を推測する指標
LDH 139 169 194 218 160 169 204 180 207 215 177 100-230 肝臓などの障害を推測する指標
ALP 212 356 H 297 202 183 206 203 210 203 259 H 256 167-345 肝臓、骨芽細胞の障害を推測する指標
総コレステロール 234 H 208 130-219
中性脂肪 98 86 30-149
尿素窒素 18 26 H 25 H 21 H 23 H 22 H 27 17 19 17 17 8-20
クロール 108 110 H 111 H 106 107 106 105 113 H 113 111 H 111 H 98-108 腎機能などの障害を推測する指標
CRP 0.7 H 0.3 0.1 0.1 0.0 0.0 0.4 0.1 0.1 0.1 0.1 0.0-0.4 体内での炎症や組織障害の存在や程度を推測できる指標
白血球数 6.06 8.56 5.89 11.72 H 10.62 H 11.03 H 8.16 5.71 4.32 6.15 5.87 3.5-9.0 多いと体内で炎症が起きていたり病原菌が進入していることを示す
赤血球数 362 L 366 L 374 370 L 385 L 415 395 L 365 L 375 L 386 L 394 L 410-530 酸素の運搬能力を示す指標
ヘモグロビン 11.2 L 11.1 L 11.5 11.5 11.8 L 12.7 L 12.1 L 11.2 L 11.5 L 11.8 L 11.8 L 14.0-18.0 酸素の運搬能力を示す指標
ヘマトクリット 33.1 L 33.8 L 34.5 34.1 L 35.7 L 38.5 L 36.4 L 34.0 L 35.2 L 35.0 L 36.1 L 40.0-55.0 貧血の程度などを推測する指標
血小板数 14.5 18.3 16.9 14.2 11.2 L 15.4 15.9 18.0 19.8 16.1 16.2 12.0-36.0 減少すると出血しやすくなったり血が止まりにくくなる。
単球% 3.5 3.4 8.1 1.8 L 5.0 5.1 5.6 4.6 8.0 5.2 6.3 2.0-11.0
リンパ球% 42.9 36.4 51.3 H 8.4 L 35.9 52.6 H 47.1 45.2 59.0 H 45.4 52.0 H 19.0-49.0
好中球% 52.6 58.6 38.2 89.8 H 58.9 41.8 46.5 49.0 44.0 38.8 37.0-72.0
好中球数 3.19 5.02 2.25 10.52 6.26 4.61 3.79 2.80 1.38 2.71 2.28 3/15:分葉核球数
CEA 1.3 1.4 1.5 1.3 5.0以下 11/10 :1.4、1/25:1.2

相変わらず赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの値が低いが徐々に高くなってきているようだ。コレステロールや中性脂肪についても数値が良くなってきている。日頃の食生活や生活習慣改善が功を奏しているのだろうと思う。
 次の検査は8月末だ。頭部MRI、胸部CT、骨シンチなどの検査が予定されている。
 
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2012/6/20
(水)
健康診断

 毎年6月になると新宿区から定期健康診断の案内が来る。ここここ数年は毎年6月に健康診断を受けるようにしている。昨年の6月の健康診断で肺癌を発見することができて幸運だった。手術が1ヶ月遅れていたら今は生きていなかったのではないかと思うほどギリギリのタイミングだったと思う。とにかく癌細胞の大きさが7センチもあり、少し遅れていたら胸郭に浸潤するところだった。浸潤が確認されていたならばおそらく病理病期は3以上で5年生存率も極端に低下していたと思う。ラッキーだった。
 というので今年も健康診断を受けた。健康診断時には癌検診もオプションで可能だ。今は肺癌の療養の身、すでに術後補助化学療法(抗ガン剤治療)も終わり定期的に検査を受けている。この検査項目の中にCEAと呼ばれる腫瘍マーカーの項目もあり、健康診断で癌検診を行うか迷った。医師に相談した。肺癌検診を除き、大腸、胃、前立腺がんの検査をお願いすることにした。
 今は心身共に大変充実している感じだが、「転移」という一抹の不安は残っている。腫瘍マーカーCEAが検査毎に0.1ずつ上昇しているのが気になる。医師に相談したところ全く気にしなくてよいようだ。
 昨年癌が疑われたとき以来「自分の死」をかなり真面目に考えた。ある程度「自分の死」を受容できる心境にもなった。今は徐々に「自分の死」から遠のいているような感じもするし、「受容」する気持も薄れてきているような気がする。人生観とか価値観も若干変化してきたと思う。そのためか最近は残りの人生をより充実するための気力が増大してきたような気がする。ホント、毎日がとても充実している感じなのだ。1日がとても短く感じる今日この頃だ。生活習慣も医師が絶賛すrのではないかと思うほど、比較的規則正しく、食生活や日々の運動量も適切だと思う。
新宿御苑。あじさいが美しい季節になりました。
2012/6/10撮影
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