ハワイ・ドライブ旅行記

1/27(日)

記      事 写    真
HI−11

 午前4時起床。午前5時半ホテル出発。まだ外は真っ暗だ。人通りも殆どない。今日はコナからおよそ100マイル離れたハワイ火山国立公園を訪問する。それ故早く出発しなければならない。昨日走ったHI−19を南下するとコナでそのままHI−11となる。HI−19はまるでインターステートのように整備された道だった。HI−11も同じかと思っていたらそうではなかた。コナより少し南下すると道幅は狭くなり急カーブ、上り下りが多い、日本の田舎の国道のような感じになってくる。殆ど追い越し禁止だ。ところどころ長い直線のところもある。朝早かったので比較的早く走れた。それでも制限速度程度で走行している車に追いつきなかなか追い越せないときもあった。
サウス・ポイントの風力発電機

 コナからおよそ60マイル、サウス・ポイントへの標識発見。そろそろ明るくなったきた。右折する。正直、この時点ではサウス・ポイントというスポットは全然知らなかった。ハワイ火山国立公園へはこのままでは早く到着しそうなので、サウス・ポイントに立ち寄ってみることにした。
 海岸までの道のりは結構遠い。HI−11を右折してから20分くらいかかる。道はすれ違うのがやっとというくらい細い。途中30機の風力発電機が見えてきた。近づいてよく見ると三菱電機製だ。風力発電機はすべての発電機の風車が勢いよく回っているわけではない。それぞれ微妙に風車の向きが異なっている。

サウス・ポイントの風力発電機群
カウラナ湾

 この辺りは緑砂海岸と呼ばれるところがあるはずだ。事前に何かのパンフレットで読んだことがある。一面の草原を経て、海岸にはたどりついたけれども、周りは黒い溶岩ばかりで緑の砂は発見できなかった。夜明け前後だったので色彩がはっきりと認識できなかったからかもしれない。大草原と海岸美、ちょっとカリフォルニア州ポイントレイズ海浜公園とかチャネル諸島国立公園を思い出した。多分この辺りをサウス・ポイントと呼ぶのだろう。アメリカで最南端の地らしい。
 

サウス・ポイント
転落事故寸前

 しばらく海岸を散策。溶岩の上で歩きにくい。海岸の大きな波が溶岩の海岸にぶっつかる光景は壮観だが、何しろまだ夜明け、周りは黒っぽいごつごつした溶岩ばかり。そこそこに散策は切り上げ、草原を海岸伝いにドライブ。狭くて曲がりくねった激しい起伏の道路もある。起伏を越えるときは前が見えない。慎重に運転する。前が見えた、道路が崩れている。先に進めない。速度を上げていたら危うく、自動車ごと転落するところだった。

崩れた道路
釣り客

 この辺りの海岸はよい釣りのスポットでもあるらしい。美しい海岸美を眺めながら崖の上から釣りをしている人々が沢山いた。

海岸の景色はなかなかのもの
黒砂海岸

 HI−11に戻り、ハワイ火山国立公園を目指す。途中ガソリン補給と軽い朝食。しばらく走ると黒砂海岸州立公園の標識が現れる。黒い砂浜の海岸、海亀の産卵地として世界的に有名な海岸らしい。HI−11の測道に入りおよそ1kmで海岸に到着。意外と小さな海岸だ。名前の通り、海岸の砂はコールタールがしみこんだような真っ黒だ。砂浜の色も驚かされるが海岸の景色もなかなか良い。近くのゴルフ場もなかなか景色が良さそうだ。

 

黒砂海岸
ハワイ火山国立公園

 黒砂海岸辺りからHI−11はとても運転しやすくなる。確か制限速度も55マイルに上がる。周りは広大な溶岩の平原だ。HI−11を走っているとそのまま国立公園域に入る。ハワイ火山国立公園はドライブする場合、以下のように大きくルートが分類できると思う。
 1. HI−11沿い:広大な溶岩の平原の風景が楽しめる
 2. Crater Rim Drive:キラウエア・カルデラを一周するドライブ、荒涼たる火山の景観が楽しめる
 3. Chains of Craters Road:噴火口跡、溶岩の平原、海岸美、海に落ち込む溶岩流の光景など
 4. Hilina Pali Road:ちょっと昔の溶岩流跡、木々の緑、海岸、溶岩の色の変化などが楽しめる
 5: Mauna Roa Road:細くて曲がりくねった道路で2031mまで上る。標高による景色の変化、野鳥などが楽しめる
 6: マウナロア山頂(4169m):ここは行っていない。雪景色なども楽しめるだろう

ハワイ火山国立公園入口
Kilauea Visitor Cneter(1213m)

 黒砂海岸から非常に緩やかな真っ直ぐな道を走り徐々に高度を上げていく。ハワイ火山国立公園の公園域を示す標識を越えても更に登っていく。公園域に入ってから少しは景色がよくなったような気もする。しばらく走り右折するとすぐにKilauea Visitor Cneterだ。その前にゲートで入園料を払わなければならない。通常は車1台につき10ドル。私は昨年11月フロリダで購入したGolden Eagle Pass(50ドル、1年間有効、アメリカ国立公園局が管理するすべての施設にフリーパス)をちょっと優越感を感じながら提示。ときたま、このカード以外に、パスポートなど身分を証明するものの提示を求められることもある。
 Visitor Centerに入り、年老いたパーク・レンジャーに半日程度のベスト・トレッキング・コースを訊ねる。Crater Rim Trailと呼ばれるキラウエア・カルデラ一周のコースを奨められた。その前にドライブで公園全体を知りたいと思った。すぐには推薦されたコースへは行かない。

Kilauea Visitor Cneter
Crater Rim Drive

 キラウエア・カルデラを1時間ちょっとで一周するドライブ・コース。早速これをドライブ。途中にある標識を見ながらスポット的に駐車および写真撮影。黄色い硫黄の山から吹き出す水蒸気のSulpher Banks。北海道の硫黄岳の方がはるかにスケールが大きいし景色的にも素晴らしい。Kilauea Overlook。ここはキラウエア・カルデラ全体を見渡すことができる。とても広大な感じがするが直径はおよそ5km位だろうか。中にHalemau’uma’u Craterという直径1km位のクレーターが印象的だ。あちこちから水蒸気が吹き出している。直径5kmとそんなに大きくないカルデラなのだが、平面的なせいか、とても広大な感じがする。
 後、いろいろなところで写真撮影。荒涼として広大な感じには感動するが、個々のスポットを見るとそんなにたいしたものではない。火山国日本の方が景観的には断然上を行くと思う。ここの外国人観光客、日本の阿蘇山、桜島、浅間山、恐山なども観光してね。

Halemau’uma’u Crater
Chain of Craters Road

 この道路沿いには噴火口跡が点在するのでこの名前が付いたと言われている。先まで行くと現在も活動している溶岩流のため行き止まりだ。往復2時間程度の快適なドライブ・コース。途中、クレーターのView Pointというので駐車して見物するが、別に感動は殆ど受けない。黒っぽい汚い穴ぼこというような印象しかもたない。それでもView Pointと記されていて駐車スペースのあるポイントでは必ず駐車して写真撮影。私が撮影を終わり、そこのポイントを出発しようとすれば別の見物客の車が到着し、入れ違いとなる。この車とは5,6回入れ違った。5,6人の家族連れだが、この家族も見物時間は短い。1カ所につき1,2分だろう。後半はお互いにすれ違いになるとき挨拶、互いにニヤッと笑ってる。お互いとてもせっかちな見物なのだ。海が見えてきた。とても雄大な感じがする。

後ろの車、いつも入れ違い
溶岩流が海へ

 Chain of Craters Roadの行き止まりのところで道路脇に駐車。ここからTrailが出ているらしい。およそ1,2km先に溶岩が海中に流れ込み水蒸気を上げているのが見える。近くで見るには歩きにくい溶岩の上を歩いていかなければならない。近くで見ようと歩いた。駐車している車の割には誰も先を歩いていない。ところどころに立入禁止の看板が立っている。この看板、ここより海岸寄りを歩くのは危険と解釈して進む。どうも荒れた溶岩の上に立っている看板、理解しづらいのだ。これ以上先に進んでは行けないという意味か、コースを外れてはいけないという意味なのか分からないのだ。コース自体も溶岩流の上、どこがコースかさっぱりわからない。最初私の後ろから付いてきていた夫婦も引き返したみたいだ。赤い溶岩流を直接見てみたいという欲求にかられ黙々と歩き続ける。水蒸気が噴き上がっているのは見えるのだが一向に近づかない。おまけに、いたるところに分かりにくい看板が立っている。お腹の調子も少し悪くなってきた。2,30分歩いただろうか、前にも後にもハイカーはいない。水蒸気の立ちこめているところはまだまだ先だ。周りの景色は全然変化しない。諦めて引き返した。

溶岩流が海へ
Pu’u Huluhulu Trail

 Chain of Craters Roadの途中にも多くのTrailがある。Visitor Centerで推薦されたPu’u Huluhulu Trailというトレイルを歩くことにした。往復2時間位の比較的楽なトレイルだ。このトレイルは若い女性パーク・レンジャーの方に教えてもらったトレイルだ。溶岩の上をてくてくと歩く。殆ど他のハイカーとは出会わない。広大な溶岩台地が目の前に広がる。遠くに高い山も見える。景色は余り変化がない。溶岩の上なのでトレイルのコースがどれかはっきりしない部分も多い。広大な平面的な大地でコースを外れると危険だ。分かりにくいコースのところでは、人工的に石を積み上げた標識が作られている。これを目印に歩いて行く。
 トレイルの折り返し点は小高い山の上。ここからの展望は少しはマシ。 

Pu’u Huluhulu Trail
Hilina Pali Road

 この道路もChain of Craters Roadから分岐している道路だ。曲がりくねって狭い道路がおよそ14マイル続く。少しスリリングなドライブだ。ドライブ中の景色の変化が楽しい。林の中、草原地帯、荒涼たる溶岩地帯、溶岩もところにより色々な色彩がある。折り返し点には小さな小屋と展望台がある。ここからはマウナロア山の広大な裾野が海岸に流れ込んでいるのが展望できる。雄大な景色だ。

Hilina Pali Overlookにて
Thurston Lava Tube

 Crater Rim Driveに戻る。反時計回りに回る。Thurston Lava Tubeと呼ばれる溶岩トンネルを見物。ここはVisitor Centerからも近く多くの観光客が押し寄せている。駐車場も広く、殆ど満杯だ。日本人観光客もかなり見受ける。とてもポピュラーなスポットだ。駐車場から坂を下る。坂を下ると熱帯のジャングルのような雰囲気だ。しばらく歩くと溶岩トンネル。長さおよそ100m位か。さして感動もせず次ぎのスポットへ移動。

Thurston Lava Tube
Devastation Trail

 National Geographic発行の「Guide of the National Parks of the United States」というアメリカの国立公園を紹介した本がある。この本に紹介されていたハワイ火山国立公園のページで印象に残った写真がある。是非とも同じところで直接見てみたいと思っていた。その写真が右のような光景だった。本のは晴れた日の夕方頃撮影したもの。本の方が魅力的に見えたが、少し感動した。本のカメラマンと同じ場所、同じ構図で撮影した。
 このトレイル、距離は短いけれどもとても変化に富んでいる。往復30分もかからない簡単なトレイルだ。

今も成長しつつある山
Mauna Roa Road

 マウナロア山頂を目指すハイカーの出発点までのドライブ・コースだ。途中で道幅はとても狭くなる。曲がりくねった道を一気に標高2031mまで上る。生憎の殆ど雨のような天気。下界は全然見えない。時々ハワイだけに棲息すると言われている野鳥と遭遇する。写真を撮ろうと車を停め近づくとすぐ逃げて行ってしまうのでなかなか撮影できない。

とても細い道
HI−11 Scenic Point

 来るときは真っ暗で展望できなかったけれど、コナへの帰り道、案内標識に従ってScenic Pointで休憩。溶岩流が作り出した景観。そんなに素晴らしい景観とは思わなかった。HI−11の帰り道は時間がかかった。交通量が多いのだ。HI−11は曲がりくねった難所も多い。ときたま制限速度以下で走る車がいて長い車の列ができる。殆ど追い越し禁止なので耐えて運転する。

見渡す限りの溶岩台地
中華料理
 
 Royal Kona Resortに到着した頃はもう真っ暗になっていた。ホテルで少し休憩して、昨日と同じ中華料理店へ夕食。昨日と同じ日本語が話せるウエイトレスに餃子と四川やきそばを注文。やきそばは正直言って美味しくなかった。どうも海外では食に関しては無関心なのだ。同じ所ばっかりに行ってる私。
 ホテルに戻り、写真の整理。

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