ロッキー山脈縦断ドライブ旅行記

7/19(土)

記        事 写  真
朝食

 前日は607MPのレストエリアで車中泊。午前3:30起床。ここでステーキを焼こうと思ったが、人が多く何となく恥ずかしいのでやめた。まだ暗い中をI5Sで南下する。暗いインターステートを走るのは若干怖い感じがする。まさかこの時間に速度違反取り締まりをしているとは思えないが前後の車がパトカーかどうか確認できないのだ。特に後方のヘッドライトを確認すると怖い。ヘッドライトの灯りは相当遠くからでも見える。速度を落としているのだがなかなか追いついてこない。
 次のレストエリアに入った。前のレストエリアよりも少しは人が少ない。ここでステーキを焼き朝からステーキ300〜400gの朝食だ。さすがにレストエリアでステーキを焼くのは少し照れくさかった。通り行く人達が好奇の目で見ていたような気がする。
 インターステートのレストエリアはよく整備されている。洗面所、自動販売機もある。また治安に関してもかなり大丈夫なようだ。過去の旅行で毎日モーテルに宿泊していたのがバカバカしくなってくる。貧乏旅行するならばレストエリアで寝るのはかなり良い方法だと思う。
I5S、586MP付近レストエリア 4:50
Infineon Raceway

 Dempster HwyでパンクしEagle Plainsで足止めを喰らったが、修復後かなり無理して走ってきたので何とか予定通りロスアンゼルスに帰着できる見込みができてきた。逆算して計算すると1日分の時間的な余裕ができた。2,3にち前から、この余裕分でどこを訪問しようかと考えていた。
 ゲーム「グランツーリスモ4」で登場するInfineon Raceway、またLaguna Seca Speedwayに立ち寄ろうと思った。そこであわよくばレースを観戦したり、サーキット走行できるかもしれない。確かInfineon Racewayはサンフランシスコ北部、Laguna Secaはサンフランシスコ南部にあったと朧気ながら思い出した。正確な地名とか場所は知らない。こういうときカーナビのNeverlostが役立つと思った。"Point of Interest"でInfineon Racewayを探し出す。カーナビに表示されたRacewayはSacramento市内を示していた。「あれ?サンフランシスコ北部と思っていたが自分の記憶違いか?」と一応Neverlostのガイドを信じ向かうことにした。
 
I5S、546MP付近 5:23
やはり・・・・

 I5Sでサクラメント市内に入り更にI80Eを少し走りインターステートを降りる。Neverlostのガイドに従いサクラメント市内を走る。どうやら住宅街のど真ん中にガイドされているようだ。「おかしいな〜、こんな住宅街の中に本当にサーキットなんてあるのかな〜」と不審に思いつつNeverlostの示す目的地に向かった。目的地に到着。住宅街のど真ん中。サーキットなんてありはしない。それでも周辺をうろつきサーキットらしいものはないかと少し探す。
 Neverlostに騙された。大変な時間と労力を無駄にしてしまった。ガソリン代高騰の折り、消費したガソリン代も馬鹿にできない。
 サクラメント住宅街の中のGSで給油しようとした。クレジットカードでセルフで給油できない。カウンターに行きそのクレジットカードを提示して給油しようとしたが、断られる。生意気なメキシコ系の係員だ。給油をやめる。
 Infineon Racewayは諦める。「NeverlostのDVDに含まれる情報が古いのさ・・・」と自分を慰める。次はNeveLostにLaguna Seca Speedwayを入力する。サンフランシスコ南、モンテレー付近のようだ。自分の記憶とほぼ一致しているようだ。
 I80Wに入りLaguna Seca Speedwayを目指す。
 
I80W、Sacramento 6:39
大都市近郊

 SacramentoからMonterey方面を目指す。サンフランシスコに近づいてきた。この辺りの道路地図に関する知識は殆ど無い。多分サンフランシスコの東側のインターステートを走るのだろうとは予想していた。
 大都市近郊になると道路が多く、地図が頭に入らない。頻繁に走っている道路が変わり、カーナビがなければどこを走っているのか分かりづらい。また多くの案内標識があるが、示されている地名なんて知らない。カーナビが無ければとても走りにくい。だから大都市周辺には近づきたくないのだ。
I680、62MP付近 7:31
見覚えのある景色

 ハーツレンタカーのカーナビNeverLostで表示される画面は小さい。NeverLostVでは少し画面が大きくなり、画面も明るくなったが、この時乗っていたPontiacに装備されていたカーナビはNeverLostUでVよりも小さく画面も暗い。画面に太陽の光が当たると殆ど画面は見えなくなってしまう。このためルートの全貌を把握するのは少し困難だ。今自分がいる位置が掴みにくいのだ。ガイドに盲目的に従って走るのみだ。サンフランシスコ周辺の道路なんて殆ど知らない。後**マイルでLaguna Secaという思い出走り続ける。
 途中で何か見たことがあるような砂丘地帯のようなところを走っているとき、何となく見覚えのある景色と思った。NeverLostUの画面をより広域にしてやっとMontereyの近くだと分かった。ここは2001年9月にドライブしたことがある。Laguna Seca Speedwayは海から少し内陸寄りに位置していたと記憶していたが、もう太平洋岸にまで来てしまった。
CA1、Marina付近 9:55
またも外れ・・・・

 NeverLostUの示す目的地に着いた。モンテレー空港近くの住宅街の中だった。サーキットらしいいものは全く見あたらない。Laguna Seca Speedwayは私のぼんやりとした記憶の中の位置と余り違わない。住民と思われるような人にSpeedwayの場所を訊ねるが、誰も知らないと言う。GSの係員ですら知らないと言う。私の下手な英語のため通じなかったのかもしれない。
 またもNeverLostに騙された。まったく当てにならない。
 Laguna Seca Speedwayは諦めてヨセミテ国立公園に向かう。ヨセミテ国立公園は2000年10月に訪問したことがあるが、この時は有名なヨセミテ滝を見ることができなかった。また一部のスポットにも訪問していないところやトレイルもまともには歩いていなかった。今回の旅行では時間的に余裕があればロスアンゼルスへ帰る途中で寄っていこうと思っていた。
 NeverLostUの目的地に"Yosemite National Park"と入力する。候補地として5,6カ所が表示される。細かい地名なんて分からない。前回訪問していなかった"Mariposa Grove"を選ぶ。コース選定条件は"Most use of Freeway"だ。この選定条件にするとほぼ間違いなく目的地に行ける。最短時間などを条件とすると経験的に迷うことが多いのだ。先ほど来たハイウェイを引き返す。
I680、Milpitas付近 11:51
風力発電機群

 サンフランシスコからヨセミテ国立公園へはI580Eを通るのが一般的だろうと思う。前回I580W通過時にも驚いたのが途中の風力発電機群の規模の大きさだ。ハイウェイから見渡す限り風力発電機が林立している。正確な数は知らないが恐らく1000基前後はあると思う。国土の広い国ならではと思う。ここの風力発電機群の規模はアメリカでも最大級だろうと思う。ロスアンゼルス郊外のI10沿いにも大規模な風力発電機群があるが、恐らくサンフランシスコ郊外のはもっと大きいだろうと思う。
I580E、60MP付近 12:22
中華系食材店

 この旅行ではステーキ自炊にはまった。もう嫌になるほどステーキを食べたいと思っていたが、実際はステーキを売っている食材店に立ち寄る機会が少なくて毎日ステーキを食べ続けるということはできなかった。とは言え、街では積極的にステーキを販売しているような店を探していた。
 MontereyからCA1、CA156、US101N,I680N、I580E、I280E、I5N、CA99Sと細かく路線をつなぎながらCA140Sに入った。入ったところにあるMercedを通り抜けるとき食材店が道路沿いにあった。早速入った。中は中華系食材店だった。大きな店舗に実に多くの中華料理系の食材が販売されていた。店内はがら〜んとしていたが、ステーキも販売していた。値段が実に安い。300〜400gのステーキが3ドル前後だったと思う。大きなステーキを買う。小さなフライパンに入りきるかどうかという程大きな肉だ。その他菓子類なども買ったと思うが、予想していた値段の半分程度だ。店員も中華系の人間だった。
CA140E、Merced 14:03
速度違反

 先頭に遅い車がいて長い車列について走るのはつらい。追い越し禁止が多く、景色も単調ならば今回のような慢性寝不足状態ならばたちまち眠くなってしまう。
 ステーキを買ったMercedを出てすぐにこのような状態になってしまった。10台位の車列に追いついてしまった。追い越し禁止区間が多くなかなか先頭の遅い車を追い越せない。眠くてたまらない。ガムを噛んだり、コーヒーを飲んだり、タバコを吸ったり、大声を出したりして必死に睡魔と戦うが、もう我慢できなくなった。このままでは居眠り運転で事故を起こしそうだ。道路脇の空き地に車を停めて仮眠しようとした。こういうときに限って眠れない。しばらく休憩してまた走る。また長い車列に追いついてしまった。車列の後を走るのはつらい。後ろに車が追いついてきたときにはむやみに車間距離を開けられない。車間距離を短くすると追突の危険性がある。緊張を強いられる。眠くてたまらない。前の車からチャンスがあれば順次先頭の遅い車を抜いていく。
 やっと私も遅い車を追い抜くことができた。追い抜いた途端車線数が増えた。頭がボーッとしている。朦朧とした状態で追い抜いたときと同じ速度でしばらく走ってしまった。ふとルームミラーで後方を確認すると赤と青のランプが激しく点滅している。「やってしまった〜」速度違反でパトカーに追尾されているのだ。今回の旅行では殆ど速度違反で検挙されるような速度超過では走っていなかったがこのときに限り違反速度で走ってしまった。眠気で朦朧としていたため速度違反検挙に対する警戒を怠ってしまっていたのだ。
 適当な空き地で車を停める。違反切符を切られた。21マイルオーバーだ。この日は土曜日、すぐに罰金を払いたくても裁判所は閉まっている。警官に米国内の金融機関ですぐにでも払い込みたいと話すがダメらしい。月曜日に裁判所に出頭するか、罰金のお知らせが郵送されてからでないと払い込めないらしい。帰国後に罰金を払うと手数料等でかなり割高になるので米国内で払い込みたかった。警官と下手な英語ですったもんだの話し合いを行ったがいっこうに私の願いを聞き入れてくれなかった。
 噂によると罰金を払わないと今後米国へ入国するとき入国拒否されるという話しもある。今後米国へは行かないというならば罰金踏み倒しもできるだろうが、これからもアメリカ・ドライブを楽しみたい。日本で罰金を払うとなれば両替手数料や送金手数料などで本来の罰金よりもかなり割高になってしまう。
CA140E、この場所で速度違反で検挙される 14:38
休日の行楽地周辺は要注意

 日本でも同じだが、休日、行楽地からの帰路ではよく速度違反の取り締まりが行われている。
 速度違反で検挙された自分の不甲斐なさに呆れかえりながらヨセミテ公立公園を目指す。あの検挙で眠気は一挙に吹き飛んだ。
 前方に速度取り締まりをしているパトカーを発見。ヨセミテ国立公園からの帰路の車を狙っているようだ。下り坂のいかにも飛ばしそうなところで見張っている。休日の午後は特に取り締まりが厳しいようだ。過去アメリカの国立公園で何度か取り締まり現場を目撃した。
CA49S 速度違反に目を光らせるパトカー 15:17
入園料

 ヨセミテ国立公園の南料金所に着いた。入園料車1台につき20ドル。高い。今までアメリカ国立公園を訪問するときは全アメリカ国立公園に入園できる年間パスのNational Parks Passを50ドル程度で購入していたことを思うと大変高く感じる。他の国立公園を訪問する予定はないので20ドルの入園料を払う。
 無料で楽しむ方法もある。料金所に係員不在時、具体的には夜か早朝に料金所を通過するのだ。料金を払わずに入園しても公園を出るとき料金所に係員がいると料金を徴収されてしまうので、出るときも係員不在時でなければならない。
ヨセミテ国立公園 南料金所 16:04
Mariposa Grove

 前回ヨセミテ国立公園を訪問したとき立ち寄れなかったスポットがここMariposa Groveだ。ここには巨木が密生している。レッドウッド国立公園セコイア国立公園ミュアウッズ国定公園の巨木と同様とても大きい。どこの公園も巨木が密生しているのは一部の地域だけだ。不思議な気がする。このような巨木はアメリカ西海岸に多い。何か特殊な地形的な要因があるのだろうか。
 シーズン真っ盛りの土曜日だったかもしれないが、実に多くの訪問者がいた。広大な駐車場もほぼ満車状態で空いているところを探すのに苦労したほどだ。
 この巨木を初めて見る人は驚くかもしれないが、色々なところで巨木をみてきたので、別に何も感動しなかった。
ヨセミテ国立公園Mariposa Grove 16:14
Glacier Point

 夏のヨセミテ国立公園内でもっとも感動的な景色を眺めることができるポイントのひとつとしてここGlacier Pointが挙げられるだろう。ヨセミテ国立公園のトレイルは殆ど歩いていないので私にとってGlacier Pointはもっとも眺めの良い場所のひとつなのだ。
 ここも混んでいた。駐車場はほぼ満車だ。以前訪問したときに比べ何となく空気が汚れているような気がした。季節的な要因があるのかもしれないが、何となく遠くが霞み、空もスカッとした青さには感じられないのだ。
 ハーフドームが美しく見えるポイントには多くの人が集まっていた。後2時間もすれば夕陽に赤く染まるハーフドームを眺めることができるかもしれない。
 Glacier Pointからは3つの滝を眺めることができる。世界で6番目の落差のあるヨセミテ滝、昔ハイキングで近くまで行ったVernal滝(落差97m)、更に奥に位置するNevada Fall(落差182m)だ。
ヨセミテ国立公園Glacier Point 18:00
ヨセミテ滝(Yosemite Falls)

 英語では複数形になっているがヨセミテ滝はUpper Fall(落差436m)、Middle Fall(落差205m)、Lower Fall(落差97m)の3つの滝からなり合計の高さは739mで一般的には北米では1番、世界では6番目に落差の大きい滝と言われているらしい。
 前回訪問時は10月だったため滝の水は涸れてしまい滝は見えなかったが今回は見ることが出来た。6月頃にくればもっと水量が多いらしい。
 かなり水量が少なくなっており余り迫力は感じられなかった。写真撮影の位置では滝の轟音は聞こえなかった。
ヨセミテ国立公園、ヨセミテ滝 19:15
ハーフドーム

 夕陽に赤く染まるハーフドームを見たかった。時間も丁度良さそうだ。絶好の撮影ポイントに到着。ヨセミテバレーの舗装路の一番奥まった辺りだ。すでに何名かの撮影準備をしている人達がいた。三脚に高級一眼レフカメラ。プロの写真家かもしれないが結構マニア級の方が集まっているようだ。私も持参の三脚を取り出し撮影準備する。まだ少し早いようだ。カメラマンの方達と話した。もうすぐ赤く染まったハーフドームが見えるらしい。かなり暗くなってきた。レリーズは持ってきていなかったので手押しでシャッターを押さなければならない。後日人に聞いた話だが、こういう場合にはカメラのセルフタイマーの機能を使うとよいらしい。このときはそのようなテクニックは全く思いつかなかった。
 太陽がかなり落ちてはきたが期待していたほど赤く染まらなかった。ほんのり赤みがかっている程度だ。空気が汚れているからかもしれない。
ヨセミテ国立公園、ハーフドーム 19:36
自炊

 Mercedの中華系食材店で買ったステーキを早く食べたかった。自炊できるような場所がない。もうすっかり暗くなってしまった。ハイウェイ沿いのValley Viewと呼ばれる所に駐車場があった。誰もいない。ここでステーキを焼くことにした。車の扉を開けたままにしてステーキを焼いているのが通り過ぎてゆく車のライトで時たま明るく照らされてしまう。ちょっと恥ずかしい。またこんな夜更けに駐車場でコソコソしているような姿を見られるのも恥ずかしい。
 その恥ずかしさに耐え、何とかステーキが焼けた。3,400g当たり3,4ドルの格安ステーキ、意外と美味しかった。
 次は眠る場所だ。ここで寝ようとしたが眠れなかった。前回訪問時感動したTioga Roadを明日もう一度走ることにした。ルートの都合上、Tioga Roadを抜けて往路で走ったUS395Sに入るのはつまらなさそうだ。夜の内にできる限りUS395の接続点辺りまで移動し、翌朝Tioga Roadを引き返すことにした。
 Tioga Roadに入った。さすがに眠くなってきた。真っ暗な夜道のドライブは単調だ。適当な空き地に入る。すでに満車状態だ。Tioga Road沿いの空き地には車中泊している人達がかなりいるようだ。空き地に入れず道路脇にまで停めている車さえある。こういったのを見ていると従来のようにモーテルなどに宿泊するのは勿体なく思ってしまう。アメリカでは適当な空き地で車中泊するのは危険と思っていたが、こういった国立公園内ではそうでもなさそうだ。私も適当な空き地で車中泊した。熊に襲われないかと少し不安だったが、そんなことはなかった。午後11時30分就寝。
ヨセミテ国立公園、Valley View 21:35

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