アメリカ内陸部ドライブ旅行記

6/17(月)

記        事 写  真
クラクション

 午前6時起床。さすがによく寝た〜。7時モーテル出発。スーツケース、リュックサック、地図などを車に移す。何の拍子か車のクラクションがけたたましく鳴り出した。早朝なのでとても恥ずかしい。大急ぎで車に戻り、ドアーを開け、車のキーを差し込む。慌てていたので、どうしてクラクションが鳴り続けるのを止めたのかは記憶にない。とにかく、クラクションは鳴りやんだ。多分、レンタカーの盗難防止装置が作動したのだろう。
 昨日夕食を食べたマクドナルドでまたパンケーキの朝食。続けて同じ店に行くのも少しカッコ悪いような気がするが、お店の店員は昨日と今では多分違うだろう。気にしない・・・。
CO−7

 昨日ロッキーマウンテン国立公園からLongmontへやってきたUS−36は通らずCO−7でロッキーマウンテン国立公園のWild Basin地区に向かう。最初は渓谷の中を曲がりくねって走る。制限速度も低く抑えられている。早朝なので車も少ない。先行する車に追いついても、先行車もかなり速度を上げているので余り苦にはならない。この時間帯だと大体20マイル超過くらいの速度で走る。対向車が来れば速度を落とす。以前経験あるのだが、早朝でも時たま道路脇に隠れて速度違反を検挙しようとしているパトカーがいる。でも20マイル程度の速度超過なら罰金もせいぜい50ドル未満、反則点など取られないから、違反で検挙されても大したことはない。これが40マイル超過位だと罰金も200ドル前後に跳ね上がるし、場合によっては逮捕なんてこともあるかもしれないので大幅な超過は怖い。
 CO−7は途中から道路も快適になり、ロッキーの山々がとても美しく見えてくる。
Wild Basin地区

 CO−7を速度を出しすぎて走ると、Wild Basin地区に入り損ねる可能性がある。道路脇の案内標識に気を付けなければならない。カーナビも目的地にWild Basin地区を設定することができないので、カーナビに表示される地図を適宜見ながら、Wild Basin地区への脇道を探す。
 脇道へ入った。 Wild Basin地区はロッキーマウンテン国立公園の南東にあり、訪問する人も少ないみたいだ。とても静かな雰囲気だ。しかし料金所もちゃんとある。料金所の係員からでこの地区に関する情報を仕入れる。
 料金所を過ぎると未舗装道路になる。道幅も狭く曲がりくねっているので慎重に走らなければならない。道路脇に鹿がいた。車を静かに停めて、写真撮影。トレイル出発点の駐車場を目指す。
Copeland滝

 トレイル出発点の標高が2591m。Copeland滝は2595m。とても楽なトレイルだ。Copeland滝までは車椅子でも行ける。滝自体はLowerとUpperに分かれており、殆ど感動しない。ごく平凡な渓流の景色だ。
Calypso Cascades(2804m)

 Copeland滝から先は車椅子では行けない。足の長い外国人男性に合わせたような階段状の箇所がいくつもある。これ私のように足の短い者にとってはとても歩きづらい。歩幅が異なり、ステップ間の距離と、歩幅がどうもリズムに合わないのだ。また段差もトレイルにすれば高すぎるようなところもある。
 しばらく林の中を登っていく。景色は相変わらず平凡。時たま木々の間から森林限界を超えた高い山が見える。
Ouzel滝(2880m)

 まだ林の中ばかりのつまらないトレイル。トレイル出発点からもう4Kmも歩いているのに変わり映えしない平凡な景色。昨日Beaver Meadowsビジターセンターでここを推薦してくれたハンサムなパークレンジャー、いい加減なこと言ってくれたのかな〜?、うん、確か夕方に質問したので帰り支度に忙しく適当に教えてくれただけなのかな〜?なんて、疑いだしてくる。
 Ouzel滝も少し距離を離れてしか見ることができないので、そんなに迫力あるとは思えなかった。
森林火災

 Ouzel滝の展望台を越え、少し下り。まだ景色は悪い。ハンサムなパークレンジャーに八つ当たりしながら歩き続ける。上り。視界が開けてきた。周囲は4000m近い山々に囲まれている。お〜、この景色、これが見たかった。今までの八つ当たりを反省する。ここからは、高原で広範囲な森林火災のお陰と言えば申し訳ないがすこぶる景色が良くなった。またトレイルも何となく尾根伝いのような一番標高の高そうなところを歩くので更に見通しがよくなる。
逞しい外人

 標高3000m近くまで登ってくると、さすがにきつい上り坂では息が切れて途中で休憩せざるを得なくなる。私の後を逞しい白人男性が駆け足で追い越して行った。「大丈夫か? 水は持っているか?」などと私のことを少し心配してくれていたみたいだった。「大丈夫」と答えると彼は更に走り続けて行った。すっげ〜、こんなところを駆け足で鍛えているなんて、やはり肉食人種は体力が違う。
 写真はOuzel湖とBluebird湖へのトレイルの分岐点。
Ouzel湖(標高3051m、トレイル出発点から7.9Km)

 昨日のJewel Lakeほどではないけれど、とても素晴らしい景色だった。とても静かな雰囲気だ。湖自体はそんなに美しいとは思わなかった。
 この区域はとても人が少ない。そんな中に一人の女性ハイカーがいた。アメリカではよく女性一人のハイカーを見受ける。とても逞しい白人女性だと思う。アメリカでは職業はもとより殆どのケースで男女対等なのだ。軽く挨拶をして今来たトレイルを1Kmばかり引き返し、Bluebird Lakeへ向かう。
飛行機雲

 青い空に真っ直ぐに伸びる飛行機雲が見えた。私も明後日は帰国の日だ。デンバーからサンノゼに向かう飛行機も多分、ロッキーマウンテン国立公園の上空を飛行するのだろうな〜。明後日は多分あの飛行機雲と同じ所を飛んでいるのだ。と思うと少し寂しくもなってきた。
とてもきついトレイル

 もう標高3100m以上だろうか、かなり急勾配の上り坂、息切れがする、3m登る毎に休憩といった感じだ。私を追い越して行ったランナーがまた走ってすれ違って行った。「大丈夫か?がんばれよ〜」と声を掛けてくれたみたいだった。また数名のハイカー達が戻ってきた。この時間に戻ってくるなんて?と不思議に思う。余程朝早く出発したか、どこかでキャンプでもしたのだろうか。途中で小川を渡ったりもする。
 標高は3200m位になったと思う。写真のようなごつごつした岩石地帯を歩く。岩石地帯の距離が長いのでコースを見誤らぬようにしなければならない。このような岩石地帯なのでコースを示すケルンも無い。足場が少し手を加えられている感じのところを歩いて行く。とても識別しにくいが、石ころの向きを変えて少しでも平らにしてある感じのところを読みとりながら歩くのだ。
高山植物

 目的地のBluebird Lakeの標高は3346m。かなり標高の高いところまできた。殆ど森林限界のところまで登ってきた。周りには岩、雪渓、高山植物。黄色の花を咲かせている高山植物が密生しているのがとてもきれいだ。
 トレイルは益々厳しくなる。大きな雪の塊を越えなければならない。雪に残された足跡を踏みしめながら頑張って進む。崖をよじ登るようなところもある。きつ〜ぃ!
行き止まり

 ついに先に進めなくなってしまった。写真のような大きな雪の塊に阻まれてしまった。足跡も残っていない。他の人達もここで引き返したのだろうか。あるいは私がコースを間違えたのか?間違えてはいないと思う。すぐここまで立派にトレイルがあるのだから。先に進もうと思えばコースを見誤る可能性があるが、この雪の塊を大きく迂回しなければならない。とてもそんな元気は残っていない。ここで引き返すことにした。標高は多分3300mを越えているだろう。トレイル用の地図で見るとBluebird湖まで残り数ミリの距離なのに・・・。
お弁当

 トレイルの行き止まり辺りで適当な休憩できる場所を探す。急な斜面なので腰を掛けてゆっくりとお弁当を食べられる場所が少ない。少し不安定だが比較的平らな岩の上に座り込みお弁当。おにぎり、今日のおにぎりは電子レンジでの加熱時間が短すぎたためか、少しパサパサだ。ちょっと失敗した。それでも写真のような景色を眺めながらのお弁当は美味しい。標高3300mともなると長時間休憩していると寒くなってくる。風も少し強い。
 ここから駐車場までは10Km以上あるが、帰りは殆ど下りばかりなので不安は少ない。お天気だけが心配だ。
高山植物

 私は高山植物には疎い。植物の名前は聞いたことはあるが、どれがどれだかさっぱり分からない。ロッキーの山々にも多くの植物が花を咲かせていた。広い範囲に咲き誇っていたり、ぽつんと一輪だけ孤独に咲いているのやら様々だ。帰りは先ほど来たトレイルを下っていくという安心感もあり、精神的に余裕fがでてきたと思う。日頃、一瞥程度にしか見ていなかった高山植物に対しても興味を持って見るようになった。冬の間、深い雪に埋もれ、短い雪解けの間に花を一生懸命咲かせているとても小さいけれども逞しい高山植物。帰りは主に動物、植物に興味を持ちながら帰った。
エルクの遠吠え

 1時間に一組くらいしかすれ違わないとても静かなWild Basin地区のトレイルだ。下方に先ほど訪れたOuzel湖を見ながら歩いている時、遠くの方で野生動物の遠吠えを聞いた。複数の場所から聞こえるようだ。このときは、どのような動物かは分からなかった。コヨーテとかマウンテン・ライオンなどだったら怖いな〜と思いながら耳を澄ましながら帰った。
りす

 トレイル出発点まで後3,4Kmというところは谷で林の中を歩く退屈なトレイルだ。先の方で男女のカップルの嬌声が聞こえた。りすと遊んでいる。リスに餌を与えている。え、アメリカ人でもマナー違反する人がいると少し驚いた。
宿泊

 この日の宿泊はデンバーに近いBoulderの街にしようと思ってCO−7を進んだ。途中Lyonsという小さな街にモーテルがあったのでここに宿泊することに急遽変更。Aspen Leaf Motel 53.58ドル、キッチン付きだ、電子レンジもある。でも、さとうのご飯はもう全部使い切った。部屋にはエアコンが無い。大きな扇風機があるのみだ。外はもう夕方6時だというのに華氏94度(摂氏34度)もある。道路の照り返しなどでとても暑く感じる。Lyonsの標高は5000ft位(およそ1500m)。1日のうちでも大変な気温変化だ。室内に入るとそう暑くも感じない。扇風機の風が心地よい。日本と違って空気が乾燥しているからだろうか。
 この街では適当なレストランが見つからなかった。サブウエイがあった。サブウエイで注文するのはどうも苦手だ。中に入れるものをとても指示しにくい。適当に指で指したり意味も分かっていないのにOK、OKなんて頷いたりして満足なものに仕上がらない。でもこのパン大きかった。長さは30cm、直径6,7cmはあった。
 近くのガソリン・スタンドで給油。ついでにコーラも買う。スタンドのアルバイトらしい少年にコーラの代金を支払おうとしたら、「いいから勝手に持っていきな」と言ってる風。少年達は自分達の会話に夢中になっていた。で、私も代金を払わずにスタンドを出た。
 モーテルに戻りしばらくソファーで一眠り。さすがに疲れた。午後8時半、目が覚める。外はまだ明るい。

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