アメリカ北東部ドライブ旅行記

5/28(水)

記        事 写  真
計画

 すべてのアメリカの国立公園訪問計画の一環としてすでに1年以上前から漠然とした計画は持っていた。今年はアメリカ北東部かアラスカに行こうと思っていたが、アラスカはまだ調査不足なので一人で数週間も行くのは心細い。というのでアメリカ北東部をドライブすることにした。シェナンドア、グレートスモーキー・マウンテンズ、マンモスケーブ、クヤホガバレー、アイル・ローヤル、ボエジャーズ、アーカディア国立公園を3週間かけて回る漠然とした計画だった。
 いざ、道路地図を調べると、アメリカ東北部は余りにも道路網が複雑だ。これらの国立公園を環状に結び、手ごろな道路を探し、途中の国定公園なども訪問地に加える。右回りに行くか、左周りに行くかはなかなか決まらない。とにかく3、4週間で回るのだ。お店の客様の話によると6月のアメリカ北東部は日本のように梅雨もなく緑がとても美しいとのことだ。HISに行き、格安航空券を探す。コンチネンタル航空の21日FIXの航空券が安い。6月出発だと値段はおよそ2万円高くなってしまう。というわけで5月28日成田出発のニューヨーク往復航空券を急遽購入。購入後、具体的にルートを決める。必ずしも計画通りに回るとは限らない。出発前にできるだけ詳細に調べておくのだ。こうすることにより、現地で柔軟に行動できるようになるのだ。
 航空券を購入後から具体的に計画を練る。1日当たり300〜600Kmの移動を目安として毎日の訪問地を決める。適宜余裕を持たせるための日を組み込み、出発点に戻れるようおおまかなルートを決める。私の場合、レンタカー乗り捨ては割高になると思うので必ず借りた地点で車を返すようにしている。ほぼ日程が決まると訪問地についてインターネットで予備知識を仕入れる。今回北部を回るのでまだ遊覧船などが運航されていない可能性がある。ボエジャー国立公園の遊覧船は6月15日から運行開始、アイル・ローヤル国立公園の遊覧船は6月11日から運行開始。両方の遊覧船に乗るのは日程的に不可能だ。ボエジャー国立公園の遊覧船は諦め、アイル・ローヤル国立公園は6月11日に訪問と決定し、更に日程を微調整する。アメリカ東部に関しては道路網が複雑すぎてとても事前にルートを決定することはできない。ルート選定はレンタカーのカーナビに任せることにする。
事前準備

 私の場合、優秀なスタッフに恵まれていてお店は殆どスタッフに任せておける。むしろ私がお店にいない方がお客様が多いような気もする。ただ、1ヶ月以上の旅行となるとスタッフへのお給料支払いや勤務予定などの都合上難しい。というのでスタッフへのお給料を渡した直後から1ヶ月以内位が私のできる旅行の限度だ。
 事前準備というのは計画を立てる、訪問地について若干の情報を仕入れておくこと以外殆どしない。強いていえば「サトウのご飯」の購入、デジカメの購入位だろうか。今回のデジカメはオリンパスCAMEDIA C730 Ultra Zoomというカメラだ。光学10倍、デジタル3倍のカメラだ。ビーバーなどの野生動物を撮影できるかもしれない。スマート・メディアが使えるこの程度のスペックのカメラはこれしか無かった。今まで使っていたオリンパスD−460との操作性なども共通点が多そうだ。勿論、このカメラも予備機として持っていくつもりだ。
 出発前日、お店のスタッフへの負担を減らすため消耗品などを目一杯仕入れておく。お釣り用の小銭を両替しておく。
 この程度が事前準備といったところだ。 
出発日当日

 午後4時過ぎの成田発のフライトというのはいつも午前7時頃に眠る私にとってはきつい。逆算すると午前11時には自宅を出発しなければならない。前日は早く寝るようにしたが、寝過ごしの心配などから殆ど睡眠できなかった。旅行出発直前はやはり興奮しているのだろうか。
 持っていくものなどまだ何も準備していない。いつも出発当日に持っていくものをかき集めてスーツケースに詰め込むのだ。衣類はおよそ1週間分、トレッキング・シューズ、リュックサック、双眼鏡、パソコン、アメリカの道路地図、洗顔セット、充電器、変圧器、割り箸、CD10枚程度も詰め込む。旅行計画書の印書、といっても2頁の日程表。しばらく食べることのできない鮭の焼き物とお茶漬けの朝食。食器類の洗い物。3週間も食器を洗わないでおくと帰国時、カビが生えていたりして大変なのだ。
 航空券引換券、パスポート、国際自動車運転免許証、国内運転免許証、円用財布、ドル用財布、カナダ用財布の確認。着替えていざ出発。
自宅発

 11:00自宅を出る。私の暮らしているところからは外苑前のランプから首都高に入るのがベターなのだが、はっきりと道を覚えていないので西新宿のランプから首都高に入ることにしている。飛行機は16:20離陸で5時間も後だけれども、首都高での渋滞や、緊急事態などに備えて大体出発5時間前に自宅を出ることにしている。早く成田に着き過ぎた場合は成田市内のロヤルホストと空港内の「そじ坊」で時間調整をすることにしている。首都高はいつもに比べ比較的渋滞も少なかった。

渋滞の表示は見えるがいつもよりは空いているようだ
成田市内のロイホ

 首都高は都心部ではやや渋滞があったが、それでもやはり早く成田に着き過ぎた。成田市内に向かう。途中オービス・カメラが設置されているので速度違反には注意しなければならない。成田市内のロイホで広島風お好み焼きとコーヒーを注文。いつも同じメニューを注文する。しばらくこの日本的なお好み焼きなど食べる事ができないからだ。コーヒーを何倍かおかわりをして時間調整をする。

しばらく食べることができない・・・
USAパーキング

 いつものようにUSAパーキングに車を預ける。1週間以上だといくら預けても¥5350円なのだ。何回か利用すると1回は無料で預かってもらえる。SARSの影響か何となく旅行者が少ないように感じた。飛行機もガラガラだとありがたい。
 パーキングの送迎バスで成田空港第2ターミナルまで送ってもらう。途中検問がありパスポートを提示しなければならない。
 ターミナルはSARSの影響下、いつもよりも人が少ないように感じた。それにしても成田空港は超過密状態だ。同じ時刻に出発する便がいくつもある。

空港での検問、とても丁寧です。ご苦労様です。
チェックイン

 午後2時空港でチェックインの処理を済ませる。スーツケースの中に2つ以上のライターが入っているのがX線検査で分かり取り出させられる。コンチネンタル航空CO008便、ボーイング777だ。席は最後部の窓側、44Lだ。コンチネンタル航空のエコノミー席の座席配置は3+3+3だが、最後部の席に限り2人席だ。飛行機はおそらく300回前後搭乗していると思うが未だに私は窓側の席が好きなのだ。さすがに太平洋上空は退屈なので窓は閉めているがアメリカ大陸上空に入ると殆ど地上を窓から眺めている。今まで自分が訪問した辺りを上空から眺めるのは楽しいものだ。 

超過密スケジュールの成田空港
それにしても・・・

 搭乗まではまだ十分時間がある。成田第2ターミナルを利用するときはいつもレストラン「そじ坊」を利用することにしている。もう日本食はしばらく食べる事ができないというのでざるそばといなり寿司のセットを注文する。離陸後1,2時間で機内食が出るというのによく食べるとつくづく思ってしまう。「そじ坊」は以前利用したとき当時のお店の責任者から優待カードのようなものをいただいたので、これにつられてついつい利用してしまう。割り引きになるかどうかは知らないが、とにかくコーヒーのサービスはある。この優待カード、当時のお店の責任者がたまたま私が出演したテレビ番組を見て、私が「そじ坊」に入ったとき、気がつき話しかけてくださり頂いたものだ。一般の人は余りもっていらっしゃらないようだ。

成田空港第のターミナルの「そじ坊」
搭乗

 離陸30分前に出国手続き。早く出国手続きをするとエコノミー席の場合、ゲート通過後時間を潰す場所がないので、ぎりぎりまで出国手続きを遅らせる。煙草を吸いだめしていよいよ搭乗。今からおよそ14時間は禁煙だ。
 予想に反して機内はほぼ満席状態だった。隣はいかにも旅行慣れしたような3,40代の男性。話し掛けたが愛想が悪そうだ。以降この男性客とは全く話をしなかった。

またまた日本的なものの食事
離陸

 16:20 CO008便ニューアーク国際空港行きは定刻通り出発。コンチネンタル航空のボーイング777はエコノミー席にもパーソナルテレビがあり、ゲームや映画を楽しむことができる。最初はこのテレビの操作方法がよく分からない。離陸後しばらく時間が経過しないと機能しないみたいだ。
 18:30もう機内食が出てくる。さすがに全部は食べることができなかった。パンは一切食べる事ができなかった。食後、映画を見ようとするが日本語の映画を放映していない。機内誌の案内には日本語の映画がいくつかあるみたいだが、この便に限り日本語の映画はないみたいだった。前日の睡眠不足もあり、太平洋上空を飛行中はとにかく睡眠をとることに努力。
 この間に買ったばかりのデジカメのマニュアルを読み操作方法の概略をお勉強。まだ慣れないカメラのため写りが心配だ。
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今から搭乗するCO008便
コンチネンタル航空CO008便

 2年前ニューヨークへ行ったときのコンチネンタル航空はFAの態度もよく機内のアミューズメントも充実しているという印象だった。またヒューストン線に搭乗したときの日本人パーサーの方もとても印象が良かった。国際線ではコンチネンタル航空はもっとも好きな航空会社のひとつだったが、今回は幻滅した。経費節減のためか、FAの態度はとても無愛想、太った不細工なおばさんばかりのFAだった。アミューズメントも日本語の映画が放映されていない、ゲームも面白くない。最悪だ。途中おにぎりとカップ麺が出てくるのはありがたかった。前回搭乗したときは確かおにぎりをいくつも貰ったと記憶しているが、今回はとてもリクエストできそうな雰囲気ではない。アメリカ大陸に達するまではとにかく睡眠をとるよう心がける。

いよいよ出発
アメリカ大陸上空

 以前CO008便に搭乗したときは確かアラスカーカナダー5大湖を経てニューヨークへ飛行したと記憶しているが記憶違いだったのかもしれない。といっても以前の飛行は10月末で5大湖上空辺りまでは真っ暗で地上は見えなかったが、今回の飛行コースはワシントン州上空からアメリカに入った。以前訪問したマウントレーニエ国立公園のレーニエ山上空にはこんもりと雲がかかっていたみたいだった。ノースカスケード国立公園上空では晴れていて、2年前訪問したときのことを思い出した。次にグレイシャー国立公園が見えるはずだが私の座席とは反対方向に見えるはずだ。席を離れ反対側の窓から眺める。ちょっと距離が離れ過ぎているみたいだった。モンタナ州を越えノースダコタ州に入る。
 5大湖上空付近は雲がかかって余り地上は見えなかった。エリー湖上空では雲が切れてきた。クリーブランドの街だろうか、今回訪問予定のクヤホガバレー国立公園も見えているのだろうか。 

ノースカスケード国立公園上空
ニューアーク国際空港

 ニューアーク国際空港には定刻通り到着。最後部の座席なので飛行機を下りるのも殆ど最後の方だが、入国審査のところまでは比較的長く歩かなければならない。ここでは早く歩く、入国審査で待たされたくないからだ。そのせいか、入国審査では殆ど待たされなかった。
 機内預け荷物も比較的早く出てきた。到着ロビーを出るとレンタカーのシャトルバスが巡回していると思っていたがそうではなかった。レンタカーの営業所へは無人のモノレールに乗らなければならないとのことだった。この乗り場がまた分かりにくい。何とか乗り場にたどりつき、モノレールに乗る。CからP3への移動だ。

やっと到着
ハーツ・レンタカー

 P3駅を下りるとすぐハーツの営業所だった。予約していたので、私が乗る車の駐車位置が電光掲示板に表示されている。ハーツ#1クラブGoldの会員だと煩わしい借り受けの手続きをしなくて済むのだ。
 車は予想通りFordのTaurusだった。10分程度は車をチェックする。給油口の位置、トランクの開け方、座席の調整、ミラーの調整、チルト・ハンドルの調整などを行う。カーナビに目的地にワシントンを指定する。まだ、カーナビの操作方法を完璧には思い出せない。
 営業所の出口でレンタル契約書と国際免許証を提示する。いよいよ3週間のドライブ旅行の始まりだ。

Hertzの営業所は分かりやすかった
大都会のフリーウエイは難しい

 空港を出るとすぐにフリーウエイに入らなければならない。大都会でのフリーウエイは難しい。ランプやインターチェンジが短い距離に頻繁に現れ、車線数も5車線程度ある。また車の数も多く、殆どの車が10〜20マイルの速度超過で走行している。また、カーナビにも慣れておらず、指定された出口になかなか進入できない。間違えると、カーナビはルートを再計算してくれるが、この計算速度が遅い、結果が出るまでに、もう指定された出口を通過してしまっている。
 というので1時間前後、あっちへ行き、こっちへ行きとうろうろしてしまった。睡眠不足でこのフリーウエイを運転するのはきつい。おまけに何度か有料道路の料金も徴収されてしまった。本来はI-95Sに入るはずなのだが、なかなか入れない。ロスアンゼルスのフリーウエイも慣れていないとなかなか難しいが、ニューヨークの方がもっと難しいようだ。出口が多い、交通量が多い、高速走行(ニューヨーカーは平気で20マイル以上の速度超過で走行するみたいだ)制限速度65マイルのところを私も85マイル位の速度で走る。慣れない車、慣れない道路、睡眠不足などでとてもきつい。
 とまぁ試行錯誤しながら何とかI-95Sに入れたみたいだ。有料区間になっている。結局この日は無駄な走行も含め有料道路の料金で10ドル位使ってしまう。アメリカで有料道路に10ドルも使うなんてとても使い過ぎのように感じる。大都市部へ入るときを除き、殆どの有料道路はたとえ100Km程度走行してもせいぜい1〜2ドル程度なのだ。

道路名は忘れたがとにかく車線数、交通量が多く、更に高速走行。最初はとても緊張する。
まずはおとなしく走行。
I-95S

 I−95はアメリカ東海岸を通る大幹線道路だ。大抵の都市部では車線数は5,6車線に増える。ニューヨークでは恐らく片側10車線位あるところもある。交通量もそれほど多いのだ。郊外に出てしばらく走り、給油を兼ねて道路地図を購入する。Road Atlasというとても分かりやすいアメリカ全州、カナダ、メキシコが含まれている地図だ。3年前の地図を持参していったが、もうぼろぼろになっていたので買い換えなければならないと思っていた。従来よりも体裁もよくなり、地図もとてもビジュアルになっていた。
 I−95Sに入り20分も走ると交通量は比較的少なくなってきた。やっとオート・クルーズが使えそうだ。最初操作ミスかと思ったがどうもオート・クルーズが効かないみたいだ。明日、ワシントンの空港のハーツレンタカーの営業所で車を交換してもらおうと思う。カーナビ付きの車の場合、地方の都市だとカーナビ付きの車が無い場合がある。車を交換するならば大都市の営業所に行くのがベターだと思う。大都市の空港へ行く場合、Rental Car Returnの案内表示がとても整備されており、たとえカーナビが作動しなくても殆ど迷わずに営業所にたどり着くことができる。

大都会近郊ではとにかく車線数が多いのだ。ここで多分片側5,6車線。
デラウエア州

 デラウエア・メモリアル橋を渡るとデラウエア州だ。そろそろ今夜の宿泊先を探さなければならない。 デラウエア州はとても小さな州だ。I−95Sを10分もドライブするともう隣のメリーランド州だ。インターステートを走行中はLODGINGなどの看板が出ていて、これが表示されているところでI−95Sを下りる。ただし宿泊先がBestWesternとかRamadaだけの場合は下りない。BestWesternとかRamada Innは割高でかつモーテルのように部屋の真ん前に車を停められない場合が多い。沢山荷物がある場合、部屋に運び込むだけでも大変なのだ。

デラウエア・メモリアル橋(有料、3ドル、南行きのみ)
宿泊

 メリーランド州のElktonという街のCrystal Innというところへ宿泊。89+4.45(税)かなり高い。もう21:00だ。高いけれども仕方がない。今までの経験だと30〜50ドルが私の相場なのだが、アメリカ東部の場合、やはり高いのかなとも思う。部屋に入った。大きなベッドが2つある。今までのモーテルよりもかなり立派だ。別にこんな大きな部屋でなくてもいいのに・・・。東部でのモーテルの相場がこんなに高いとこれからが思いやられる。今夜は食事は抜き。もうくたくただ。とてもレストランを探し食事する気にはなれない。早く寝たいのだ。23:30頃就寝。

さすが100ドル近い部屋、設備も私には立派すぎた。

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