アメリカ北西部ドライブ

9/4(火)

記       事 写   真
 5:30起床 Nさんはまだ寝ている。まだ風邪気味なのでもう少し寝かせてあげよう。私はPC作業。
 6:00Nさんが起きてきた。準備をしてホテルの朝食を食べに行く。朝食後、ホテルの周りを少し散歩。
 7:30チェックアウト。
 カーナビにマウントレーニエ国立公園を設定する。コロンビア川に架かる有料橋を渡る。橋を渡るともうワシントン州だ。カーナビはWAー14Eastを示している。どうやら持参した地図には出ていないような道路経由で行かせるらしい。

コロンビア川に架かる有料橋

Best Western Hotel
Mt.Saint Helens National Volcanic Park

 後で分かったことだが私達はWA−14,WA−141,WA−25,US−12経由でマウントレーニエ国立公園に行った。レンタカーに装備されているカーナビは実にシンプルであり、表示画面の縮尺を自由に変えることはできない。すべてカーナビが勝手に縮尺を変えて表示する。地図に出ていない道を走るからとても不安だ。しばらくは山道が続く。山道に入るとカーナビは殆ど用をなさない。すぐにコースから外れて表示され、あげくの果ては無表示になってしまう。しばらく細くてカーブのきつい山道を走る。めちゃくちゃ背の高いオレゴン杉がとても印象的だ。 
 途中何度か道を間違えながら走っていると遠くにとても巨大な山が見えてきた。セントヘレナ火山だ。1980年大爆発した火山だ。火山灰は成層圏高く噴き上げられ、世界的な異常気象を引き起こしたと言われている。20世紀最大級の火山爆発とも言われているらしい。
 上の方は生憎の雲で見えない。道路脇にかなり大きめの展望台というか公園があった。背炎とヘレナ火山が遠望できる。まるで「天空のラピュタ」の雰囲気だ。しばらくはセントヘレナ山を左手に見ながら走る。対向車は殆ど来ない。

オレゴン杉

Mt.Saint Helens
野ション

 険しい山道が続く。もう2時間以上もカーブの連続だ。山を登ったり下ったり。標高差も1000m以上あるだろうか。昔、四国の剣山方面にドライブしたことがあるが、この道も狭くてカーブの連続だったが、今回のはそれよりも遙かに厳しい。時速100km〜30km程度まで頻繁に速度を変える。もうふらふらだ。途中で休憩する。殆ど森の中だ。ここで二人とも野ション。朝、Best Western Hotelで持ってきたりんごをかじる。もう頭がぼーッとしている。地図ではほんの10cm程度の直線距離なのだが、なかなかUSー12にはたどりつけない。カーナビはもう何も表示していない。今どの辺りにいるのかさえも分からない。また次に進むべき道も分かりにくい。先程の展望台のところにあった案内板の地図をデジカメに撮影しておいた。この地図を小さなデジカメのモニター画面で道路を確認しながら進んだ。この地図を撮影していなかったら、この広大な山奥の道で迷子になっていたかもしれない。
 ホテルを出て4時間以上もかかりやっとRandleという町に出た。ここでUS−12に入る。ガソリンも少なくなっていたので本当にUS−12に出て来れて助かった。

野ション現場

Mt.Saint Helens展望台で撮影していた地図。
レーニエ山国立公園

 US−12に入るともう安心だ。案内標識が実にしっかりしている。Randleの町からおよそ30マイル走ったところでレーニエ山国立公園の案内標識が出てくる。案内標識に従いWAー123に入る。数マイル走るともうレーニエ山国立公園の公園域だ。当面の目的地はSunrise Visitor Centerだ。WA−123がまたきつい。標高およそ500m辺りから標高1431mのCayuse峠を越えて標高1950mのSunrise Visitor Centerまでの山岳ドライブだ。レーニエ山国立公園はとても広い。Sunrise Visitor Centerまではまだおよそ40マイル走らなければならない。とても体力と精神力を必要とする。もう頭がぼーッとしている。景色の良さが何とか疲れを癒してくれる。右の写真に写っている山で2000mちょっとの山。雲に隠れてはいるが写真の右側に標高4392mのMt.Rainierがあるはずだ。とても巨大な山だ。
Sunrise Visitor Center

 ここに到着したのが午後2時前。標高1950m。とても寒い。まずトイレに行く。Visitor Centerで2,3時間程度のベストTrailを教えてもらう。教えて貰ったTrailはおよそ5マイルのループ Trail。このTrailでは湖、高山植物、氷河、野生動物、天候が良ければ雄大なMt.Rainierも見えるそうだ。ちなみにレーニエ山はタコマ富士と呼ばれているそうだ。

Sunrise Visitor Center
Trail

 持参したリュックに雨具、双眼鏡や簡単な食料、水などを入れてVisitor Center横からトレッキング開始。最初は緩やかな坂道を登る。ここからもアラスカを除く北米大陸では最大と言われるEmmons氷河を見ることができる。生憎の雲で下の方しか見えない。途中で可愛いリスとも遭遇した。リスには餌を与えてはいけない。また、下手に触ったりしても危険だ。緩い坂道を登りきった辺りで雲の中に入る。視界は100m程度になる。整備されたTrailから石ころだらけのいかにもTrailという感じの道になる。向こうから裸足の男性がこちらに向かってくる。足下を見ると血だらけだ。裸足でトレッキングに出かけるという無茶をしたのか、あるいは靴を無くしてしまったのかどうかは分からない。ひとつめの峠を登りきった辺りでFrozen Lakeというのが見えるはずだが、視界が悪くて見あたらない。仕方が無いのでTrailを先に行く。途中で振り返る。雲が早く動いているので視界が開けることもあるのだ。かすかに湖らしきものが見える。きつい山道を登っていく。途中で休憩。視界が開けてきた。はるか下の方にも湖が見える。かなり高いところまできたようだ。曲がりくねった勾配のきつい山道を更に登り続ける。視界がまた悪くなってきた。殆ど山の頂上近くまできた。「ねえねえ〜、すっごいよ〜」先に進んでいるNさんが叫んでいる。Nさんは私のことを「ねえねえ」と呼ぶ。Nさんの言う方向を見た。Mountain Goatsの群だ。数10頭はいる。丁度私達が進むTrailをまたぐように進んでいる。Mountain Goatsの群も私達に気付いているようで私達を観察し続けている。Mountain Goatsは牛位の大きさ。ちょっと怖い気持ちもするがおよそ30mまで接近。相手は私達から逃げるようにゆっくりと立ち去り視界外に行ってしまった。更に山を登り雲を突き抜けることも可能だったかもしれないけれども、時間と体力の都合上、別のルートに行くことにした。
ここからは殆ど下り坂だ。Emmons氷河が良く見える。氷河の下方から白い紐のようなものが出ている。White Riverという川だ。本当にずーっと下流の方まで白く見える。
 Emmons氷河は相変わらず雲のため下の方の極一部しか見えない。雲がなければ更に大きな氷河とその上にレーニエ山が見えていたことだろう。Emmons氷河、White River、メロン色をした池高山植物などを見ながらトレッキングをする。下りだから楽だ。でも股関節部分が痛い。Nさんの話によると股関節が痛くなってくるのは正しい歩き方をしているからだそうだ。
 やっと、Visitor Centerまで戻ってくることができた。およそ5マイル、標高差250m程度の3時間のトレッキングだった。とても充実したトレッキングだった。このコースは今まで経験してきたTrailの中ではベスト5には入ると思う。

リスが出迎えてくれました

Mountain Goats
Paradise

 もう午後4時過ぎ。大急ぎでParadise方面に向かう。レーニエ山国立公園はとても広い。SunsetからParadiseまでは通常ならば1時間以上かかる。でも飛ばしに飛ばす。制限速度15マイルのカーブをタイヤに悲鳴を上げさせながら30マイルちょっとの速度でカーブを回る。直線があれば80マイル位出す。何とか明るいうちにParadiseに到着。レーニエ山国立公園の天候は本当によく変わる。Sunsetを出るときは今にも雨が降り出しそう。途中のハイウエイでは快晴のところもあった。Paradiseに行けば快晴かもしれない。もしかしてMt.Rainierを見ることができるかもしれない。と思いつつParadiseに到着したが、ここも生憎の曇り。ここからも多くのTrailがあるが時間が遅すぎてトレッキングは無理。Visitor Centerを見学して次ぎの目的地オリンピック国立公園に向かう。

ParadiseのVisitor Center
Narada滝

 Paradiseからオリンピック国立公園に向かうにはWA−706を通る。Paradiseを出てまもなくView Pointらしい駐車場が現れる。Narada滝へのTrail開始地点らしい。このTrailは比較的短そうだ。駐車場から滝の轟音が聞こえる。Nさんを誘ったがNさんはもう疲れ切っている。私だけ見に行く。Nさんも来て欲しい。一緒に感動を味わいたいのだ。とぼとぼと階段を下りていく。下の方に滝の展望台がある。滝の高さはおよそ40m。水量は多い。写真を撮って階段を登り帰る。この階段結構きつい。40〜50m位の上りだろうか。
 まぁ、アメリカの国立公園は広い。それを僅か1日で見て回ろうというのだから私の旅行はとても貪欲だ。

Narada滝
Tacoma

 WA−702を30〜40マイル走るとUS−12に入る。US−12に入るともう安心だ。必ず道沿いにモーテルがあるからだ。もう周りは暗くなっている。Tacoma市郊外のモーテールを探しながら走っていると見つからず結局Tacoma市内に入ってからモーテルが見つかった。市内のモーテルには余り入りたくないのだ。高くて狭くて設備が悪いからだ。でも仕方がない。チェックインしてから夕食に出かけるがもうレストランは殆ど営業終了している。この日は夕食抜き。
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