アメリカ北西部ドライブ

9/8(土)

記     事 写   真
寝坊

 連日の山岳ドライブ、レンタカーの不調などでかなり疲労がたまってきたみたいだ。最近は日の出前にチェックアウトできない。寝過ぎてしまうのだ。この日は土曜日、グレイシャー国立公園には多くの観光客が訪れることだろう。人気のあるローガン・パスは大渋滞になるかもしれない。早起きして空いている時間帯にローガン・パスに行きたかったが寝過ぎた。7時半頃チェックアウト。昨晩、モーテルの老婆に教えて貰ったレストランで朝食。レストランでの食事は余り乗り気ではない。マクドナルドのようなところではチップは不要だが、普通のレストランではチップを払わなければならない。面倒だ。私は通常レストランでのチップはサービスが良く味も良かったら料金の10%以上、悪ければ10%以下位のチップを払う。この日の朝食はパンケーキとコーヒー。ウエイトレスの愛想は良かったが何かと待たされたのでチップは10%以下。
Lake McDonald

 Lake McDonaldもグレイシャー国立公園内ではメジャーなスポットだが、私は余り印象に残らなかった。でも有名なので写真だけは撮っておいた。Lake McDonaldはグレイシャー国立公園では一番大きな湖。湖面の標高961m。遊覧船もある。

Lake McDonald
Going−to−the−Sun Road

 この道路は景観の素晴らしさでは世界的にも有名な道路らしい。最も標高の高いローガン・パスで標高2025mになる。ローガン・パスより西側の道路状況は極めて悪い。舗装路はガタガタ、道幅は狭い、急カーブが多い、急勾配、路側帯が狭く途中で駐車できるスペースが殆ど無い。と、いかにも悪そうだが、この欠点もその素晴らしい景観が補ってくれる。緯度が高いためか、標高2000m以上では9月初めだというのに多くの雪が残っている。

Going−to−the−Sun Road 西側で
ローガン・パス手前のView Point

 ローガン・パスの手前、およそ1kmのところに小さな駐車場がある。この駐車場から短いTrailがある。Trailといっても100m未満の展望台までの整備された通路。ここからの展望も素晴らしい。Trailにはまだ雪が多く残っている。昨晩降ったのだろうか。この展望台へは駐車場の大きさから思うと大型観光バスで訪問した観光客はこの展望台には行けないと思う。この日はLake McDonaldでは曇り空だったが上の方に登ると写真のように快晴。カナディアン・ロッキー(Icefield Parkway)よりも迫力がある。どちらかというと、カナディアン・ロッキーの女性的なのに対してここのは男性的な印象。スケール感もこちらの方が圧倒しているような気がする。ただ距離的にはこちらの方が短いけれども・・・。

ここを50m歩いたところにある展望台からの眺めも素晴らしい
ローガン・パス(Logan Pass)(標高2025m)

 ローガン・パスに到着したのは午前9時過ぎ。既に多くの観光客が来ている。まだ駐車スペースは少し残っている。ここからは有名な山がよく見える。写真左に見える山はGoing−to−the−Sun Mountain(2939m)
 この時、私はトイレに行きたくてたまらなかった。Trailに出かける準備をして車をロックしている間にNさんはもうVisitor Centerの方にかなり歩いて行ってしまっている。観光客が多いので待ち合わせの打ち合わせをしておかなければとは思いつつもトイレに早く行きたかった。トイレで用を足し、Visitor Centerに戻った。Visitor Centerでお勧めのTrailを教えて貰い、しばらくNさんを探したがNさんは見あたらない。観光客が多くて探すのが難しい。トイレで時間が掛かりすぎた。Trailの出発点は1カ所。既にNさんはTrailに出かけたと思い、私も一人でNさんを追いかけるつもりで出発した。

Logan Pass Visitor Center前の駐車場
Hidden Lake Nature Trail(往復4.8km、上り約140m)

 Visitor Centerで「2,3時間のTrailでベストなのは?」と問いかけるとまずこのTrailを勧められた。Visitor Center前からTrailは出ている。最初は木で作られたTrailを歩く。木で作られた部分には沢山の雪が積もっており滑りyすくてとても歩きにくい。前にMt.Clements(2670m)を間近に見ながら歩く。左手にはReynolds Mountain(2781m)がそびえる。どちらの山も距離が近いため圧倒的な迫力がある。全体に緩い上り坂だ。やがて木のTrailはなくなり、かなり整備された土のTrailとなる。まだ朝早いのでTrailする人は少ない。平均100mに一人位だろうか。緩い上り坂を登り切った辺り、右手にMt.Clementsを見るようになってからは眼前に黒いまるで帽子のような形をしたBearhat Mountainが見えてくる。 Trailの終点辺りで眼下に緑がかった湖面のHidden Lakeを眼下に見下ろす。ここは展望台にもなっている。Bearhat MountainとHidden Lakeのコントラストが美しい。更にHidden Lake湖畔までのTrailも続くが、かなり下らなければならなさそうなので行かない。更に進むとまた熊の危険性があるとの看板もあった、Nさんはいなかった。この時点でNさんを置いてけぼりにして来たことを認識。
 帰りは緩い下り坂なので楽。徐々にHidden Lakeに向かうハイカーの数も増えてきた。10人位の団体もいる。帰り道の中程でNさんとすれ違った。「何で先に行くのよ〜」とNさん怒りの表情。タイミングが悪い。木のTrail部分まで戻ってきた。雪が沢山積もっているので滑りそうで危険だ。Trailから外れ草原の上を歩く。ハイカーの数がかなり多くなってきた。団体客が多いので10mに一人位の密度になっただろうか。多分このTrailは一番お手軽に行けるTrailで人気ナンバー1なのだろう。これだけハイカーが多いと興ざめしてしまう。
 Visitor Centerに到着。しばらくVisitor Centerの周りを散策。駐車場はもう満杯みたいだ。早くきてよかった。Nさんが戻ってくるまで車の中で待つ。Glacier国立公園のPark Mapを見ながらこれから行くべきところを検討する。およそ私より1時間程後にNさん戻ってきた。
 

Mt.Clements(2670m)


Hidden LakeとBearhat
Mtn(右)

Visitor Centerに戻ってきた
Going−to−the−Sun Mountain(2939m)

 ローガン・パスを越えて東側のGoing−to−the−Sun Roadは道幅も広くなりとても走りやすい。しばらく正面にGoing−to−the−Sun Mountainを見ながら走る。山頂までの距離が近いのと空気が澄んでいるので圧倒的な迫力だ。Visitor CenterからGoing−to−the−Sun Mountain山頂までの直線距離は4,5マイル(6〜8km)。Going−to−the−Sun Roadを走っていくと一番接近したときで2km位の距離に縮まる。

Going−to−the−Sun
 Mountain(2396m)
超ビューティフル!

Going−to−the−Sunを東に向かって走ると次から次へと雄大な山の姿を見ることができる。右の写真はよく使われる構図でグレイシャー国立公園を紹介するとき必ずと言っていいほど出てくる景色。私達はこの写真の奥の方から下ってきた。まだこの撮影ポイントに達する前、山の連なりの雰囲気からして、この撮影ポイントに接近しているのだと予感がしてきた。勿論、私もこの写真の景色については事前に知っていた。実際に見ると実に美しい景色だった。St.Mary Lakeの湖面は標高1336m。

St.Mary Lake
Many Glacier

 右手にSt.Mary Lakeを見ながら走り続けるとやがてUS−89との三叉路に出る。ここでいったん公園域を出て左折してUS−89Northに入る。国立公園外だが景色はとても素晴らしい。およそ7,8マイル走ったところで左折する。このままUS−89を走り続けるとおよそ20kmでカナダに入る。Babbの三叉路を左折してからおよそ10マイルでSwiftcurrent Lakeに到達する。湖の周りの山々がそびえ立っているように見える。湖を隔てて鋭くそびえている山が印象的だ。手前のMany Glacier Hotelもこの景観に合うよう彩りが素敵だ。ホテルのロビーを通過してSwiftcurrent Lakeの遊覧船乗り場に行く。船は出発した直後だった。次ぎの便まで1時間以上もある。船に乗るのは諦める。
Many Glacier Hotelの湖が良く見えるロビーには日本人の年輩のご夫婦が歓談されているのが見えた。とても優雅で素敵だと思う。泊まるならカナダのシャトー・レイクルイーズよりも断然こちらの方が良いと思う。「新婚旅行はここに決めた!」とNさん。

Many Glacier Hotelと
Swiftcurrent Lake
道を間違えた

 次は 公園の南側に位置するTwo Medicineに行くことにした。Babbの三叉路を右折してUS−89Southに入る。St.Mary Lakeの三叉路をそのまま直進する。緩い上り坂となる。St.Mary Lakeを見下ろす辺りで車内で昼食。売店で買っておいたサンドイッチとコーラでSt.Mary Lakeを見ながらの昼食。レストランで食べる時間が勿体ない程見所の多い公園なのだ。US−89を更に南下する。周りは草原地帯になった。草原地帯のドライブもなかなかのものだ。かなり走ったけれどもTwo Medicineの案内標識は出てこない。Park Mapで見るともうとっくに到着しているはずなのに。やっとEast Glacier Parkの入口が見えてきた。この時点で道を間違えてきたことを認識。Park Mapの範囲を超えて大きく迂回してたどり着いたことを理解した。

St.Mary Lakeを見ながらランチ。
Two Medicine Lake

 East Glacier Parkの鉄道駅からおよそ20kmでTwo Medicine Lake。ここも湖の対岸に急角度でそびえ立つ山々が見える。両脇には岩壁のような山が迫ってくる。ここの駐車場に駐車してTrailへ。

Two Medicine Lake
Paradise Trail

 余り時間が無かったので一番短くて楽そうなTrailを歩くことにした。湖岸から林の中、草原を経てTwo Medicine Lakeの左側に出るTrailだ。往復1時間程度の楽なTrail。林の中を歩くことが多く、いまいちの感じ。
 Glacier国立公園本当に素晴らしい。もっと事前に勉強しておいてスケジュールをもっと詳細に詰めておくべきだったとホンのちょっぴり反省。ちなみに旅行前には当ホームページより訪問予定の公園の公式Webから情報を仕入れてはいたのだが、とにかく訪問地が多く情報量も膨大なので十分には調べておくことができなかった。公式Web情報(抜粋)をPCに入れ、現地で直前に勉強しようと意図していたが、とてもそんな時間は無かった。

Paradise Trail
Running Eagle Falls

 Two Medicine Lakeへ行く道路の途中に駐車場がある。まだ時間があるので、ここに駐車してTrailに出発。往復1km強の楽なTrail。景色もまぁまぁ。Trailの終点にRunning Eagle Fallsがある。岩のトンネルから抜け出した水が滝となって落ち込んでいる。落差10m弱の小さな滝。岩のトンネルから水が大量に流れ出しているのが不思議な感じがする。

Running Eagle Falls
幻の山

 持参した道路地図は1999年にアメリカで買ったRoad Atlas。この表紙にグレイシャー国立公園の山が使われている。とても雄大だ。場所とか山の名前ははっきりしない。多分公園の南側を取り囲むように作られているUS−2沿いだろうと見当をつける。East Glacier Parkの鉄道駅から更にUS−2を南下する。なかなか道路地図に掲載されていた山は出てこない。30分程走ったところで諦め。Uターン。

US−2沿いにて
バッファロー

 次の訪問予定地イエローストーン国立公園までは遠い。できる限りイエローストーン国立公園に近いところまで距離を稼がねばと思いUS−2、US−89、US−287などを通ってイエローストーン国立公園に向かった。US−2を走っていると前方に車が停まっている。パトカーの回転灯も点滅している。は〜、スピード違反で検挙されたのだなと思って接近して見ると、そうでは無かった。バッフアローの群が道路を悠然と横断しているのだ。すべての車がバッフアローの群が横断し終わるまで静かに待っている。クラクションを鳴らしたり無理矢理抜けようとするのは1台もいない。
私も珍しいので大急ぎで写真撮影。よく見るとバッフアローの首には標識が付けられている。野生のバッフアローではないみたいだ。飼育されているみたいだ。

US−2を横断するバッフアロー
夕焼け

 US−2を2,30マイル走りUS89に入る。USー89といえばロッキー山脈を西側にして南北に貫く道路だ。北から順にグレイシャー国立公園、、イエローストーン国立公園グランドテトン国立公園ザイオン国立公園ブライスキャニオン国立公園グランドキャニオン国立公園などの有名な観光スポットがある。去年の10月はユタ州で、今年の5月はアリゾナ州でUS−89を走ったと感慨に耽った。US−89は遠く西側にロッキー山脈の3000m前後の山を見ながら大草原地帯を走る。緩やかな起伏が続く大草原地帯。飛ばしすぎると危ない。真っ直ぐな道路ではないのだ。道幅も比較的狭くカーブが連続する。緩やかな丘の先が見えなくなる辺りでカーブしているので油断ならない。これがアリゾナ州辺りだったら真っ直ぐに道路が延び起伏が続くと高速で走りジェット・コースターの気分が味わえるのだが、ここではカーブしているので緊張する。
 大草原地帯のど真ん中辺りで夕暮れになった。ここで見た夕焼けの光景もとても印象的だった。黒い山のシルエット、薄い赤、ピンク、オレンジ、金色と色鮮やかな雲、太陽の部分は明るい金色、すばらく沈みゆく太陽を車を停めて静かに眺めていた。
 もう周りは真っ暗。今夜の宿泊先を探さなければならない。小さな村に達した。レストランがあったのでここで夕食。久々の固いビーフ・ステーキ。ここでモーテルの情報を仕入れる。すぐ近くにあった。2ベッド・ルームの可愛いモーテルだ。

US−89大草原地帯での夕焼け
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