アメリカ南部ドライブ旅行記

5/26(水)

記        事 写  真
計画

 ここ数年は毎年5,6月頃にアメリカ・ドライブすることにしている。アメリカ50州全部の訪問、アメリカの国立公園全部の訪問、アメリカのインターステートUSハイウエイ全部のドライブなどの目標達成のためだ。5,6月頃というのは日照時間が長く、かつ航空券も比較的安い時期だ。限られた予算で貪欲に旅行するには都合が良い。それに4月、5月に集中している各種契約継続処理、決算処理なども終了し、比較的個人的には余裕のある時期なのだ。最近は年に1回の休暇なのだ。私の場合、実質的には海外旅行中だけが、個人的な時間を得られるのだ。
 アラスカも行きたいが、とにかくまだ調査不足、費用がかさみそう、一人ではとても心細いなどの理由で今回は諦めた。というのでアメリカ本土でまだ未訪問の国立公園2つと未訪問の州を回ってこようと計画した。当初好きなコンチネンタル航空でヒューストンまで行き、ヒューストンを起点として周遊ドライブするつもりだったが、いざHISに航空券を購入に行くと、ヒューストンで乗り換えてニューオリンズまで行く方が2万円安いといことが判明。急遽ニューオリンズを起点として周遊することに決定。
出発

 最近は旅慣れてきたからか、3週間の旅行というのに持っていくものなどの準備は殆どしなくなった。新たに事前に購入したものといえば「サトウのご飯」と味噌汁のパック程度。出発2時間前頃になってやっとスーツケースに持っていくものを掻き集め収納していく。少々忘れ物があっても現地で購入すればいいのだ。下着類などは大体10日分くらい詰め込む。
 準備も終わりしばらくは食べることができなくなるお茶漬けを食べ、後片づけをして午前11時自宅を出る。
 首都高新宿線外苑から湾岸、東関東道を経て成田空港に向かう。道路は浜崎橋付近で軽い渋滞があった程度で比較的早く成田に12時10分に到着。成田のロイホで広島風お好み焼きを食べるために寄ったが,このメニューは無くなっていた。昼食メニューだけだった。余りお腹は空いていなかったが昼食メニューを注文する。
 15:35離陸予定なので逆算し13:00にロイホを出ていつものUSAパーキングに向かう。3週間車を預けていても5355円なのでお得だ。USAパーキングの送迎車に乗り換えて空港に向かう。
チェックイン

 コンチネンタル航空は成田空港第2ターミナルだ。ターミナルについても直接コンチネンタル航空のチェックイン・カウンターに向かう訳ではない。HISで購入した格安航空券なのでまずはHISのカウンターに行き航空券に引き換えに行かなければならない。航空券を得てからコンチネンタル航空のチェックイン・カウンターに向かう。機内預け荷物などの検査などのためか、コンチネンタル航空のチェックイン・カウンターにたどりつくまでにはおよそ100人の行列に並ばなければならない。思い荷物を持って並ぶのはとても苦痛だ。やっと預け荷物の検査を受けチェックイン・カウンターに向かう。カウンターは10個以上オープンしており、それぞれ4,5人が並んでいる。この時間帯ではコンチネンタル航空のカウンターだけがとても賑わっている。ヒューストン行きやニューアーク行きの便の受付をしているからだろうか。私の並んだ列では前の人間が預け荷物の重量超過の件で何かややこしそうだ。なかなか私の方に回ってこない。とかくアジア人は荷物が多く、重量超過になる場合が多いのだ。それにとても時間がかかる。たまらず違う列に並び直す。
 無事座席番号44Lを確保。コンチネンタル航空のボーイング777−200の場合、エコノミー席だと44Lとか44Aの席が私のように飛行機から地上を眺めたい人間には最高の席なのだ。最後部でトイレに近くしかも二人がけの席なのだ。翼も邪魔にならずよく地上を眺めることができる。

コンチネンタル航空のチェックイン・カウンター
成田空港にて

 前日届いた自動車税の納付書の処理を成田空港の郵便局で行おうと思っていた。振込処理をしてくれる空港内の郵便局までが遠い。やっと到着。前でまたややこしそうな外国人が両替のような件でもめている。待たされる。今回の旅行は実にタイミングが悪い予感がする。
 両替に行く。現在の手持ちの現金は100ドル程度。アメリカでは殆どクレジットカードでやっていけるが、それでも現金100ドルは3週間の旅行では心細すぎる。マクドナルドなどでは現金のみというところが多い。それに1ドル程度のコーヒーをクレジットカードで購入するのは少し気が引ける。アメリカ現地の銀行などで円をドルに両替するとかなり割高になってしまうので日本で両替していた方が得なのだ。一番レートの良さそうな空港内の銀行で400ドルのT/Cに替える。渡されたT/Cは100ドル単位。ちょっと使いづらい。なるほどレートが良いはずだ。確かUFJ銀行だったと思う。
 旅行時ドル現金に替えるよりもT/Cに替えた方が賢明だ。殆どのところではT/Cで支払うと現金でお釣りをくれる。交換レートを考えるとT/Cに替えておくと得だ。
 いつもならば第2ターミナル出発の場合、「そじ坊」に寄り最後の日本的な料理を食べるが今回は色々なところで待たされた結果、立ち寄る時間がなくなってしまった。
 出国審査を受ける。殆ど並ばなくてよかった。免税店で口紅を購入。JALショップだ。ここだとJALカード利用で購入すると10%割引になるのだ。ランコムの口紅3本で5000円ちょっとで済むのだ。口紅程度なら出発時に購入しても邪魔にはならない。それにヒューストンやニューオリンズにはJALショップはないはずだ。

CO006便 ボーイング777−200
搭乗

 いよいよ搭乗開始。最初はファースト・クラス、ビジネス・クラスの乗客乗客から搭乗する。しばらくしてエコノミー席でも前方の席の乗客が搭乗する。私はいつも殆ど最後に搭乗する。狭い機内に早く入りたくはないのだ。待合室に殆ど人がいなくなった頃、やっと機内に乗り込む。搭乗口にはFAの笹岡さんが迎えてくれた。笹岡さんは2001年11月フロリダ旅行時にお世話になったFAだ。とても親切で気持ちよく機内でお仕事をされる。笹岡さんの仕事ぶりを見てなるべくコンチネンタル航空を利用するようにしている。笹岡さんはフロリダ旅行以来私のホームページをご覧になり、いち早く今回の旅行を察知して下さった。親切にヒューストン観光やいろいろな助言をメールでもいただいた。とてもマメで好感の持てるFAなのだ。ヒューストン線に搭乗された方はひときわ働きぶりが目立つ笹岡さんをご存じの方も多いのではなかろうか。
 着席してしばらくすると笹岡さんが来られわざわざお土産まで下さった。自腹でお土産を購入されたのならばとても申し訳ない気がする。そんなことをしなくても機内で余ったおにぎりを気持ちよく余分にくれたり、注文した飲み物類を気持ちよく対応して下さるだけでよいのに・・・、と思う。
 JALのFAも比較的よく働くが、エコノミー席の乗客に対しては顔は笑顔でも心が伴っていない気がする。笹岡さんの場合にはそのようには感じないのだ。一生懸命笑顔を絶やさず働く姿、それだけでとても好感が持てるのだ。

いよいよ機内に。ゲートを通過しても結構こことか機内通路で待たされるのだ。
離陸

 15:35 CO006便は定刻に出発。しばらくは日本ともお別れだ。
 私の隣の席にはメキシコ・ユカタン半島のカンクンに向かう日本人女性だった。カンクンは世界中のダイバーが憧れるとても美しい海らしい。最後尾の44Lという席のためかFAの笹岡さんは私にはかなり特別扱いして下さった感じだ。隣の女性にもプレゼント、また食事なども最初に配ってくれたり余分にスナック類などもサービスしてくれる。
 日本から北アメリカへ行く便の機内で見ることのできる日本語の映画は2本。余り面白そうではなかったので全然見なかった。それよりも太平洋上を飛行中に十分睡眠をとっていなくては・・・。およそ太平洋上空およそ6時間殆どうとうとしていた。アメリカ本土上空に達したときには地上を眺めなければ・・・、それにニューオリンズ到着後は車を運転しなければならない。初日のドライブは十分に慎重でなければならない。

日本出発
アメリカ本土上空

 今回の飛行ではシアトル付近からアメリカ本土に入り、ワシントン州、オレゴン州、コロラド州、カンサス州、オクラホマ州、テキサス州上空を通過してヒューストンに向かう。シアトル上空付近では雲のため地上は見えなかった。コロラド州に近づいてきて下界が見えるようになってきた。かつて訪問したことがある、ブラックキャニオン国立公園クレカンティ国立保養地上空を通過。上空からははっきりとはそれぞれの公園は識別できなかった。アスペン上空では何となくスキー場らしいのが見えたが定かではない。このような地上を識別するのには座席に取り付けられた液晶ディスプレーに表示されるエアーショーが便利だ。グレートサンドデューンズ国立公園(2003年国定公園から国立公園に変更)ははっきりと識別できた。あの大きな大砂丘が10000M上空から見ると平面に見える。砂丘を挟むロッキー山脈とサングリデクリスト山脈にはまだ雪が残っているのが分かる。

グレートサンドデューンズ国立公園
2年前には砂漠の左上辺りを訪問したのだ。
ヒューストン上空

 テキサス州上空にさしかかってからもなおヒューストンまでは1時間程度飛行する。テキサス州はとても広いのだ。テキサス州の面積は日本の国土面積の倍近くあるのだ(約67万Km)。着陸1時間前頃機内食。
 ヒューストン空港上空に近づいたが雲のためか、ヒューストンのダウンタウンは分からなかった。

ヒューストン国際空港上空。
ヒューストン国際空港にて

 ヒューストン国際空港で入国審査を受ける。入国審査でまた長く待たされる。着陸前、機内で入国に必要な書類を作成するのだが、緑のカードにはアメリカでの滞在先を記入しなければならない。私の場合、特に宿泊先を予約していないので滞在先の欄は正直に空白のままで審査を受けた。長く待たされたあげくこの空白部分を問いつめられ別の場所に連れていかれた。そこではニューオリンズの適当な宿泊先の住所を調べ、それを記入させられた。一応形式的に空白はダメみたいなのだ。結局、入国審査では殆ど最後に通過することになってしまった。ま、次のニューオリンズ行きの便までは時間があるので大丈夫なのだが・・・。
 次のCO323便の搭乗ゲートを確認後、ターミナルの外に出て喫煙。およそ12時間ぶりの喫煙だ。2年半前に喫煙したところと同じ場所だ。

入国審査
ヒューストン〜ニューオリンズ

 ニューオリンズへのCO323便ボーイング757という機種だった。757は多分日本では飛んでいない機種だと思う。3+3の座席構成で天井が低く感じた。日本からのCO006便は日本人が多く搭乗していたが、さすがに国内線のCO323便には日本人は殆どいなかったようだ。
 アメリカは広い。地図で見るとヒューストンからニューオリンズまでは僅かの距離のように見えるが、それでもジェット機で1時間以上もかかるのだ。私の座席はやはり窓側で地上がよく見える。飛行機はメキシコ湾と接する海岸線よりもやや内側を飛行する。海岸線沿いの湿地帯がとても印象的だ。上空から見ると多くの長大な運河が見える。ニューオリンズに近づいてきた。期待していたミシシッピー河が見えてきた。大きな船も運航しているのが見える。水面の色は褐色だ。 

ミシシッピー川
レンタカー借り受け

 ニューオリンズ国際空港のターミナル・ビルを出てHertzレンタカーのシャトルバスに乗る。バスに乗りHertzレンタカーの会員証を提示する。私の場合、HertzレンタカーのGold Club会員なのだ。この会員になっているとレンタカー借受時、優先的に扱われる。シャトルバスはまず会員専用の降車場に到着する。目の前のボードで自分の名前を調べ、借り受ける車の駐車位置を知る。カウンターでの手続きは不要なのだ。
 今回もやはりFordのTaurusだ。前回と同じ車。ガソリン注入口の位置確認、ミラーの調整、スペアタイヤ、工具の有無確認。およそ10分間車について操作方法などを調べる。走行距離1万マイルをやや超えている。またタイヤの磨耗度も少し気になる。80%程度だろうか。新品タイヤではないようだ。これから1万マイル近く走行する予定だ。タイヤの磨耗度は少し気になる。タイヤは215R60、銘柄はコンチネンタル、日本では余り聞かない銘柄だ。
 一通りの確認、調整を行い、出口に向かう。出口のゲートでは既に車内に置かれていた借受契約書とパスポート、国際運転許可証、国内運転免許証を提示する。
 ゲートが開く。いよいよ出発だ。

3週間お世話になるFord Taurus
NEVERLOST V

 カーナビはNEVERLOST Vとなっている。去年はUだった。どこが改良されているのだろうか。見かけは去年と全く同じだ。操作方法も去年のとは同じようだ。
 見知らぬ土地でのカーナビはとても助かる。私がアメリカで一人で縦横にドライブできるのもカーナビのおかげだ。もうアメリカ本土では魅力的な場所は殆どなくなってしまった。他国のレンタカーにも早くカーナビ装着車が用意されるのを期待する。
 まずは今回の旅行の目的とする場所のひとつ、世界一長い橋、Pontchartrain Causwayに向かう。車を借り受けた最初は方向指示器とワイパーを間違えたが、ほぼ10分で慣れてしまう。寝不足、慣れない車というので慎重に運転する。アメリカ・ドライブの全行程で一番緊張する瞬間だ。

とても重宝するNEVERLOST
ポントチャートレイン橋

 ポントチャートレイン橋は世界一長い橋として有名だ。全長は38.422Kmある。ニューオリンズから対岸のCovingtonまではI-10、I-12を経由して行くことができるが、この有料橋を経由するとおよそ2,30マイル近くなるだけなのに、なぜこのような長大橋を作ったのか不思議に思う。
 実際に走ってみると料金所のゲートをくぐりまっすぐに湖面上に伸びているのが見える。中間点辺りに高くなっているところがあるのだが対岸は見えない。まっすぐな40Km、貴重な体験だ。まっすぐな道路といえば、ラスベガス付近のUS-93,サウスダコタ州のUS-85などを思い出す。
 有名なフロリダのセブンマイル・ブリッジよりも印象的に思える。もっと高速で飛ばしたいという誘惑にかられるが、我慢して淡々と一定速度で走る。

中間点を通過した辺り。対岸はまだ見えない。
最初の宿泊地

 当初ニューオリンズの対岸のCovington辺りのモーテルに宿泊しようと考えていたが、適当なモーテルが見つからず、I-12W,I-10W経由でバトンルージュ方面に向かう。Best Westernとか Ramada Innなどのホテルは見つかるのだが、これらのホテルは沢山の荷物がある場合はとても不便だし、値段も高い。バトンルージュを過ぎるとミシシッピー川の橋を渡る。やっと安そうなモーテルを見つける。Motel 6だ。税込みで確か40ドルちょっと。
 とても疲れている。お風呂に入りテレビをつけて道路地図を眺めながら明日以降のスケジュールについて検討しながら爆睡する。

I-10W ミシシッピー川にかかる橋
パソコン故障

バトンルージュを過ぎるとミシシッピー川の橋を渡る。やっと安そうなモーテルを見つける。Motel 6だ。税込みで確か40ドルちょっと。
 スーツケースを開けてまずパソコンを取り出す。変圧器を介してパソコンの電源を入れるが入らない。電源スイッチの部分が破損していた。スーツケースに入れるとき柔らかな衣類などでパソコンを保護するのを忘れていた。多分、隣に収納していた変圧器などの重くて硬いもので破損したのだろう。やはり出発準備に手抜かりがあったと大いに反省。それにしても持参したパソコン、Lets Noteなのだが、電源部が弱いような気がする。前のノートパソコンもLets Note、電源部が故障してしまった。いつもならば毎日その日に撮影した写真をパソコンの大画面で見ながらその日を思い出しながらパソコンにメモを入力していたのだが、今回は仕方がない。紙に毎日メモを書きなぐりつづけることにする。
 とても疲れている。お風呂に入りテレビをつけて道路地図を眺めながら明日以降のスケジュールについて検討しながら爆睡する。


Motel6 (Port Allen)

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