アメリカ南部ドライブ旅行記

5/29(土)

記        事 写  真
ガソリン代が高い

 今回の旅行ではガソリン代の高騰がとても気になった。1年前と比べると3,4割高い。3.8リットル当たり約2ドルだ。日本と比べるとかなり安いが、今回の旅行では従来よりも走行距離が大幅に伸びるだろうと予想しているため、かなり痛い。それに円安の問題もある。金銭的にはとても条件の悪い時期の旅行となったような気がする。ガソリン代も大都市周辺は値段は安くなるようだ。運送費の高いところは高くなるようだ。
 アメリカの場合、大排気量の車で運転することが多いが、意外と燃費は良い。これは殆ど速度一定で平坦な道路を走ることが多いからだろうと思っている。

Carrizo Springsにて、US-277の方を走る。
広いぞ〜、テキサス

 テキサス州南西部は比較的人口密度が低いところではないかと思う。事実道路地図を見ても、この辺りには余り地名が記載されていない。隣町まで100Kmというのはざらにありそうだ。Carrizo SpringsからEagle PassまでUS-277を走る。この間約80Km,途中人家は殆ど見当たらない。大平原が広がる。早朝のためかすれ違う車も殆どいない。アメリカでは見えている範囲全部が自分の所有地というようなところも結構あるそうだ。自分の土地に飛行場を持っているという人々がいるというのも頷ける。

US-277にて。時折起伏があるので広さが実感できる。
アミスタッド国立保養地(Amistad NRA)

 US-277でEagle Passを通過しDel Rioに到着。Del RioからUS-90でアミスタッドNRAに到着。道路沿いにビジターセンターへの案内看板があるが、それらしき建物は見当たらない。目の前に立派な橋が見えてきた。事前に調べていたビジターセンターの場所を通り過ぎているはずだ。まずはビジターセンターに立ち寄り公式Park Mapを入手したいが、とりあえず風光明媚なところを探す。

Amistad MRA
ダムの向こう側はメキシコ

 アミスタッドNRAはリオグランデ川をせき止めるダムによって作られた貯水池を中心に設定された保養地だ。ダムはアメリカとメキシコ国境に作られている。ダムの真ん中辺りに入出国検査場が設けられている。ここでも一旦メキシコ側に行くとアメリカに再入国する際面倒そうなのでメキシコ側へは行かなかった。ダムの下流部に行くと、リオグランデ川を挟んで対岸はもうメキシコ領だ。

リオグランデ川を堰き止めるAmistadダム
ビジターセンター

 公園内であった何人かのパークレンジャーに尋ねてやっとビジターセンターにたどりつくことができた。US-90沿いにあるのだがとても分かりづらい。US-90を時速140Km位で飛ばしている途中にある。看板がとても見つけにくい。またビジターセンターの建物も実に他のビジターセンターとは異なりビジターセンターらしからぬ感じだ。しかもビジターセンターの看板が存在しない。何か民間の建物みたいだ。
 とにかくセンターで公式マップを入手、スタンプ押印し、適当なハイキング・コースを教えてもらう。アミスタッドNRAには良いハイキング・コースはなさそうだ。ここではやはりモーターボートがなければ十分には楽しめないみたいだ。ここでのハイキングは諦める。

Amistad NRAのビジターセンター
検問所

 US-90にも検問所はあった。すぐ近くの街Del Rioのすぐ隣はメキシコだ。メキシコに通じる道路近くには必ずといっていいほど検問所が存在するようだ。
 車を停車させパスポートを提示する。どこから来たのか? 目的は? どこで入国審査を受けたのか?など・・・。車のトランクを開けて荷物検査をするというようなことはなかった。やはり日本人は信用されているのだろうか?

Amistad NRAより少し西側に設けられたUS-90W上の検問所
ペコス川(Pecos River)

 アミスタッド国立保養地からビッグベンド国立公園に向かう途中、アミスタッドNRAを出てすぐのところにペコス川を渡る橋がある。この橋のすぐ近くに展望台が設けられている。写真、手前側へ2,3Km下るとリオグランデ川と合流する。合流点の向こう側はメキシコ領だ。この辺り一帯はリオグランデ川を挟んでアメリカとメキシコの国境となっている。

ペコス川にかかる美しい橋(US-90)
インフォメーション・センター

 アミスタッドNRAからUS-90Wをおよそ250Kmドライブする。この間、殆ど人家はない。適度に起伏があり、大平原が見渡せる。アメリカ西部の広さを実感させられる。
 250Km走った辺りにSandersonという小さな町がある。ここで給油。ここにはビッグベンド国立公園のインフォメーション・センターの看板が立っていた。ここからビッグベンド国立公園まではまだ100Km位先だ。ビッグベンド国立公園の公式ガイド・マップを入手できるかと期待したが、センターの建物には鍵がかかっておりサービスは行われていないようだった。

Sandersonにあったビッグベンド国立公園のインフォメーション・センター
Marathon

 SandersonからUS-90Wを更に86Km走りMarathonという街に着く。この街はビッグベンド国立公園への入口の街のひとつだ。ビッグベンド国立公園はとても広い。一番近くのビジターセンターまではここから更にUS-385Sを70Km走らなければならないのだ。

Marathonの街が見えてきた(US-90)
US−385S

 Marathonの街で今まで走ってきたUS-90Wを左折してUS-385Sに入る。空気も澄んでおりとても視界が良い。適度に山々があり景色もとても良い。往来する車は殆どない。
素晴らしい景色を眺めながら制限速度確か55マイルだったと思う、のところを65マイル程度で走る。かねてから訪問してみたいと思っていたビッグベンド国立公園、とても雄大、静寂、澄んだ空気、ついにやってきたという感慨に若干ゾクッとするものを感じる。

US-385S 雄大な広々とした感じの景色が続く
ビッグベンド国立公園

 ビッグベンド国立公園は日本からはかなり行きづらいアメリカ国立公園のひとつだろうと思う。近くの大都市El PasoやDallas、San Antonioからも500Km以上離れているのだ。
 国立公園内に入り5km走ってPersimmon Gapビジターセンターに到着。ここでNational Park Passを提示して公式ガイド・マップを入手する。

ビッグベンド国立公園に到着
リオグランデ川の向こうはもうメキシコ領

 Persimmon Gapビジターセンターから約80Km雄大な景色を楽しみながらビジターセンターで推奨されたBoquillias Canyon Trailに到着。ほぼリオグランデ川のアメリカ側に沿って歩く往復2km程度のトレイルだ。川向こうにはメキシコ人がいる。アメリカ側にメキシコ人のものと思われる露店にょうなものがある。ここではメキシコ、アメリカは簡単に往来できるのだ。メキシコ人は対岸にいて、しきりに買い物をしないかと話しかけてくる。話がつくとメキシコ人がアメリカ側に来て商売をするのだろう。勿論買い物はしなかった。トレイルはそびえたつ崖に挟まれ迫力ある景観が楽しめる。しかしながらとにかく暑い。恐らく40℃近くあると思う。汗が噴き出してくる。目に汗が流れ込みとてもつらい。サングラスのレンズにも汗がかかる。

リオグランデ川、Boquillias Canyon Trail
温泉も湧き出ている

 舗装路から外れ片道3.1Kmの未舗装路に入る。片方が崖で道幅も狭く一方通行になっている。かなりの急勾配もある。若干緊張しながら慎重にドライブする。Hot Springsというところに到着。ここでは温泉が湧き出ている。温泉の建物など施設が残っているが今は使われていない。駐車場から往復1Km程度のトレイルを歩く。垂直の崖の真下を歩く。しばらく歩くとリオグランデ川が見えてくる。アメリカ側に温泉が湧き出ている場所があった。温泉を楽しんでいる人もいる。温泉に手を入れてみる。40℃弱位だろうか、暖かい。対岸にはメキシコ人の露店が見えている。ここでも何か呼び込みをしているようだった。

Hot Springs。対岸にメキシコ人の露店
迫り来る山容

 Boquillias Canyonからおよそ50KmドライブしてChisos盆地を目指す。とにかくこの公園は広い。最初左手に見えていた雄大な山々がぐんぐん迫ってくる。まさかこの山々の中に入っていくとは思っていなかった。峠を越えてChisos盆地に入る。ビッグベンド国立公園内では一番賑わっている場所だ。ここには売店や宿泊施設も整っている。

Chisos盆地に向かう道路にて
宿泊先

 ビッグベンド国立公園は陸の孤島のようなところに位置している。Chisos盆地から宿泊施設のある公園外の街までは100Km前後ドライブしなければならない。もう夕方。ここChisos盆地にも宿泊施設はあるが、この日は土曜日、とても賑わっている。ま、もし宿泊できれば儲けモノという思いで宿泊可能かどうか尋ねてみる。運良く最後の1室のみが現在は空いているとのこと。多分ドタキャンの結果だろう。1泊89ドルとかなり高いが100Kmも離れたところにまで安いモーテルを探しに行く気にはなれない。それに入ったとしても宿泊可能かどうかも不明だ。元々公園内の施設には余り宿泊したくはないのだ。設備の割には割高だからだ。それに通常はテレビも備えられていない。

The Window。Chisos盆地にて
日本人ご夫妻

 ロッジに荷物などを運び込み、レストランに行った。土曜日の夕食時なのでレストランはかなり混んでいた。少し待たされて席に案内される。案内されたテーブルの隣は日本人の若いご夫妻が食事中だった。さっそく話しかける。テキサス州駐在らしい。私のホームページもご覧になりご存じだった。とても嬉しかった。このご夫妻からメールを頂ければ嬉しいな〜と思っている。もし、これをご覧下さったときにはよろしくね。
 ロッジからはビッグベンド国立公園の象徴と言われるCasa Grandeと呼ばれる垂直にそそりたつ崖のような山が威容を放つ。この辺りは空気がとても澄んでいる。夜空を観察しようとしたが、残念ながら月が70%位の状態で明るすぎて星がよく見えない。昔イエローストン国立公園で肉眼ではっきりと見えたアンドロメダ大星雲の感激をを再び味わうことはできなかった。

Casa Grande。ロッジ前にて

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