アメリカ大自然の旅

記         事 写     真
10月18日(水)走行距離:353マイル、565km

 朝5時起床。Jacob Lakeのぼったくりロッジをチェックアウト。早朝なので、まだオフィスは開いていない。仕方がないので部屋にルーム・キーを置いてそのまま出発。勿論、ピロー・チップは置かない。でも、クレジット・カードで支払をしているので、何かロッジ側で不正使用されないかとちょっと心配だ。
 辺りはまだ真っ暗。両側が針葉樹の国道89号線AをPageに向けて走る。この道はGrand CanyonのNorth RimとSouth Rimを結ぶ道路だ。途中Marble Canyonと呼ばれる景勝地辺りで日の出を迎える。いかにもグランド・キャニオンとモニュメント・バレーを足した様な風景で今回の旅行ではベスト3には入る程の見事な日の出の風景だった。広々とした大平原、遠くに南極の氷山のような上が平らな形のMessa、それぞれのMessaには地層が鮮やかだ。中心部付近にはこのグランド・キャニオンを何億年もの時間をかけて作ってきたコロラド川が流れている。道路は10km以上の直線が頻繁に出てくる。
この日のハイライトはLake Powellでのクルージング。できれば1日クルーズに乗船したい。そのためには午前9時までにPage近くまで行かなければならない。まだ早朝ということで、多分ハイウエイ・パトロールもまだ走っていないだろうと思い、殆ど時速100マイル(160km)で走行。でもこの道路余りにも絶景が多く、立ち止まって写真をとることもしばしば。
 結局、Page近くのクルーザ乗船場Wahweapマリーナに到着したのは午前10時前。大急ぎで乗船券売場に行く。10時出港の半日ツアー(5時間)だ。WahweapマリーナからはRainbow Bridge方面のみならず、色々な方面への定期クルーズが用意されている。次回訪問したときは他のも挑戦してみよう。
 大急ぎで乗船。乗船する前、私達は記念撮影された。多分、下船時、写真を交わされるのだろう。クルーザはアッパーデッキとロアーデッキがり、およそ60人程度乗船可能みたい。このときの乗客はおよそ30名。船内ではコーヒーなどのソフト・ドリンクは飲み放題。食べ物は無い。出港前にこのクルーザーの女性船長から挨拶があった。このクルーザー結構快速だった。多分20ノット以上の速度だろう。回りには沢山のクルーザーやモーターボートが航行しているが私あっちの船が一番速い。
 Lake Powellは世界で2番目に大きな人造湖で湖岸線の総延長は3100kmもあるらしい。また「水をたたえたグランド・キャニオン」とも呼ばれているらしい。澄み切った空の色、赤茶けたmessa、ビュートなどとても日本では見ることのできない風景だ。ここは映画「猿の惑星」でもロケに使われたそうだ。あのチャールトン・ヘストンが陸地にたどりついたとき、そこは廃墟となったニューヨークだったというシーンを思い出した。クルーザーはView Pointに達すると速度を落とし色々と解説してくれる。でも殆ど何を言っているのかわからない。およそ1時間半でこのクルーズのハイライト、Rainbow Bridgeに到着。両側を高い崖に囲まれた入り江を船はゆっくりと進む。乗客全員、アッパー・デッキに上り今から見えてくるであろうと思われるRainbow Brodgeを見ようとしている。見えてきた!多くの乗客がビデオやカメラを向けている。
 クルーザーは桟橋に到着。ここから歩いておよそ10分でRainbow Bridgeの真下まで行ける。確かに大きなブリッジだ。高さ88m、差し渡し84mあるそうだ。自然の驚異を感じる。45分間の上陸後、クルーザーは戻る。
 晴れた日にアッパーデッキで素晴らしい風景に囲まれて心地よい風と波しぶきを感じながらうちうとするのはとても気持ちがよい。精神的にもとても贅沢な時間を過ごせたと思う。
 下船して朝方通ってきた国道98号線を南下し、Flagsutaff方面へ向かう。およそ200km先だ。相変わらず真っ直ぐで道幅も広く交通量は日本と比べて格段に少ない。回りの風景も雄大で日本との違いを十分に感じるのだが、もう慣れてきてこの道での感動はあまりなかった。この辺りでレンタカーのオート・ドライブの操作方法がやっと分かってきた。こんなに交通量が少ないとオート・ドライブは本当に重宝する。
Flagstaffに近いところにウパツキ国定公園というのがあるので89号線を離れ公園内に入った。どちらかというと平坦な広々とした草原の公園だ。日本の秋吉台のドライブウエイをもう少し平坦にして面積を数十倍にしたような感じだ。この国定公園、日本では殆ど知られていないと思う。私も事前に道路地図でその存在のみを知っていた程度だ。Visitor Cennterで公園地図を貰う。日本語の案内書があるというのでいただいた。手書きのA4版のコピーだ。とても質素。これによるとこの公園は先住民の遺跡があるらしい。早速その遺跡まで歩いていった。小規模な土で作られた廃墟みたいなものだ。こんなものかということで、すぐに次の目的地アリゾナ大隕石孔へ。途中、とても美しい風景にところを通過。調べてみるとSunset Crater Volcano国定公園らしい。通過して初めてこの国定公園の存在を知った。印象的には八幡平のドライブウエイのような感じ。インターステート40号線に入る。ここは制限速度85マイル。ということでオート・ドライブで95マイルに設定。95マイルといったら約150km。交通量が少ないのと道幅が広く真っ直ぐな道路なので全然 スピード感が無い。やや交通量が多いが私の車が一番飛ばしているみたい。このインターステート、いかにもアリゾナの大平原を走っているという感じ。見渡す限りの大平原で遠くにかすかにMessaなどが見える。地平線まで続くかと思われる真っ直ぐな道路。オート・ドライブが本当に役立つ。
 インターステート40号線を30分ばかり走行すると、やがて焦げ茶色の地に白抜きでMeteor Craterの案内標識が出てくる。アメリカの場合、標識は緑色の地に白抜きが高速道路出口案内、白地に黒が速度制限となっている。アリゾナ大隕石孔への出口付近は人家など殆ど無く、大草原(大砂漠)のまっただ中という感じ。デク地から約10kmで大隕石孔に到着する。時間は午後5時。間に合わなかった。ゲートを閉鎖作業中だった。係員にわざわざ日本から来たのだから少し位見物させてとお願いするが受け入れて貰えなかった。明日の午前9時以降に出直せと言う。アリゾナ大隕石孔は有料の施設。回りはすべて鉄条網で囲まれており、入場しない限り全く見えない。仕方が無いので隕石孔近くの夕焼け空の景色のみを写真撮影して諦め。
 再びインターステート40号線に戻り、明日見物予定の化石の森国立公園近くの町目指して走る。インターステートを走っていると、案内標識が比較的よく整備されているので助かる。宿泊施設とかガソリン・スタンドの近くに来ると必ずその旨の案内がされている。この案内標識を見てHolbrookという町に立ち寄った。ここはインディアンの町みたい。何軒かのモーテルがあったが、私達は三角錐状をしたインディアン・テント風のモーテルに宿泊することにした。料金は50ドル程度。部屋に入った。設備が悪い、狭い、臭い、換気扇の音がうるさい、と最悪。外見に囚われてチェックインしたのは失敗でした。
 しばらくお部屋で休憩した後、車で食事に出かける。なるべく賑わっていそうなレストランに入る。相変わらずステーキを注文する。スープ、パン、ポテト、およそ500g程度のステーキ、コーヒー飲み放題で10〜15ドル程度。それも食べきれない程の量がある。地元の人々で賑わっているレストランはやはりそこそこの内容でした。夜食用にスーパーで水とおやつ程度のものを購入してインディアン・テント風ロッジにもどる。

Marble Canyonでの日の出


Marble Canyon



Marble Canyon



コロラド川



Marble Canyon



Lake Powell 半日クルーズ



Wupatki国定公園
先住民遺跡



インターステート40号線



アリゾナ大隕石孔の側で



インディアン・テント風モーテル

戻る NEXT