アメリカ大自然の旅

記       事 写   真
10月23日(月)走行距離:549マイル、878km

 午前5時起床。テレビをつけると、アリゾナ州を中心として大雨が降ったそうだ。かなりの被害が出ているみたいだ。旅行日程が3,4日遅れていたら私達も被害に遭ったかもしれない。幸い私達がアリゾナ州をドライブしているときは快晴続きでした。
 私達のドライブも2日間殆ど雨だ。まだ10月だというのにアスペンの森付近は雪で通行できないという異常気象みたい。モーテルのオフィスはまだ開いていないので部屋にルーム・キーを置いて出発。昨晩食べたレストランで朝食。昨晩と同じテーブルについた。昨晩と同じウエイトレスだ。愛想が良い。昨夜チップを弾んだらか・・・。とにかく私達を覚えてくれていた。外国のウエイトレスとかウエイターはとにかく客にサービスしようととても頑張る。日本ではとてもサービスが悪い給仕のレストランもある。こういうお店チップ制にすると変わるのでしょうね〜。多くの外国ではチップ制は普及している。レストランの場合、私はサービスの内容により飲食代金の5〜15%をチップの目安としている。非常に待たされた、味がとてもまずい、愛想が悪すぎるというような場合、チップを渡さないこともある。
 この日も小雨模様。本来はシーダーブレイクス国定公園に行きたかったが、標高がかなり高く通行出来ない可能性があるとのレストランの人の話で断念。
 Las Vegasを経由してデスバレー国立公園に向かう。Panguitchから連邦道89号線を北上し途中で州道20号線に入りインターステート15号線に入る。インターステートまでおよそ40マイルの道のりだ。早朝なのでまだ車は殆ど走っていない。州道20号線に入るとまたもや峠越え。路肩には残雪が多く残っている。
 インターステート15号線に入る。さすがに幹線道路、交通量は多くなる。でも殆ど90マイルのオート・クルーズで走行できる。殆どの車はオート・クルーズで走行しているのだろう。私の車が一番速いみたいだ。でも他の車より3,4マイルだけなのだけど。前を私より少し遅い車が追い越しをかけていると、オート・クルーズを解除せざるを得ない。前の車、後続車のことなんか全く気にしていないみたい。マイペースでゆっくりと追い越しをかけている。といって、アメリカ人、後ろを見ていないというわけでもなさそう。車線変更時は実に慎重に行っている。
 Las Vegasに向かう途中でザイオン国立公園に立ち寄る。Kolob Canyons Visitor Centerはインターステートの出口すぐ側にある。およそ10kmのKolob Canyon Roadを走る。壮大な崖が見える。雲が低くたれこめ、そびえ立つ岩山の中腹に雲がかかっている。赤茶けた岩山と低い雲で一風変わった水墨画の世界だ。
 10km先で行き止まり。引き返し再びインターステート15号線でLas Vegas方面に行く。Las Vegasに近づくに連れて雨足は強くなってきた。ワイパーを最高速にしても前が見えないという強い雨にも出会った。けたたましく汚れた車をきれいにする絶好の雨だ。でも雨が強すぎて車の運転少々怖い。さすがに皆、徐行している。徐行といっても50マイル程度だろうか。100マイル近い速度で走っていて50マイルまで落とすと超ノロノロ運転に感じてしまう。
 Las Vegas市内に入った。Las Vegasも大雨。砂漠のまっただ中の町Las Vegasでの大雨は珍しいのだろう。Las Vegas市内をそのままインターステート15号線で途中で州道160号線に入る予定だが、Las Vegasはさすがに大都会。今まで片側2車線の高速道路が6車線にまで増える。おまけに大渋滞。雨で事故があったらしい。車線変更が難しい。端の車線を走っているとそのまま違う路線に抜けたり、出口になりかねない。案内標識とカーナビの情報をしっかりと把握。カーナビの精度、Las Vegasではどうも悪くなるみたい。3つの人工衛星を利用しているらしいが、衛星電波をうまく捉えられない場合が多いみたいだ。2kmの大渋滞をやっと抜ける。雨の中、車線数が多いと運転はとても緊張する。
 大渋滞に巻き込まれている途中でトイレに行きたくなった。早くインターステートを抜けなければと焦る。何とか州道160号線に抜ける事ができた。もうこの頃は殆ど限界。Casinoの施設があった。駐車場に入るが駐車スペースが無い。もう我慢できない。仕方が無いので身障者用スペースに停める。アメリカでは健常者は身障者用スペースにはまず停めない。子供とか身障者に対してすごく保護しているという雰囲気を感じる。後ろめたさを感じながら大急ぎで建物の中に駆け込む。Rest Roomがなかなか見当たらない。うろうろ顔をひきつらせながら探す。やっと見つけた。もうダメ〜。というところでぎりぎりセーフ。
 ガソリン・スタンドに入る。セルフだ。自分でクレジット・カードを入れて給油しなければならない。カードを入れる。ZIP code(郵便番号)を入力せよと給油機は指示してくる。郵便番号といっても日本の郵便番号では桁数が違う。給油諦め。郵便番号を入力しなくてもよい給油機もあるが、クレジット・カードが正しく読めないというような事態が頻繁に起こる。セルフで給油する場合、3回のうち2回はこういった理由で給油できない。
 Nevada州道160号線。延々と続く真っ直ぐな道。如何にもアメリカ大西部のドライブという感じ。空はどんよりと曇っている。Death Valleyは殆ど雨が降らないところと記憶していたが、今から行くDeath Valleyも雨が降っているのだろうか。
 デスバレー国立公園内に入った。デスバレー国立公園はとても広い。13626平方キロもあり、これは長野県と同じ広さらしい。州道190号線を入る。
 Zabriskie Pointに到着。ここからは黄金色をした小さな山襞が現れる。今までにみたこともないような色彩だ。山襞は巨大という程のものではなくて手頃な大きさのため、景観的にはすばらしい。こんなものかというところで記念撮影を済ませ次ぎのポイントへ。
 Bad Water:一面真っ白な塩の平原。そんなに広さは感じなかった。観光客は沢山いたがあまり印象的ではまかった。ここは海抜マイナスらしい。
 Devils Golf Garden:薄汚れた感じの塩の塊がごろごろしている。深さ30〜50cmの襞状になっている。ここもあまり印象には残らなかった。ここへ来るにはオフロードをおよそ1km走らなければならない。したがって観光客は少なかった。
Artists Palette:色々な色の岩肌があり、まるで画家のパレットみたい。
 Visitor Center:今まで訪問した各Visitor Centerの中で一番大きい。博物館もある。係員の女性はとっても親切だった。
 Sand Dune:砂丘地帯。駐車場から眺められる。砂丘まで歩いていけるがかなり大変そう。砂丘の高さはおそらく50m以上あるだろう。こんな砂丘の上まで行くなんてとても大変。鳥取砂丘よりもはるかにスケールは大きく感じた。
 Death Valley国立公園の公園の広さに比べて各View Pointは今まで訪れた国立公園に比べて何となくスケール感に欠ける気がした。
 連邦道190号線を経由してLone Pineに向かう。およそ140kmのドライブだ。もう夕方。今から峠越えだ。マイナス80mから1500mの峠まで駆け上がって行く。上り坂だが真っ直ぐなうねった道が続く。対向車が来ないのを確認して、こういった道で速度を上げて走ると面白い。時速100km以上でうねった道の小さな峠を越えるとき宙に浮いたような感じになる。また谷にを通過する場合は多少のGを感じる。このドライブではとても美しい夕焼けの光景を目撃できた。黒い山の影、赤と黄金色の雲の色、下方に見える薄暗い湖面の色。今まで見たこともないような感動的な夕焼けシーンだった。展望台にしばらく駐車して感動に浸る。
 回りは真っ暗になってきた。Lone Pineに向かう州道190号線。ヘアピン・カーブが連続し、道幅が狭い。路肩は高さ何百メートルもあろうかと思われる崖。ガードレールなんてない。対向車が来ないのを祈りながら必死で運転する。曇り空のため回りは殆ど見えない。ヘッドライトの明かりだけが頼りだ。どんどん高く登っているようだ。ドライブすることおよそ2時間。疲れてきた。本当にこの先宿泊するようなところあるのか少し不安になる。
 Lome Pineの街明かりが見えてきた。何とか宿泊先を確保。少し休憩した後、近くのレストランへ。ここの給仕の女性、日本語が上手だ。昔、鹿児島で生活していたらしい。お陰で日本語で正確に注文することができました。すぐ隣に日本人カップルの方が食事していた。久々の日本人。Lone Pineという日本では殆ど知られていないと思われる街で日本人とお会いできるのは奇遇。しばらくそのカップルの方とお話しながら食事。関西空港から来られ、今ヨセミテから来たということだ。彼等から道路情報を得た。ここからヨセミテに行くためにはTioga Roadというのを通らなければならない。そこは標高3031mのところもある。雪で閉鎖されていないか心配だった。前日のブライスキャニオン国立公園で標高2400m、銀世界だったので標高3000mはもっと雪がひどいと予想していたが、全然問題なかったとの話で安心した。
 

虹がとてもきれいでした


Zion国立公園
Kolob Canyon Roadにて


インターステート15号線



Death Valley国立公園
Zabriskie Point



Death Valley国立公園



Death Valley国立公園
道路工事現場



Death Valley国立公園
私の経験で最高に感動した夕焼けの光景

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