アメリカ大自然の旅

記         事 写    真
10月24日(火)走行距離:264マイル、422km

 午前6時前、起床。昨日の長距離ドライブの影響か今日は少し起きづらかった。チェックアウトを済ませ、昨晩と同じレストランで朝食。昨日の日本人カップルも方も先にいた。お隣に座る。今からDeath Valley方面に向かうらしい。帰りは10月28日、ロスアンゼルス発の関西空港行きということだ。またロスアンゼルス国際空港でお会いできるかもしれないと思いつつカップルは先に店を出て行かれた。私はここではパンケーキ2枚とコーヒーを注文した。このパンケーキがまた大きい。直径20cm以上はある。隣のアメリカ人の食事内容を見て驚いた。パンケーキ3枚と500g以上はあるかと思われるステーキ、山盛りのポテト・フライ。全部平らげていた。アメリカ人は実によく食べる。肥満者が多いのがうなづける。でもアメリカ人は全般的にとてもエネルギッシュだ。メリハリが効いている。
 連邦道395号線を北上してヨセミテ国立公園の入口の町、Lee Viningへ向かう。この日は快晴。395号線を北上するとかなり長い間Sierra Nevada山脈が左手に見える。Lone Pineからはアメリカで最も高い山、Mt.Whiteny (4348m)が見える。山肌は濃い青みがかった灰色、上部には雪が積もっている。それぞれの峰は尖っている。上高地から眺める穂高連峰を横に長くしてスケールアップしたような感じだ。スイスの車窓から見るヨーロッパ・アルプスを思い出した。395号線を北上すると大方、左手が荒々しい4000m級の山々が連なるSierra Nevada山脈、右手が赤茶けた砂漠地帯だ。空の明るい青と実によくあっている。今までの赤茶けた岩山の風景とは異なる。Lone PineからLee Viningまでは125マイル。晴れているととても快適なドライブだ。およそ2時間のドライブだが、殆ど時間の経過を忘れてしまう。
 Lee Viningの町が見えてきた。小高い丘陵辺りか見るととても美しい。左手にYosemiteの山並み、右手に砂漠と薄青い色をしたMono Lakeが見える。Mono Lakeは地図で見るととても小さいがそれでも福島県の猪苗代湖よりは大きい位だろう。
 Lee Viningの市街地に入る手前でヨセミテ国立公園に向かって左折する。州道120号線、Tioga Roadと呼ばれている。Tioga Roadに入ると、大きな山が眼前に迫ってくる。これから標高3000m以上までどんどん上って行く。乗鞍岳スカイラインよりももっと標高が高い。けれども、傾斜とかカーブはきつくない。殆ど60〜80マイルの速度で上って行ける。頂上に雪を被った灰色がかった巨大な山が次から次ぎへと現れてくる。これらの山は3000〜4000m級の山だ。道路沿いには時折小さな湖が現れる。Ellerry Lake、Tioga Lake、Tenaya Lakeなどだ。
 Tioga Lakeからの景色がよく印象に残っている。湖面に湖の向こう側の山並みを完全に映している。やや紺がかった湖面の色。この辺り観光客も少なく比較的静かだ。Tioga Lakeを過ぎると公園の料金所だ。ちょっぴり自慢げに大枚50ドルで購入したGolden Eagle Passportを見せる。もう完全に元は取り返している。料金所から10km程度まではとても景色がよく快適なドライブが楽しめる。でも、そこからおよそ30kmはつまらない。道幅は狭くなり両側は木々に囲まれカーブも多い。前に速度の遅いキャンピング・カーがいるとなかなか追い越せず退屈なドライブが続く。すごく長い時間走っているような気がする。
 Big Oak Flat Roadという道に入る。相変わらず追い越し禁止で道が狭く曲がりくねっている。前をのろのろ走るキャンピング・カーが邪魔だ。やがて昔、ヨセミテでの森林火災跡が見えてくる。枝がなく幹だけの焼けただれた木々が無数にある。とても広い焼失面積だ。大木は焼けごげてはいるが、もう低いところでは新しい木々が緑の葉をつけて成長してきている。山が若返ろうとしているようだ。
 公園の料金所を通過してからおよそ1時間、やっとヨセミテの中心地Yosemite Valleyに到着した。まずはEl. Capitanと呼ばれる垂直に切り立った崖に驚かされる。高さ1095mもの垂直の花崗岩の岩山ということだ。アメリカでも最も人気のある国立公園らしく、多くの観光客がいた。Yosemite Valleyは一方通行があり、一部シャトル・バスでなければ通行できないところもあり、初めてここを訪問した私達は、現在地不明、どこへ行けばよいのか当初分からなかった。
 まずはVisitor Centerに行き、地図と新聞を貰う。遅い昼食を食べ、それからGlacier Pointと呼ばれる絶景のView Pointまでドライブすることにした。
 Glacier pointへ行く途中Tunnel ViewというView Pointがある。ここも絶景。ツアー客が沢山いた。目の前の特にEl.Caitanが素晴らしい。
 Glacier Pointまでのドライブは退屈だ。森林の中をくねくねと走っていく。距離もかなりあり、ツアー客はあまり来ないみたいだ。Yosemite Villageからおよs1時間のドライブで到着。景色は抜群に素晴らしい。YosemiteのシンボルといわれるHalf Domeとほぼ同じ標高でHalf Dormを側面から見渡せる。世界で3番目に高い滝、Yosemite滝(739m)も見えるが残念ながら水は落ちていない。滝の部分の岩の色から、あの部分がYosemite滝だと分かる程度だ。その他Nevada滝、Vernal滝などが見えるがスケール感は殆ど無い。翌日Vernal滝の側まで行って見たが、Glacier PoinからVernal滝を見ると人工の小さな排水溝程度にしか見えない。実際は高さ50m以上、幅3m位で水量も豊富な滝なのだ。Glacier Pointからは遠くの4000m近い山々も見渡せる。多くの観光客が岩の上などに腰掛け見とれていた。
 少し早いが今夜の宿泊先を探しに戻った。Yosemite公園から出てとにかくモーテルらしきものを探す。公園を出たすぐのところEl Portalというところで宿泊可能かどうかをチェック。宿泊可能だった。お値段は112ドル。少し高いと思ったが、公園のすぐ側なので仕方が無いと諦める。部屋に入ってみた。とても豪華、広い、ベランダもある。お風呂はとても大きな浴槽でジェット・バス。ベランダの前はMerced川。ここのレストラン、混んでいてサービスは良くなかった。待たされてばかり。料理もいまいち。
食事を終え、ジェット・バスでくつろぐ。湯上がりにベランダでMerced川のせせらぎを聞きながらコーヒーを飲み暖まった身体を冷やす。星空はとても美しい。実に優雅で贅沢な時間を過ごす。
 夜明け前、ベランダに出た。オリオン星座が見事に見える。双眼鏡を取り出しオリオン星座の3つ星の下にかすかに見える3つ星辺りを見る。倍率を下げて見るとオリオン星雲がはっきりと視認できる。


Sierr Nevada山脈








Lee Vining


ヨセミテ国立公園



ヨセミテ国立公園



ヨセミテ国立公園


ヨセミテ国立公園



ヨセミテ国立公園
El.Capitan



ヨセミテ国立公園
Half Dome
Glacier Pointから撮影

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